自己顕示しすぎみたいな
そんな太陽
輝きすぎて
うざい
隣では絶望の淵を見つめる
そんなふりをして
心配して欲しそうな人間
うざい
心の隅の、
その隙間か ....
けはい
が、まず私を脅かし
におい
が、とりまく空気を包みこむ
たいおん
は、右腕から波のように
かんしょく
は、夢の中の現実
侵される 私
交じり合う のは
そば ....
重くなる背に
無鉄砲の銃声がこだましていた
いつまでもいつまでも
彼の銃声はこだましていた
『無鉄砲の銃声』
僕と彼は幼馴染だった
自己紹介カードの趣味の欄に
『無鉄 ....
わたしがよく行くカレー屋の
インド人の店員さんは、とってもいい人
インドのことをいっぱい教えてくれる
コーラをサービスしてくれる
街で会ったら挨拶してくれる
「わたし、カレーが ....
引金を引け
速やかに迷い無く、目標を強く見据えて
怠惰は瞳を醜く歪ませ
焦躁は感情を抱き殺す
引金を引け
指先を震わす暇など一時も無い
目を逸らす弱さなど根から ....
目覚めはいつも緩慢で
やわらかな鉛みたいな
身体に一つひとつ
いい聞かせるみたいに
六月の晴天は煤けた倦怠
諦めたように起きあがって
意味もなく窓の隙間から
....
いつか 夢は科学と名を変える
そして 祈りは綺麗事と名を変える
人は 死ぬために生きるようになる
こんな愚痴が 真実と名を変えたりする
そんな真実が 今日も 世界を 変えていく
ぼくは詩を書きたい
自分が自分であるために
今日を今日とするために
心は起立する
今日もまた
朝の散歩をしていると
起きる心に出会いました
灰色の雲が流れる空は
今日一 ....
つるかわ
つり革の下には
振動する幽霊の手が
ぶらぶらしているよと
嫁のもらい手がないよと
節だらけの拳を振る
明治生まれの大伯母に
呼ばれたような気がして
リノリウムの床を
....
早朝
カーテンを開くと
蛾が一匹
網戸にへばり付いていて
不愉快だから
乱暴に網戸を開き
勢いよく締める
羽をばたつかせ
それでも飛ばない
白昼
食事から戻っても
蛾 ....
閉じ込められたように
草は伸びる炎天下
空は薄く笑い
透明な宇宙を透かしてた
線引きの雲
飛行機雲
地震雲
鳥居またいで此処の世は何処だ?
ラジオノイズにアナログの願い
島だ ....
真夜中には出掛けましょう
「抜け出す」後ろめたさはありません
それを叱る人もいません
昼間グランドを駆け回っていた
少年少女は今頃健全な夢の中
グランドが闇に染まったら入 ....
100と0
それでも足せば100だけど
アタシ一人の 100はシンドイ
ヤメちゃおう
もうヤメちゃったと言ってみる
こんなときだけ 意志が強い
なぜ
肩掛けのカバ ....
ブルーベリージャムの あまずっぱい朝に
「お早う」と言って
庭へ目をやる
すっと口許に手をそえ
ちいさな欠伸
すこし涙がじんわり
(うつむいて)
すっと小さな海をふちどる
縁側でやんわ ....
私の辺りはぼやけて霞んでうつろ
どろり
と冷たい濃い乳白色の霧に
まるで
胎児のようにつつまれてる
この耳に聴こえるのは
高い空から降ってくる微かなおと
....
13月32日
君に会えて良かったかもしれないって、思えたから、ありがとう。
{引用=
10年後、また、あの場所で会おうね。
}
そのときは、きっとお酒も咽ずに、堂 ....
こんな晴れた日に 風に吹かれて
綺麗に咲いた野原の花々を見てあげることは
狭い教室に詰め込まれて頭を酷使することより
大事なんじゃないだろうか
そう思っただけなのに
成 ....
*翔る*
頭上の
ヘリコプターに向けて
大きく両腕を振る
「おーい」って叫んだ
何度も叫んだ
声だけが
翔けていく
*風*
自転車の
ペダルを漕ぐのも
間に合 ....
君から何かもらえるなら
私は何をほしがればいいだろう
モノでも
コトバでも
私はきっと満足できない
キミじゃなきゃ満たせない
だから特権をちょうだい
....
それは私の先生で
それは私のアートで
それは私の乱雑さで
それは私の趣味で
それは私の好みの男性で
それは私の好みの女性で
それは私の理想の人で
それは私の欠陥部分で
それは私の詰 ....
ぼくは詩人
星の光は心に希望を
心の希望は人に勇気を与える
今日もまた
夜の散歩をしていると
たくさんの星に出会いました
いつもの星空よりも
たくさんの星が広がる
....
君の歌
聞きたかったのに
おいしいお酒も
もっともっと
一緒に
もうすぐ
夏が来る
青い青い空
見上げるしか
君の歌は
どこ?
たくさん たくさん歩いて
もう一歩も歩け ....
遠ざかる青いカンパスの咆哮が、
夜の鋭い視線に切り裂かれて、
街は、暗闇の静脈を流れるひかりのなかで、
厳かに再生されてゆく。
落下し続ける星座の森が、映し出されている、
高層ビルの滑らかな ....
いつものスタジオでいつものメンバーで
いつもの歌を歌ってる
みんな暇なとき集まって練習
このひとときが面白い
カラオケでもいい
バンドでもいいとにかく歌が歌いたい
....
雨の中
セカンドバックに
滴がポタリ
そして吸い込む
郵便屋さんの
青いシャツが
水玉模様の痕
緊張している
ナスタチウムが赤と黄色で
咲いている。
この花エディブルフラワ ....
だいじな物を二つだけ選ぶとしたら
まずコートとシナチクを選ぶ
その後 別にどっちも必要じゃない事に気づいて
二つとも捨てた後 必要な物を必死に考える
缶詰や リュックや 愛や 死体や
体 ....
花ならば君を待つのも安きこと
ラベンダー蒼きこのうすにおい
この想い忘れてしまえマーガレット
花びら散らし涙にくれる
ローズマリーやさしい罪は思わせぶり
....
千代紙こうてくれへん?
匂い付きのやつやで。
嗅ぐと、鼻の奥んとこが、ジーンとなんねん。
何や懐かしいこと、思い出せそうで、思いだせへん
あわーい陶酔があんねん。
千代紙には。
何でやろ、 ....
どうやら朝を迎えたような気がする
朝の日差しに目覚める窓ひとつ無い部屋
暗闇に閉ざされたキューブとでも
例えられそうな この狭い部屋のなかで
確かに感じられるのは
未だ眠りから覚めぬあなたの ....
ねぇもっと踊りましょう
アハハと笑って
イヒヒとお腹を抱えて
人生楽しんで楽しんで楽しんで
そうしたら泣き顔も
きっと楽しめるようになるから
ねぇもう少し踊りましょ ....
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