すべてのおすすめ
どんなに大きな違いがあるように見えても、
全ての人間は、遺伝子の99.9%が共通している。
だから、1人の人に出来た事は、万人に出来る。
あなたは、あなたの道の天才にな ....
いまは
ちっぽけな木の枝も
十年、二十年の歳月をゆけば
おおきく生長を
とげる
その、
生長をとげた木の枝のもと
だれもが心地よく
風に吹かれるような
あかるい午後が
....
ゼフィルス讃歌
二月のすこし澱んだ灰色の空に 雪が舞う
掌にそっと受けてみれば
それは はかなく消えてしまいそうなゼフィルス
この道をあまたの白い蝶が翔んでいく
さっきま ....
あなたの名前を
まだ 知らないわ
なんだっていいんだ
単なる記号に過ぎないんだから
好きなように呼んでくれたらいいよ
あの日 あなたがそう言ったから
....
最愛の人にラブレターをかく、何枚も。何枚かでだんだんラブレターではなくなってくる。
この気持ちがなんだか分からなくなる。
このちっぽけな歴史はなんだったのか知りたいと思う。
もうこれ以上恥らうこ ....
フラクタルな現実が 左肘の辺りで破壊音を放つ
アスファルトの憂鬱に 存在意義を失う電話ボックスのソウル
電子的なマリンスノウ 液晶画面が北北西に明滅
天空 ....
彼が君ではない
李欣欣
?
誕生日前の二日、江とドアを修理していた。なかなか開かないドアだ。わたしの家のドアか、彼の家のドアに ....
あなたはわたしを
ひなぎくのようだという
なぜだろう
わたしはそんなに
無邪気だろうか
人はわたしを
ひなぎくのようだという
どうし ....
壊れた操り人形のような
ただふらふらと心が浮かぶ
片腕が折れた鳶のように
いつかはあの空へと思いを巡らし
いく数日
焦がれた思いは消えていく
悲しくもその思いを繋ぎ止めよう ....
今日もいちにち
風の中を歩いてきた
ひとは揺れている雑草の
つくつくぼうしだった
音は声となり
形は姿となり
匂いは香りとなり
色は光となるように
風景は風光とならなければなら ....
空白が怖いのですよ
ずいぶんと長い間
まわりに何にもない場所に
ぽつん
と 置き去られていた気分だったから
でも
少しずつ好きな色のクレヨンを手に入れて
ぽちり ぽちりと
画用紙を塗り ....
わたし、ずいぶんやせてしまって
てのひらには、ようみゃくみたいなけっかんが
あおじろくひかってみえるほどです
だから、あなたのこと
やさしそうになぜたりするのも
ぎゅうっとだきしめたりす ....
早くしないと両手をもぎ取られてしまう
ころされちゃうよー
と両手をあげて走る
こども、
飯を食らわないと動かない体がもどかしい。
10秒チャージ2時間キープでって、12時までじゃん
....
生きている事に意味はない
日々が単調に過ぎてゆく
天井はやはり低く暗い
僕が生きているのは確かだけど
これは僕の意思なのか、
産まれてきてから
何度同じ日を迎えただろう
毎日が同じ事 ....
いなくなってから
選別しとけばよかった
なんて
ただ自分が
むだに
消耗したことを
嫌がるんだね
もう
出会えないものが
あと
何回あるのか
数えたら ....
「きれいな想いだけじゃあ、生きられないですよ」
何度も死んだと思いながら私は生きる。深く、
ナイフを突きつけて
血をどくどく流しながら
キーボードを打っている
そうまさに届かぬ手紙
君は一 ....
空の果てを見つけた日
ここから飛び立てないと知った
引っ張り上げる手下りては来ず
空っぽな瞳で見つめた朝
小鳥がぱたぱた飛んでいた
地面があったと気付いた日
一本道の砂利道を
ど ....
夕刻
雲羊の渡りを見ました
カモたちが飛んでくるのとは反対向き
行き交いの空の対角線を
群れの先頭は彼方
群れの後方も彼方
二列、三列の編隊を組んで
空を渡って行きました
羊た ....
暑苦しい夜空の中、自転車のペダルこいで。
ちょっとでも君に近付こう。
たまに吹く風が、そろそろ夏の終わりだと、
教えてくれてる。
けれど、そんなクールになんてなれないかな。
....
世界でもっとも無力でもっとも鋭利な武器
言葉をもって 詩をもって
何をする
綺麗事を書き連ねるつもりもなく
シャンデリアは宮殿の奥へと封印し
救済したいとか共感してもらいたいと ....
三つの
白い
華奢な
曇り空を透かすような
濁酒を清涼飲料にするような
涙ぐましい
冷酷な風に叩きつけられようとも
巨大な金属物体に煽られようとも
明るく微笑 ....
詩人は手で話す
読者は詩に目を傾ける
手で話し、目で聞く人と
生活の中で出会う
詩人の口も手も
まったく役に立たない
話す手は空中を泳ぎ、踊る
表現の塊だった
手話は発 ....
さよなら、の続きは。
元気でね。
さよなら、の続きは。
ごめんなさい。
さよなら、の続きは。
スキでした。
さよなら、の続きは。
君の後姿。
さよなら、は聞こえない。
....
風呂の戸を開けると
いつかの僕が
髪を洗ってる
背中を洗ってあげると
ありがとう
そう言って
妻がしてくれてると思ってる
湯船には
いつかの祖母が入ってる
髪を洗う僕に ....
無機質な温もり
の夏が終わる
今日も何もなく過ぎていき
変わることなく壊れていく一日
鉄とガラスとコンクリート
で出来た城が崩れる
今日も何もなく過ぎていき
代 ....
さようなら
音をたてて私の体が、バラバラに飛びちった。
胃から、昨日飲んだぶどうジュースが流れだした。
この面白いショウを見ながら、砂漠の向こうで人が笑っている
ほんとうに、四方八方に ....
ふざけて
うたたねしている君の乳首を食べようとすると
目を覚まして しょうがない子ね という顔をする君は、
君は、すこし悲しそうなので僕は、
僕はとても見つめていられなくな ....
けっこう簡単に
乗せられちゃうから
こわいよね
こわいし
繰り返し
繰り返しだから
かなしいよね
大国の野望が
小国を蹂躙とか
また新しいCMが流れ始めたね
....
今日も明日もどんなときもずっとずっと
※大黒マキ「ら・ら・ら」
庭の土を見てる
花ではなく土を
理由もわからずに
そこに横たわる
土の言葉で
言葉などなかったように
懐かしく対話する
知らない時を生きた
土の中に
句読点をさがしたら ....
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