すべてのおすすめ
1、引力をコントロールする装置をつくる というか発見する 自分の中から
2、つまりこのように現実が見えているということは 一体自分はどんなものを世界に見たい と思っているのだろうかということを自 ....
真っ直ぐに
うつむいてしまえる時はいいのです
泣き出しそうな顔を見られずにすみますから
だけど
斜め下を向くしかない時
これは哀しくて切なくて
切なくて 仕方がありません
あなた ....
眠れない夜
詩が書きたくなった
誰かに伝えたいわけじゃない
誰かに存在を知って欲しくなった
S・O・S
愛だの世界だの大口叩いてはみたけれど
正体はただの寂しがりやなんです
....
雨が上がった
夜の景色は
とても
美しい
葉が濡れている
葉に落ちた
雨のしずく
ぽたりと
落ちた
月の光に
照らされて
とても
きれい
素敵な
雨上がりの
月の ....
元気とかじゃなくてさ
結婚
チルアウトにタイミングなんてあるのか
たずねているの
夕飯どきの東名高速道路
しん
だだはこねれるけどおなかって鳴らないものね
車はどちらかと言われれば
....
石の道を走る硬い車輪は不安定な振動を伝えている
ヘッドライトが照らす速度よりも先にあるもの
暗い通路をときおり横切るもの
何も見えない窓のむこうには音があり、匂いがあり、温度と湿度がある
....
今夜の献立
・夕焼けと向日葵の背中の煮物
・虹のフライ
・蝉と夏休みの子供の声の和え物
・打水のおつゆ
ごちそうさまでした、と
流しに綺麗な皿が
水に浸さ ....
夢を見た
走り続ける夢
人混みを駆け抜け
雨の中を走り
まだ走る
走り続ける夢
いったい私は
どこへ行きたいのか
何になりたいのか
泥に飲み込まれるような疲労 ....
難しいね僕たちはまだ
しっかりと糸で繋がって
いなかったんだ
怖いのは僕なのかな
僕が怖いのかな
判らないよ
お願いだから
向き合って欲しいよ
ただ好きなだけじゃ
駄目なのかな
....
切れた
千歳飴。
と、思いきや
「何やぁ、細いなるとやないか(*´Д`)=з」
‥クスクス (^艸^)
なると煮麺、できあがり〜♪
余 熱
そこは
しろい花が咲いていて
緑も若やいで うつくしい
空気は
いつまでも清澄であり
....
部屋のしくみ
部屋の壁に
エレベーターがある
時々音をたてて
上がったり下がったりしてる
今日は僕の階で
ドアが開いた
まだ誰も乗ってなかった
....
いろいろ書こうと思うのだけれど
どうにもうまく繋がらなくて
言葉は千切れた
そこにはもしかしたら
小さな小さな
だんまりの世界なぞがあって
そこではもしかしたら
だーれもしゃべらない ....
あの人は罪を犯した
平和で満ち溢れていた町で
私はなんの前ぶれもなく
大切なものを失ってしまった
拘置所で犯人の顔を見た
まったく見覚えのない人だった
町の人たちも誰一人
あの人を覚 ....
うすい皮膚の上を滑っている
絹でもない、びろうどでもない
貝殻のような爪を口に含み
撓るでもない翻るでもない
針金の孔雀睫を擦りながら
まだ開かない、まだ開かない、
桃のような頬を膨ら ....
でたらいいんです
でたもんがちです
なかにいたまんまだと
やりこまれたまんまです
えいきゅうに
どもまでもどこまでも
まんぞくなんて
できません
まんぞくさせな ....
遥か昔「人は弱い時にこそ、強い」と語った
旅人の屈すること無い「精神の柱」について。
ある時彼は頭の良い哲学者に嘲笑され
ある時彼は民衆に石の霰を投げつけられ
( 人々が立ち去 ....
080731
とりが鳴くからかーえろ
とりが鳴く
カエルが鳴く
蛙飛び込む水の音
ヒキガエルのことだよと
昨日見たのを思いだし
カラスの勘三 ....
アナタハ ダレデスカ
身寄りも帰る場所もなく来る日も河川敷を掘じくる佐久間少年ですか
地球の汚染大気に蝕まれ余命いくばくもないメイツ星人ですか
ふたりきり
河川敷の工場跡で
下水道に住む ....
稲妻が光って轟きが来る
光った時もうその下では絶命してるんだ
じゃあ向こうから聞こえてくるのはいったい何なんだ
死んだ後に聞こえてくる音はどこから
電気の光が織り成す出来あいの世界で
....
眉毛の生えていない女が
生麦をかじりながら移動する
常磐線快速上野行の車内は
ほどよく冷房が効いている
巨大な荷物を抱えた児童らが
南千住駅のホームに茫然と立ち
来るはずのない列車を待った ....
夢を見ていました
それは鉄道の歌
乗客のざわめき
僕はひとりで
渦巻く雑音の中心で
サンドイッチを食べたのです
夢から覚めると
家のベット
約束の時 ....
部屋でクーラーをつけてゴロゴロしてると、
室外機のファンが今にも爆発しそうな音をたてて生ぬるい空気を吸い、
ダクトを通って室内に冷気を運んでくる。
俺は閉ざされた窓を20cm程開ける。
すると ....
花火を見るのが好きな君
今年はどこで見ているの?
打ち上げ花火にまたがって
遠いお空で爆発すれば
僕は一瞬輝いて
君は僕を見てくれるかな
夏のにおいが好きな君
今年は ....
・
めざめたら
体中が赤の水玉だらけになっていた
なんだか痒くて仕方がない
そのうえ頭皮にまで広がってるらしく
頭をかきむしらないといられない
体中かきむしっていたら
いつしかわたし ....
時代。
干支。
季節。
流行。
そして‥
思い。
想い。
ときに、重い。
‥過ぎてしまえば
懐かしい思い出。
ピンクのはあと
ピカピカはあと
ドキドキはあと
いろんなはあと。
あおいはあと
きいろいはあと
きみどりはあと
むらさきはあと
とっても すてき
でも
あい ....
俺は冥王星からやってきた
この地球に派遣された派遣労働者だ
とかく地球は理不尽だ
どこの会社でも俺の存在はぞんざいに扱われ
何度も解雇されたらい回しにされた
俺はそのたびに自分に言い聞かせた ....
真夜中に子供は眼を覚ます、
覚醒する、息を止める
父親も母親も
今日はもう眠りについていた
いつもはもっと遅くまで
呼吸を荒らげているというのに
しん、と耳の中でなにかが残るような気が ....
(1)
掛け声と干物の臭いに押し流されるようにして
昼下がりの賑やかさに身を委ねてみる
所狭しと商品の並んだ店先を覗けば
一見かと値踏みする手練の客あしらいに
思わず半歩後ろへ下がりつつ ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55