ひっそりとした山の中に
一筋の銀色の水が
きらきらと輝きを放ちながら
そばに開く大きな葉に
花を咲かせるように
静かに脈をうつ

時折り光が流れの中で止まり
うたかたとともに消えてゆく ....
誰かが歩いたその道は
とても綺麗で心地よく
一つ一つが細やかな
心を配る安らぎに
できればじっと止まりたい

誰かが歩いたその道が
通行止めと閉じられる
一人一人が大切な
心の中の入 ....
生活という枠組みをいつも
穏やかさと野蛮さでもって
埋めてしまいたいと思っている

ただ一人の人を想う事さえ
億劫になるほどの
気持ちのよい自分のテンポで

強かに踊れるって
素敵で ....
蝉時雨も止んだというのに
真昼の喧騒が
じりりと
耳に焼き付いたのを
両手で塞いだ

鳥の群れが西をめざし
灯火色した空に
消えていくのを
門口に焚いた火とともに
静かに見ている
 ....
暑き夏歌を詠もうと外出れば
  流れる汗に言葉は止まる

詩を放棄しなくてはならないほど
言葉が出せない
頭の中で淡く思いつく言葉たちは
ペンに伝わるまでに溶けてしまう

それは熱した ....
、、、、、、、、、、、、、世界が半分で折りたたんで悲しんでいる


、、、、、、、、、、、、、悲しみのはじまりははじまりはおわり


、、、、、、、、、、、、、涙を流すほどの悲しみはない
 ....
月明かりの眩しい夜
少年は天使に出会った
天使は白いワンピースを着た少女で
淡い空色の瞳に純白の翼が生えていた

少年は天使に尋ねる
「どうして翼が生えているの。」
「神様のお使いをする ....
平和は考える前に
願うことから始まる

一人一人の願いが集まり
それが社会となることを
みんなが願う

歴史はその願いを
裏切ってきたのかもしれない
けれども
これからの未来には
 ....
その朝 北の窓辺のカーテンは ゆっくりと
大きな呼吸した

潮の香りは
「訪ねよ さすれば 息つく夜を捧げよう」
鳴く鳥に委ねた

わたしは
一日中 呼吸していた

呼吸する潮の香 ....
通り雨が上がったら
買い物に出かけよう

少し錆びたギターの弦と
磨り減って持ちにくいピックを
新しく買い替えに行こう

心にいつも引かれている
五線に音符を並べながら
誰にも聞かれ ....
毎日ひとつ
卵を産んで
1年を
365日で過ごす
鶏の生涯は
凄まじいものと知る
夜を込めた清少納言は
雌鳥も知っていただろう

鬨の声を上げて
殺到する軍勢を
風車がなぎ倒して ....
 灼熱の太陽
 歩く道はアスファルトに反射して
 額から汗がにじみでる
 今日も汗をハンカチで拭いながら
 宇治川のほとりを歩いた
 思い通りに行かない人生
 クーラーの効いた部屋の中で
 ....
炎天下の路上に 
{ルビ蝉=せみ}はひっくり返っていた 

近づいて身をかがめると 
巨人のぼくにおどろいて
目覚めた蝉は飛んでった 
僕の頭上の、遥かな空へ 

瀕死の蝉も、飛んだん ....
明かり消えていく街角の電灯

軋む踊るその心のマーチ

空が夕に染まる街の中心

駆け抜ける僕の未来の形

不安で泣いた夜も

深く突き刺さるトゲも

早くぬきとっ ....
ぼくは歩き続ける
歩き続ければ
何かがあるかもしれない
何かが見つかるかもしれない
何かを感じるかもしれない

立ち止まれば楽だけれど
止まり続ければ
昨日のぼくのままで
今日という ....
雨が降り出したら
お互いに傘持っていても
相合傘しないともったいないよ

誰にも邪魔されない
二人だけの空間
触れ合う身体とココロ
いつもより少しだけ雨、喜ぶ

あなたに縋りついて歩 ....
からからと跳ねつつ下り
流れゆく清らな水の
その音に誘われたのか
遠くから鳥も近寄る

さらさらと弾みつつ行き
進みゆく青らな水の
その色に魅せられたのか
高くから雲も眺める

ゆ ....
繰返してはいけないと思っていても
繰返してしまう
それはちょうど悪戯っ子が
すぐにばれてしまう悪戯を繰返すのに
似ているのかも知れない
かまって欲しいわけでもないし
誰かに判って欲しいわけ ....
生きるものにとって
その生の躍動が大きく羽ばたく頃
森の中にそっと足を踏み入れる
静かな朝

光が遮られた場所には
シダの葉が青々と続き
時よりの木漏れ日は
地面の土を黒々と照らす
 ....
まどろんだまま
深く吸った息で
体中に雨が透る

窓辺においた手紙が
濡れているのは雨のせい

滲んだ青いインクの
消えかけた名前を呼んで

雨の一粒一粒が
体の中で弾ける
ソ ....
荒れ地に自由が生まれた

わずかな緑が生まれ
小さいながらも花も咲く

荒れ地はどんどん広がった
同時に大きな草花や大木も
かわいらしく鳴く小鳥たちも
やってきた

いつしか荒れ地 ....
私たちはこれから
一人で歩いていかなければなりません
今いる場所はとても安定した
自分にとって慣れたところ
でもここにいては
ここにいるだけの人です

ここにいる人から
ここにいた人に ....
散々泣いた夏の雲は美しくたち
もうじき夕暮れの風鈴の音色は
甘くて遠い気がして

少し懐かしい思い出は記憶からこぼれだし
涙色の青空に蝉の賑わいは
必ずしも必要ないのかも知れない

狂 ....
人はみな詩人である
言葉を操る才をもち
その感情を記号化する
その文字は伝達に止まらず
心と心を伝えあい
いつしか人に詩が生まれる

人はみな画家である
色を操る術をもち
その感性を ....
買い手のつかぬまま
何年か空き地だったお隣に
店舗兼アパートが建った
店舗といっても
コインランドリーのせいか
雨の日以外は閑散としている
アパートもまだ空いたままで
梅雨明けのあとは
 ....
人間って悲しいなあ

そういう現実をつくりだしてる自分

変わろうと思ってもそう簡単に変わらない
エゴの悪循環


あなたに出会い
ぼくはぼくの悲しみに出会った

悲しみよこんに ....
嵐の去った夏の空は
純粋な空が広がり
地上には青い風が流れる
暑い気温でも空を見れば涼しい

雨の通った夏の道は
透明な雫が続き
地上には青い風が流れる
汗が落ちても雫を見れば清々しい ....
いいかい
君がいくら誰かに不満をもっていても
君が何も言わなければ
君の不満はどんどん膨らんでいき
頭の中がぜんぷ不満だらけになってしまうよ
君の頭の中だけが不満なんだよ
みんなが満足して ....
人間は汚れている。身も心も。 
人の世のニュースを写すテレビ画面の中で。
私の姿を映す鏡の中で。
全ての日常は、色褪せていた。 

  * 

一人旅の道を歩いていた。 
信濃追分の風 ....
一.

なんだかね
スーパーに行ったんだ
この街は夏でも冷房とかあんまり無くて
でもそのスーパーにはあって
涼しくて
何買うわけでもないけどね
近くの中華料理屋の中国人たちがいつもどお ....
Rin.さんのおすすめリスト(1711)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
渓流- ぽえむ君自由詩13*06-8-16
誰かが歩いたその道は- ぽえむ君自由詩7*06-8-16
ランドスケープ- 藤原有絵自由詩3*06-8-16
灯火- LEO自由詩19*06-8-16
言葉は溶けてゆく- ぽえむ君自由詩7*06-8-15
no_more(- ふるる自由詩10*06-8-15
空を飛ぶ夢- ajisai自由詩6*06-8-15
平和を願う- ぽえむ君自由詩9*06-8-15
ばんかのはごろも- ひより自由詩10*06-8-15
通り雨が上がったら- 松本 卓 ...自由詩606-8-15
累卵の誉れ- あおば未詩・独白5*06-8-14
真剣に- 山崎 風 ...自由詩306-8-14
路上の蝉- 服部 剛自由詩14*06-8-14
都会のミラーボール- こめ自由詩906-8-14
ぼくは歩き続ける- ぽえむ君自由詩3*06-8-14
相合傘- 夏川ゆう自由詩106-8-14
清らな水を追いかけて- ぽえむ君自由詩7*06-8-13
それぞれの夏- 恋月 ぴ ...自由詩28*06-8-13
過ぎゆく時の中で- ぽえむ君自由詩8*06-8-13
雨に目覚める- LEO自由詩15*06-8-12
荒れ地- ぽえむ君自由詩5*06-8-12
旅立ち- ぽえむ君自由詩5*06-8-11
東京番外地- プル式自由詩10*06-8-11
いつしか人に- ぽえむ君自由詩8*06-8-11
立秋- LEO自由詩10*06-8-10
人間って悲しいなあ- 七尾きよ ...自由詩4*06-8-10
青い風- ぽえむ君自由詩10*06-8-10
力の限り想いを語れ- ぽえむ君自由詩7*06-8-10
信濃追分の風- 服部 剛自由詩17*06-8-10
LECHE- 水在らあ ...自由詩24*06-8-10

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