すべてのおすすめ
今日、ひょっこりアイツが死んだ
クラスでお調子者でリーダー気取りの奴だ
いつも馬鹿なことばっかりしていた
だから、いつか何かあると思っていたが
いくらなんでも死んでしまうとは思わなか ....
脚を折りたたんだ正座で
あなたはラーメンを提出し
わたしがお品書きのとおりに
並べていく
合間合間に広がっていくものが
チャーシューの色や野菜に似ていて
わたしたちの中心なのだと気づく
....
ほっといて
ほっといてほしいの
そっとしておいて
君って絶対
僕の視界に入ってくるよね
今
今TVみてるの
君のことは いつも見てるし
いつも好きだよ
でも…
....
どこへおいきやすの。
ほらあんた、
あんたですがな。
どこへおいきやすのか、
ちゃんとゆうてみなはれ。
ゆえへんのか、
ゆえへんのはどのくちや、
このくち ....
悲しいとき 苦しいとき しんどいとき むかつくとき
この優しい歌を歌えば みんな忘れられる・・・・
何よりも 誰よりも それよりも これよりも
大切なこの気持ち・・・「優しさ ....
−軌跡−
それは
時には
複雑すぎるほどに曲がりくねっているようで
時には
単純すぎるほどに限りなく真っ直ぐなようで
一本の絨毯のようで
数千のピアノ線のようで
−軌跡 ....
シーズンオフの海
半ば砂に埋まつたビーチパラソル
ピンクのドームの下に
蟹が一匹ハサミをもたげる
どこから切り裂いて
片付けたものか
パラソルを見上げて
蟹はむづかしい貌
....
蚊にさされた。
ぼくの背中
ホクロのとなり
蚊にさされた。
この はれ具合
きっと今ごろ
....
「求めても求めきれない」
ありがとう、ごめん
君を好きになってもいいのかな?
ずっと、毎日君を思わない日は無い
そして、ずっと、胸が痛い
浮き沈みの激しい僕
楽 ....
近所の家で飼っている
犬が「ふぁんふぁん」と吠えている
ふぁんふぁん、ふぁんふぁん
ふぁんふあん、ふあんふぁん
ふあんふあん、ふあんふあん
不安不安、不安不安
こんな静かな秋の夜は ....
ちょうちょ
菜の花
羽のどこかに重たさを持って
原色を彩り続けて
その向こうに
ねえ
聞こえるかしら
見えているかしら
この先に ....
秋の風の宙へ
何処か遠い指のピアノが示す
美しい階段を、わたしの指は
駆け上がることが出来ず
小さく折った、愛しくて、
そうね、耳があればピアノは聞ける、けれど、
つたない ....
大好きな88円のぱんがあって
忘れてはいけないと思うことが
毎日いくつかあって
でもどうしても忘れてしまうことが
毎日
いくつもあって
泣きたくなるような事ありますか
大好きな人 ....
耳という耳を串刺しにして歩く避雷針。
レコードの針。世界を夕暮れにするための音楽。
夕闇の中で僕は、蝙蝠と一緒に飛び回る
真っ白な一羽のニワトリだった。梁から梁へ
飛びうつる大工のよ ....
わたしが生まれ育った郷里では
要らぬものを裏山に投げた
村外れを流れる川に流した
囀る野鳥の気配に誘われて
ひとり裏山を彷徨えば
要らぬものは朽ちて土となり
夕餉の支度でも始めたのか
潜 ....
かきむしる午後には水の名残りがある
舌先でからめとる瞬間に
横殴りに七つの寓話が駆け巡る
床にまぶれた光の深度が増し
垂れ落ちた髪の中にうずくまる
渓谷の底から叫ぶ
氷河 ....
日曜日
夏空の午前中
モデルハウス見学会場の
前庭の向日葵が
爪先立ちに背伸びしてました
新築マンションのデカすぎる看板が
せっかくの入道雲を半分かくしてたけど
旧街道は
....
ねえ、コーマ
ひた走る夏がまたやってきたよ
クルクルと
額を通り過ぎる光の群れ
君は開け放した口で
笑うね
(笑う 笑う 笑った)
君は箱庭が沢山ぶら下がった
奇妙な棒をかついで
....
桜の淡桃色は その下に人の死体が埋まっているから…という
噂を子供らが集まってヒソヒソと−
うひょ〜 とか
う゛あ〜 とか
ほんとに?! とか
言いながら 震えてた
....
正常な者は立ち去れ 死の言葉を目撃してはならない 幸福を求めるものは立ち去れ
二十二時二十二分二十二秒二十二二十二二二イコールイコール類コール胃胃袋増増殖食食
ああ、気持ちええ。きもちいい。 ....
高速道路を猛スピードで駆け抜ける
僕の残像
世界が回るのに意味なんか無かった
心に響け言葉
僕だけ君との感情壊してよ
何かんか眠いよ泣きたいよ
消える消 ....
今のはシャンプー? それともリンス?
またわからない
そもそも体は洗ったろうか?
ごしごしタオルがカランの上だ
きっと体は洗ってる
だから今のはシャンプーだ
そしてリンスまでいったのか ....
うふふふふ。
いいもんだ。
もう引き返さなくて良いのは。
良かったじゃないか。
僕なんかの思い通りに
ならなくって。
すべてうっちゃらかして、ぶらぶら。
ご近所の真っ昼間 ....
ペットボトルの中の液体が
あなたの喉に落ちてゆく様子を眺めながら
みんないつか死ぬのだ
ということをあらためて確認する
悲しみよりも大切なのは
明日の朝食べるパンで
切なさよりも大 ....
しばしば吐き気に襲われるようになり
それが続くので病院に行った
医者は つわりですな と言った
しかし、おれは男ですがと言うと
医者は しかし、妊娠してますな と言った
最近、腹が出てきたの ....
僕僕は家々の道々を
行き行きて
街街を車車で
朝々の光々斜め
斜めを過ぎ過ぎて
黄色黄色の帯び帯びた
部屋部屋の片方に
帰り辿り着いて
蝶々の夢々でも
見たい ....
人が知ることのできる世界は目に映るほんの一握りでしかなくて
それ以上を知りたいと思った時
人は拡声器と重金属の仮面を手に入れる
果てしなく広がり続ける迷路を舞台に
人は出会いと別れを繰り返 ....
ミクシィ
禍々しい神の名前と同じぐらいの強さで
おれたちをモニターに縛りつける呪文
ミクシィ
真夜中の絶望を
たどたどしい口笛で掻き消しながら
ベランダから眺めるランドスケープ ....
本当に美味しい朝食 最高! サイコにさせる。
2階の窓からアスファルトへ ダイブ!
足が折れた いちゃい。
パッカ。パッカ。
お馬さんごっこ 突き進むぜ おれ
いつの間にか 君はお ....
僕のタラコ唇がもぐもぐと動く!
抵抗するアスパラガス
主張するマヨネーズ
おでこに咲いたコスモス
体中に太陽を浴びる ピカピカ! わたしは鳥女
ぱたぱた ぱたぱた ぱたたん たん ....
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