花に覆われた三つの岩が
波のように重なったまま
夕陽のなかでまたたいている
荒地と同じかたちの雲が
荒地と同じ光にざわめく


闇の内に闇の葉があり
閉じたまぶたをはざまに ....
さみだれを      五月雨を
あびてまさしく    浴びてまさしく
かんじわずらい    感じ煩じ
うつむくを      うつむくを
すくいごころと    救い心と
みずたまり   ....
ぼくは詩を書きたい

自然がもたらす恵は
人にとって心の糧

今日もまた

朝の散歩をしていると
夏に出会いました

川に沿って続く草花の帯

その中で風が遊びまわる
草を生 ....
朝の空気の
光に濡れた
清々しい香気に、
私の五感はしとしとと沈み{ルビ水面=みなも}をみあげる重く熟した金属の愁い。

空間をよぎる
不透明な視線は、
無知な陽炎となってさえずり虚空を ....
鐘の音が響く
それは終わりの合図
吹きっさらしの風が指を抜け
僕はどこまでもそれに乗る

来る日も来る日も僕は風に乗り
どこまでも どこまでも

目まぐるしく変わる 
世界は続く
 ....
草の内の金の廃坑
砂に降る雨に
{ルビ慄=ふる}えに
夢みられている原
路のまわりを行き交う
光の灰



今日の最後の雨粒
濡れた手のひらと
空との間にある瞳
雲 ....
もう見えない昨日の太陽

もう見えない昨日の満月

もう見えない昨日の夕陽

もう見えない小さい頃の思い出

もう見えない君の笑顔

もう見えない世界の裏側

もう見えない僕の ....
グラスに揺れるオレンジジュースの

意義がないかもしれない意味が

誰かのノドを潤すことで

巧妙に隠蔽されたとしても

オレンジジュース自体の気品のようなものが

損なわれること ....
カフェインが入ってないコーヒー
それは少し刺激が入った癒しを求める事
ただその刺激はほんの少しで
あまり強くはない
そんなコーヒーを毎晩求めて
今日も台所の片隅に
冷蔵庫を開けて彷徨ってる ....
笑ってたんだ
笑ってたんだ
きっと
あったかい土に抱かれて
優しい雨に愛されて
まだ見ぬ地上の風に憧れて
君たち 泥んこぼうず達は
笑って
幸せに
暮らしてたんだ
そして 素直に育 ....
ぼくは詩を書きたい

当然に疑問を抱かないことが当然ならば
疑問を当然とすることが疑問である

今日もまた

朝の散歩をしていると
清風に出会いました

この風は太陽からつくられ
 ....
 暑いよね、暑いですよねと会話する二人は何故かつきあっている


 予報なく気づかずに降る五月雨も君を迎えに行けるのならば


 傘をさす理由をなくし歩いてる濡れてもそれで満足なの ....
ぼくは詩を書きたい

ふさわしい名はつけるのではなく
生まれるのである

今日もまた

朝の散歩をしていると
葵に出会いました

人が生まれるまえから
そこにあり
その葉は人の ....
五月の あまりの美しさに

ことばを 失ない

その 緑 みどり…


 透きとおる五月

 優しさにみちて

 息 と 声 は

 とおくあおく 呼ぶ
 ....
クッキーかじって
コーヒーで洗い流せば

なんとかなるさと

誤魔化しながら
前へ進める

コーヒーすすって
タバコふかして

とりあえず

なんとか
なるものさと

 ....
大きなあくび一つで

僕はまだ見ぬ未来に

真実の輪を一つ問いかけた

散らかった部屋の中で

君への気持ちも散らかっていて

どこに行ったか分からなくなったよ

万華鏡を覗く ....
もう都会は

もう蜃気楼しか見えなくて

本物のか現実か分からなくなっているよ

マンションから吹かれるつむじ風に

冷たさを覚えた

誰もいないプールサイドで

服を着たまま ....
ぼくは詩を書きたい

たとえ自分を見失ったとしても
進むべき道は必ず存在する

今日もまた

朝の散歩をしていると
静寂に出会いました
 
林の中
光をも遮り
薄暗いその空間は ....
 おやすみと言う言葉をすると
 何故かかえって目が冴えてしまう
 眠りにつく街
 その中静けさの中で
 鼓動だけが響き渡る部屋

 涙は流せば流すほど
 吟醸度が下がってしまう

  ....
足りないんだ

なにか

必要なもの?

よくわからない

足りないことはわかってる
だから 内緒で探してみる
だから ついつい拾ってみる
時にそれは枯葉だったり
時にそれはカ ....
みんなはやく おとなに
なろうね なぜって 
こどものころは だれでも
ひとことで せかいをほろぼす
ことばを しっているから
わたしがナミダチョキンを始めたのはいくつの時だったか。

納得がゆかぬことで父に叱られ泣いて、泣いた事でまた叱られもっと泣いて
その泣き方が悪いとまた叱られナミダ涙の悪循環。
いつしか泣いたら ....
目を閉じて見つめる
記憶の中・・・・
 

小さい頃のわたしが
若葉の蔭で
耳を澄ましている
 

「何を聴いているの」
と たずねたら
「こもれび」
と 言って上を向いた
 ....
ぼくは詩人

苦しいときこそ
明るい心

今日もまた

朝の散歩をしていると
優しさに出会いました

 苦しいときに
 苦しいと言ってしまえば
 それは苦しい

 苦しいと ....
少年は汗をかきながら

夕焼け間近の商店街を

猛スピードで自転車をこぎ

君がいる駅まで全力で向かった

夏の太陽のせいで焼けた真っ黒な肌を

引きずりながら

何人もの人を ....
金色に染め抜かれた黄昏の中で
一人ブランコをこぐ
おもいでは
陽だまりのようにあたたかく
消え残りの夕光のように
淋しくそこにゆれている
 もう届くはずのない
 ぼくの声
 もうあの笑顔は 
 ぼくの瞳に映らない

 あれから3年
 月日は季節の移ろいの中
 思い出だけが膨らみ薄らぐ

 希望に満ちてた
 あの頃 ....
風が吹き抜ける
うたから零れる水滴に
滲んだかなしみを知る

きみを包む町から
初夏の気配を纏って訪れたうたは
インクの匂いをさせながら
紙を静かに滑り落ちて
こころの中に海を創る
 ....
どんどん沈んでいく太陽が

真っ赤に燃えていた

見とれていて僕は今日がもうすぐ終わると感じた

今日が終わり明日が来る

今日も何もしなかった僕にも明日が待っている

ほとんど空 ....
ぼくは詩人

自然がすべての自然と
つながっているように
人の心もすべての人と
つながっている

今日もまた

朝の散歩をしていると
藤の花に出会いました

野生に生えたその花 ....
Rin.さんのおすすめリスト(1711)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜と応え- 木立 悟自由詩306-5-26
郷愁- cyuma自由詩306-5-26
ぽえむ君−夏風−- ぽえむ君自由詩9*06-5-26
透過- こしごえ自由詩19*06-5-26
音階- 自由詩206-5-25
水と日- 木立 悟自由詩206-5-25
もう見えないよ・・・・・君が- こめ自由詩906-5-25
オレンジジュース- ブルース ...自由詩2*06-5-24
コーヒー- 瀬冬翼流自由詩106-5-24
新じゃが- さち自由詩18*06-5-23
ぽえむ君−清風−- ぽえむ君自由詩7*06-5-23
アンダーグランド・サマー- たにがわ ...短歌9*06-5-22
ぽえむ君−葵詩−- ぽえむ君自由詩6*06-5-21
五月の朝- まどろむ ...自由詩4+*06-5-21
無題- よーかん未詩・独白1*06-5-21
ループの輪をえがきながら- こめ自由詩606-5-20
都会の蜃気楼- こめ自由詩506-5-19
ぽえむ君−静寂−- ぽえむ君自由詩15*06-5-19
きらめきを探して- 山崎 風 ...自由詩4*06-5-19
かいがらやなにか- 降旗 り ...自由詩8*06-5-19
そろもん(禁呪の話)- みつべえ自由詩906-5-18
ナミダチョキン____- さくらほ自由詩13*06-5-18
「こもれび」- まほし自由詩14*06-5-17
ぽえむ君−天道−- ぽえむ君自由詩4*06-5-17
真夏のラムネのような味の恋のお話- こめ自由詩706-5-17
おもいで- 石瀬琳々自由詩6*06-5-17
あれから3年- 山崎 風 ...自由詩3*06-5-11
風を纏うきみに- 銀猫自由詩17*06-5-11
風船はどこまでとんでいくのかな?- こめ自由詩1006-5-9
ぽえむ君−藤波−- ぽえむ君自由詩8*06-5-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57