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お花畑に
直立するオベリスク
であるところの君
あるいは
漫画に戯画された
仮性包茎
であるところの君
きわめてきわめて 男根的性格である君よ
君のピンクの先っぽには
いつもお天道様 ....
恋人は、詩を書く人と走る人

ふたりはお互いを知らない

わたしは詩を書く人と暮らしている

わたしは詩を書く人のために食事をつくる

詩を書く人はとてもきれいに日々を食べているので
 ....
軽自動車に乗って
旅に出ちゃった人がいて
その後の消息も不明だから
湿っぽい布団に寝転がりながら
その人のつもりになってみた


始まりは単純だった
ここには居たくない それだけ
友 ....
東京、きみは振り向いて
見過ごすことと忘れることに慣れず
クラップ、手を、たたいて
(光のように)


歩道橋、線になって逃げていく車の
ひとつひとつにああ、ぼくと同じひとが乗っていると ....
{引用=               ―飛ぶ そらを
                びゅうびゅうと風の音を聴く}

ルルる
おお
手をひろげ
風を身いっぱいにうける、ルル
はてぞない世 ....
いま、ここでできること
わたしのなかの
もう忘れた 日々のなかの
灰の底で まだ暖かなものを
はだかの ゆびで つまみ
てのひらのなかで
そっと 吹きかけていくこと

ああ 雨が窓を打 ....
だれも傷つけない言葉は
だれも救えない

誰かを救うという
ことは
だれかを傷つける
ということ

その罪を背負う
勇気を
持つということ
「かえして、ねえかえしてよ、あたしの世界。」
ばらばらになったのは、
あの日、
窓から自分の身体を放り投げたのは、
わたしたちという、世界そのものである。

あなたは、
蓬髪をさかだてて ....
おはようやございますや
いらっしゃいませが
脱臼に骨抜いてわん!
俺はゆったりした波を
聞いて腰を揺らし
幽霊のようにふらついている
タータッタン 
       タ・タ
(ゆら
  ....
あたし達は多分
できかけのべっこうあめみたいに
ぐにゃ、ぐにゃ、してる

べっこう色、
きれいな固い肌も
もってないし

白い上白糖の、
さらさらした柔らかさも
なくしちゃったし
 ....
何故かホームレスは街に棲む
しょざいなげに地下道に
初夏の花咲く公園に彼らは居る
両手いっぱいに袋を下げて
おきまりのレゲエ状態のヘアスタイル
かの国でも何故か彼らは
ショッピングバックを ....
思想が消え去った
世の中で
金の重さだけが
身にしみる

生の果てに迎える
死でさえも
路上で死に絶える者と
大学病院で手厚く
看取られる者がいる

同じ死であっても
同じ死で ....
流れ星を見た。

うつむく彼の頭撫でながら
見ていたら
すっ
すっ、て

花火大会の余韻も
冷めやらぬ私の頭上
初めて見たよ。
2つも。

髪の毛をかきあげたら
鳴くんだよ
 ....
紫外線浴びまくって躁?ようっ!つってトカレフでパンっ!ってな抗争状態だってNo 賞ぜんぶちょうだいや
どこまでも広がる海のスレイブ これはすべて塩分?きみがこれまで流したなみだの分 迎えに行くよ
 ....
ぼくがテッテ的にわかっていない
それがともだちを苦しめ
或いはそれが友達をそらにとばせることもあるという

西武新宿線の座席であしを高く組みながらぼくはスケジュール帳をながめて海に行きたいとい ....
えりちゃんのにおいがして
雨がすこしふった
きれいなえりちゃんはふきげんで
ようふくの襟を
ひんまげて

おとうさんはとかげを撫でて
まどを 
すこし開ける


えりちゃんの隣に ....
水槽の中に見える青空の
水面の雲の魚達の
そのはやきこと風の如しの
パレード

の!
頭上一面に広がる
果てのない青空
雲も 霞も 霧もなく
手を伸ばしても届かない
高みに
もっと高みに
果てのない青空
抱えきれないほどの
太陽光の乱反射

中空に浮かぶのは
ピン ....

降るのかしら。

先のことなどわからないから
ただ ありのままを見つめる

内側で降る
血の流れが
どうしようもなく
わたしを形作り
{ルビ廻=めぐ}る

こんなにも
 ....
今夜のごはんは牛丼よ
しかもコンビニお弁当
明日の朝のミルクを買って
部屋に着いたら
はい トイレ
今日の練習キツかったから
便座でため息
ふー
風呂をわかして
TVをつけたら
こ ....
札幌の市街地は
徐々に西から山影に入ってゆく
ほら
人魚たちの棲息する台地のようじゃないか
あの
東市街地は
あかるい
薔薇色に浮かびゆき




  ここは
  穏やかな漁 ....
スーパーでも。
デパートでも。
コンビ二でも。

君が好きだったあの曲が
ゆうせんの他の曲に紛れて
普通に聞こえるようになるまで

僕は生きてやるんだ。

そう思って
玉葱を買う ....
 ごめんね、わたしといるとつまんないよね
 ほんとう、ごめんね

 つかれるでしょう?わたしといると
 だって・・・
 なにしゃべっていいのか、わからないんだもん
 だから、つまんない ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
死にかけた僕は

それだけでいい
それだけでいいと

たった一つだけ
必死に神様に願った


やがて生まれた僕は
その続きのように
大声をあげて泣いた



すべてを欲 ....
髪の毛をばすばす切る。
背中の真ん中まであったロングヘアは
今はショートカット。
今日はベリーショートにして
髪の色も変えるの。
まるで
女の子だった自分を
捨てに行ってるようだ。
そ ....
午前三時の一号線を原チャリで走っている
気分はイルカの群れのなかに迷い込んだ小さなクラゲ
あるいはタンカーの間で右往左往する小さなタグボート
とにかく僕は泳いでいて、流れる街灯は揺れる灯台のよう ....
おなかが出てきて おやじになっても
俺のこと好き?
って聞くあなたは

お前が太るのはダメ。
と言う
エゴなやつさ。

そんなあなたは
なにも言わずに
姿を消して

あたしは
 ....
コンクリ
高台の中腹の広場にあるベンチ
街灯の下に嘘臭く おおげさに寒がって

時々よぎる冷たい魂を、ハガネの強さだと無理に決め込む
無関心のテーゼを尊守すべしと
全て全然無意味でいいし
 ....
午前三時、まぶしい日テレ
閉じた強がり、開き直り。囲繞。全然何も開かない感じ
死んだ貝みたいにメッセージがない。
待望される、着信
悪魔の燃料を蓄えているつもり。
全て100か0で割り切 ....
モリマサ公さんの自由詩おすすめリスト(1642)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ファロスのピクニック〜Yへの祝婚歌- The Boys On ...自由詩7*05-7-23
詩を書く人と、走る人- コトリ自由詩18*05-7-20
軽自動車に乗って- haniwa自由詩4*05-7-16
いつも流れてゆくように- nm6自由詩1805-7-12
_飛ぶ- 「ま」の ...自由詩13*05-7-9
こころみ_2- るか自由詩1705-7-9
だれも救えない- 043BLUE自由詩505-7-8
こころみ- るか自由詩16*05-7-6
レゲエ- 太郎冠者自由詩2*05-7-4
べっこうあめ- とうどう ...自由詩14*05-7-1
ホームレス- 恋月 ぴ ...自由詩15*05-6-29
死想- 恋月 ぴ ...自由詩6*05-6-27
予兆- とうどう ...自由詩23+*05-6-27
営業フリースタイル- 馬野ミキ自由詩705-6-24
ファイブ- 馬野ミキ自由詩9*05-6-23
なぐ、じかん- はな 自由詩11*05-6-20
ドーレパ- 完食自由詩405-6-18
ひとり暮らし- とうどう ...自由詩9*05-6-3
有形の不在- こしごえ自由詩12*05-6-1
今夜は牛丼- とうどう ...自由詩4*05-5-29
__(精神を安定させてくれる徒然書き)- 「ま」の ...自由詩4*05-5-22
買い物- とうどう ...自由詩14*05-5-6
オレンジ- 太郎本人自由詩24*05-5-5
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4
- haniwa自由詩1*05-4-27
カフカ- とうどう ...自由詩9*05-4-24
バイト帰りの国道一号- haniwa自由詩6*05-4-18
お肉屋さん- とうどう ...自由詩8*05-4-17
サクマ- hayasakaakir ...自由詩305-4-15
真夏の夜中から明け方にかけての少年- hayasakaakir ...自由詩5*05-4-14

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