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ドアを一枚隔てて夜と昼がありまして
月夜の晩にウサギの着ぐるみを着た狼が
こんこんこんと3回ノックした向こうは
太陽の頬が渦巻き灼熱の風が舞う砂漠で
一匹のさそりが穴の周りでクル ....
どうして足のうらなのに
土を踏まないのだろう
そんなに凹んで
まっしろな砂丘のように

いつかほんとうの
おまえの生まれた土地を
踏みしめるためなのだろうか
いつかほんとうの
おまえ ....
いとうさんと飲んだ


あしたのあたしはあたらしいあたし
という一文があって誰の詩か思い出せない
みたいな話をしたような気がするけれど酒のためか思い出せない

いとうさんと飲んだ
みた ....
まっしろのシャツ まっしろのパンツ

まっさおな空の下 決して汚れないように気をつけて

ジャングルジムのてっぺんで仁王立ち ちょっとの優越感と開放感

まっくろな空の下 決して濡れな ....
夜の海/ 陸地をはなれ水平線に向かってすすむ
その暗がりを/ 滑らかな波を逆撫でるように
いつ沈むとも知れない虚空をとぶ/ 僕の魂が
闇にまぎれ狂い泣きながら、ただひたすらに
沖へ/ さらに沖 ....
ざわざわ
静かな海に漣が起こる

ざわざわ
胸の中に眠ったはずの想いが


静かに

静かに

閉じ込めた

中身を見ずに


静かに



もっと心の奥に
 ....
君の影を 今も 僕はおいかけてる
もうどれだけ たつのかな?
僕の中の君は あの日のまま 止まってるけど
でも


君は 今、この瞬間も めまぐるしくかわる世界を
旅してるんだろうね
 ....
季節をぜんぶ




秋にしたい










生まれ変わってもおれは男でいたい
女になるのは嫌だ
おれは次ぎに生まれるときもぜったいに男でありたい


 ....
あなたのもとに
つながっているだろうかと
また海に来てしまった
彼方の水平に
上昇気流の痕跡が偏西風に流れて
波間に姿も映さず高く飛ぶ
渡る鳥、それよりもずっと星のそばで
焼かれる今 ....
私たちは屋台を見て回りました
「紅香これやろーぜっ」
夢月が指差したのは
オモチャの景品が当たる輪投げです
「OK!」
私は三つ輪を飛ばして
三つとも入りませんでした
結果は残念賞の
 ....
サンタさん サンタさん。
1年間いい人のフリをしていたご褒美に
サンタさん 私にサンタさんをください。
こき使ってあげますから
私にサンタさんをください。

サンタさん お部屋掃除しといて ....
部屋の中で物思いに耽り
外で鳴る虫の音を聞きながら
ふと想うことを書き記し始める

書くそばから
一匹の蝿が
頭の後ろで勢いよく飛び回る

ブンブン
ブンブン ブンブン
ブンブン
 ....
渋谷の空はだだっ広い
渋谷の海もなお広い
個人主義の帆をかかげ
ここでは皆異邦人
陸の国家に飽き飽きし
各々独立したのとさ

ちょこっと貿易しませんか?
一日だけでもいいのでね
そん ....
あれから随分たった今でも

1人称の私は

あの人のことを

2人称で呼んでしまう

もうとっくに

3人称のはずなのにな
はじめまして
しょっかくもどきです
むしのあたまにはないけれど
さんねんめになります
ネコをみるのがとくいです
どこまでつづいているのか
ときどきふしぎになります
こんなわたしですが
 ....
夕暮れていく空の
侵略される白と
紫が混ざり合うように

中途半端なまま心は
形を変え続けて年を重ねる

不意に感じる虚無へのやり場のない焦燥感
孤独への抵抗の微熱が
私の中ではあの ....
ねむくなったので
さきにおふとんにはいっていると
おねえちゃんはつくえのひきだしをあけて
びんをみっつとりだした
とてもおおきなびんで
とうめいなみずがはいっていた
はなうたをうたいな ....
青い空に白い雲がぽっかりと浮かんでいる日は
私は幸せなのかもしれない
その雲がところどころばらばらで
なんとも不恰好にみえるということも
私には幸せなのかもしれない

得たいのしれない、雲 ....
−ブッシュ大統領、9月11日のテレビ演説より抜粋−

今日、多くの市民と我々の生活そして自由そのものが、一連の計画的な、命を奪うテロ行為で攻撃にさらされた。数千の命が、邪悪で卑劣な行為 ....
東京にいるということは
木葉を隠すならば森へ と同じ意味であり
隠れた!隠れきった!やった!
と思っているのは実は私だけで
その滑稽な姿さらせば
ユニチャームのサンプルをもらうことも出来ない ....
大地が少し傾く
燃える石が転がってくる
それから大地がもう少し傾く
水が
 そこからすべての記憶を失って都合の良い
 道筋例えば直線的に焼かれた草原のような
 あ

 水だ
 透明だ ....
生きることを考えていたら
世の中が窮屈になった

あれもこれもしなければならないし
この先が重くなってしまう

そもそも生きるという一つのテーマだけを
考えていたら身体がもたない
これ ....
あ、あ、あ、剥がれ落ちる、私の細胞(たち)。
表面から落ちて、汚物(のようなもの)とし
て扱われて、泥の只中に乾いた破片として落
ちる。夏は天動説。私をめぐるうつし世がぐ
るぐると回る。醤油じ ....
かかとが脱げちゃう
つま先が脱げちゃう

溶けそうな足の付け根
そっと触れてみたんだよ

小指が脱げちゃう
親指が脱げちゃう

ほんのりカラメルいいにおい
外で野良猫鳴いてるよ
 ....
草のしないだ後が 私の靴後
手の中にある と思うものだけ
鍵だから いつまでも開かない

ふさぐ風だけ 私を知ってる
つぶれない 心の輪 とじない宇宙

弾く ひくく
触れさせ ....
ムーンは名犬ではなかった
おれが不良にからまれたとき
まっさきに逃げた
のびているおれのそばにきて
目のよこの傷をなめた

ムーンは名犬ではなかった
堀内と土井と高田の
サインの入った ....
私はあなたに

私の夢を見せてしまうのが

怖い

夢を見ないで

私を見て
世の中で正しいものを見つけるのは難しい

他の人にとって正しいものでも

自分にとってはそうでないかもしれない



絶対的で普遍的なものなんて

そうそうありえないだろう

 ....
日が暮れて街が朱色に染まっていく

ビルの隙間から雲を通して紫の空

看板やネオンに明かりが

ぽつりぽつりと灯されていく



公園で遊んでいた子たちも家路へと急ぐ

車の ....
その日
斜めの陽光が胸の中を通過するのを感じたわたしは
わたし自身も斜めになってみて
光を逆に通過せんと試みる

にじいろの魚を、瞳を輝かせる子供たちに売る怪しげな商人のようだ
絵の中から ....
モリマサ公さんの自由詩おすすめリスト(1642)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
狼と蠍- shu自由詩406-10-12
土踏まず- しゃしゃ ...自由詩806-10-11
say- れつら自由詩20*06-9-28
まっしろのままで- もこもこ ...自由詩4*06-9-25
幽明の境- atsuchan69自由詩4*06-9-25
君の歌- 深月アヤ自由詩5*06-9-24
鬼ごっこ- ウデラコ ...自由詩3*06-9-24
秋空- 捨て彦自由詩406-9-24
相聞、漕ぎ出せば海- たりぽん ...自由詩13*06-9-24
金魚の時間(三日目)指輪- 愛心自由詩406-9-24
奴隷商人のクリスマス- くろねこ自由詩206-9-24
九月の蝿がうるさくて- ぽえむ君自由詩5*06-9-18
水先案内人の言葉- 蝶子自由詩7*06-9-18
いち、に、さん- むむ自由詩306-9-18
ファザー・グース(5)- たもつ自由詩22*06-9-18
リトルプレイ- マッドビ ...自由詩7+*06-9-16
ひきだし- アンテ自由詩506-9-16
空と雲と幸せ- ワンダー自由詩406-9-15
昨日、神様と少しだけ- いとう自由詩14*06-9-14
神懸り的なユニフォーム- マスイジ ...自由詩10*06-9-12
再生してしまった元は何が手術によって隠されていたのか分かる分 ...- 黒川排除 ...自由詩306-9-10
生きることを考えたら- ぽえむ君自由詩6*06-9-10
細胞(たち)の夜明け- 岡部淳太 ...自由詩6+*06-9-10
脱げちゃうナイト- アサリナ自由詩11*06-9-10
星雲巡航- 砂木自由詩16*06-9-10
ムーンは名犬ではなかった- しゃしゃ ...自由詩2006-9-10
- ANN自由詩4*06-9-10
正しいもの- ajisai自由詩4*06-9-10
夕焼けの街- ajisai自由詩6*06-9-8
角度- 山本 聖自由詩3*06-9-8

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