すべてのおすすめ
 

 

 団地の13階から2階が狂おしく
 ひん曲がる
 誕生日に欲しい
 駐車場のコンクリートの一部



 さなぎのカレンダーに
 ストレートティーをぶつける
 ....
 曜日だけはおぼえている
 寒いから季節だけはようやくわかる
 閉じたままの傘が傘入れにちゃんと入ってる
 雨が降った日はいつのことか
 雨のせいで色が変わったジーンズの裾が
 ....
あのころ
とても好きだったのは
Mと云うおさない綺麗なひとで
ピアノを弾くひとでした
むきだしのあしををちいさいおとこのこども
のように
黒い椅子のうえで揺らして居たのを覚えて居る
重い ....
たぶんノルウェーあたりに
巨大な送風機があって
そこから送りこまれた冷たい風が
君の頬を桃色に染める

わかさぎのエスカベッシュ
南瓜のキッシュ
ハッシュドビーフ
そして食後には
ア ....
おおきな赤ん坊の寝床だ
そして赤ん坊は
不可解にして かつ世に堂々のあるじぶりだった
赤ん坊が這い出していったあと
どうしてこのようなしわくちゃのものが遺ってしまったかについては
世界は調査 ....
我が浮力は何ぞ
この鳥ならば考えたに違いない

何を見ても灰色

我じたいが灰色に充たされた浮体であるとき
眼から脳までの
ながいながい距離

山岳を漸くにして越えると
途方もな ....
1.
ぼくは風邪をひいたので目を閉じる。まぶたは、いつもよりもなめらかに溶けていく。まつげの長さを、指のはらで確認する。ぼくは人よりもまつげが長いといわれるからだ。


2. ....
秋はいいよね
ストーブは焚けない季節だから
おふとんの中
冬のおふとんはあったかすぎるから
パジャマのボタンを外して
背中に手を伸ばし合う
私の胸の脂肪は つぶれて横にはみ出る
私は君の ....
都市の地下には、巨大なトンネルがある。
憶えておくといい。この地面の下にトンネルがあると。
「工事再開まで後わずか―、」一面を飾った新聞記事。
鼠たちは配水管のなかを走り回っている。男たちが
 ....
ガソリンスタンドの自動販売機は
ドリスのために置かれている、なんて話が
囁かれている人気のない小屋。雨風に曝された
プラチック板は、透明というより白濁色。
おぼろげな陽射しにあふれた―、そこに ....
ドリスは世界中の言語を使いこなす。アマチュア無線も。
電波の類はお手の物といった感じで、彼女は
星のあかりさえ消すことができた。
ドリスは注文する。「自画像を描きなさい」とか、
「表現する前に ....
コスモス
すすき
金木犀






青く
それはほんとうに青く
筆で掻き毟ったような雲と
焦点を目指して伸びていく高速道路の
今日は至って空が高い平日に


走る車
 ....
海上を突っ走るマリーノ超特急は
どこまでも青い廃虚やら波濤やらが
混じりあったりのたうちまわったりで
車輌の隙間から
夜が入りこんでくる頃には
俺もアンちゃんもいい加減しょっぱくなる。
 ....
泣いている文字は、
餌を欲しがる豚みたいだ。
間もなくすっかりゼロになる。
寒い夜。

私の心が寒いのか。

世間の荒波が寒いのか。

ニート。

ニート。

ひきこもり。

ひきこもり。

世間は世間の荒波のせいにするけれど。

我々の心は。 ....
幸福よりも興奮を選ぶ世代―、路上に転がる
ポリタンクから危険な液体が流れるように。
 洋服屋の娘は、ハンドバックが見つからない!と
二階の窓からその他一切を放り投げている。
落ちてくる花瓶や本 ....
幼い妹の髪を結いながら
長い髪を結いながら
きっとこの髪は
風に{ルビ凪=な}がれて
哀しみを絡みつけているんだろうなぁ
なんて思う

それでもあんまり
真っ直ぐしているから
私には ....
モスチーズバーガーと
きんぴらライスバーガーと
ポテトのSと
コーヒーシェイクのMを
ひとつのおおきなシゴトを
やりとげたときに垣間
見せてしまう男気溢れる顔をして
注文し ....
かみさまはしんでしまった
わたしはいつものように学校に行く
あめは降らない

三年間生きたので許してください
かみさまはしんでしまったから

「あしゆび」から水が出てきて
わたしはみに ....
たまに都バスに
揺られて
目的地を決めず

地面と近い
おおきな窓から

東京の景色を
楽しむことに
している

山のような
仕事を持ち帰って

いざは ....
建設途中の高層
マンションを
逆光のなか
ぼんやりと眺め
点在する雲に
かかる夕日が
とてもきれいだったので
携帯で写真を撮ろうと
とりだすけれど
小さい画面に映る ....
ドビュッシーを聴く
なんとなくの気分で
なんとなくの夜
泳いでいると ちくり
ふいに

音楽が死んだらきっとかなしい
なんておもってしまって 私

父が
美意識の問題だね
といっ ....
あたしのかわいいUSAKO
ずっと前から飼ってるよ
ちぃちゃくてふわふわで
いつでも撫でていたいUSAKO
お前がそばにいてくれるから
あたしは幸せに生きていける

  そうさアメリカ人 ....
藤根の
公民館の屋根の下
雨宿り

雨やみますか
恐らくは

白濁窓ガラス
その向こう側のアナログ時計
(さて そろそろかな)
毎日変わらず六時半

雨やみますか
もう すぐ ....
電車が脱線したと聞いて顔も知らない運転手を罵る

京大卒の政治家を見て知性を感じられない

中学生が自殺したと聞いて馬鹿な奴だと呆れる

負けて泣くエースを見て情けない野郎だと言う

 ....
光沢感のあるベロアトップスの列車が、
ボーダ柄の線路の上を走るシルエット。
三分も経たない内に、次の
大きな国旗形のバックルの形をした駅に止まった。
「ブーツイン」「ブーツイン」
小麦色し ....
はっか飴が苦手なほどに
あなたは幼い

丸めて・形よく
献上した
嘘の後

重ねて
垂直にうばう
目の前・生命線


わたしが服をぬげば
あなたも服をぬぎますか


グ ....
黄色い帽子を
被った水色の
三角のコドモたちと
ひたすら昇る
地下鉄の階段で
右耳から外れた
ヘッドフォンを
左手にモチカエ
笑顔で渡る
秋の風が漂う
横断歩道 ....
先生!
ケバブとキムチが午前四時に
あたりの迷惑お構いなしに
ウーハー効かせてヒップホップ聞いてました
こんな奴らにはヒップホップ聞く資格は無いと思います
むしろ生きている資格が無いと思いま ....
僕のとなりで
無垢な笑顔を
絶やさない
小さなコドモは

気難しい顔で
地下鉄に揺れる僕を
優しく諭す

コドモを
抱きかかえる
女性の暖かな
オー ....
モリマサ公さんの自由詩おすすめリスト(1642)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トーマスブロッコリーサラダ- カンチェ ...自由詩605-11-10
ナダレ遊戯- カンチェ ...自由詩705-11-9
夏の朝ははやばやと起きて- なを自由詩605-11-9
ノヴェンバー・ステップス- 大覚アキ ...自由詩1005-11-2
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_鳥- 「ま」の ...自由詩5*05-10-29
目を閉じる_7篇- nm6自由詩1205-10-28
おふとんのとり- たちばな ...自由詩605-10-24
「トンネル」- プテラノ ...自由詩2*05-10-21
『ドリス、ささやいて』- プテラノ ...自由詩3+*05-10-20
『注文するドリス』- プテラノ ...自由詩3*05-10-20
原風景- 捨て彦自由詩405-10-19
流星雨の夜(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩805-10-15
ペテンの詩一篇- プテラノ ...自由詩2*05-10-14
_- トール自由詩105-10-11
アーケード- プテラノ ...自由詩3*05-10-11
手櫛- 日和自由詩14*05-10-9
(_L_)- なかやま ...自由詩305-10-8
かみさまはしんでしまった- さいらと自由詩405-10-6
都バス- なかやま ...自由詩305-10-3
解凍ファイル- なかやま ...自由詩405-10-2
父の美意識- 簑田伶子自由詩14*05-9-30
USAKO- 紀ノ川つ ...自由詩205-9-23
雨宿りの時間- 加藤泰清自由詩505-9-22
ちっぽけな神様- 自由詩3*05-9-22
着まわし力抜群!この秋大活躍するトレンディアイテム続々登場! ...- プテラノ ...自由詩6*05-9-21
はっか飴- 簑田伶子自由詩8*05-9-20
ひたすら- なかやま ...自由詩105-9-20
ストーン・ストーン・ストーン(みんなのうた)- 虹村 凌自由詩1*05-9-19
諭され- なかやま ...自由詩1*05-9-19

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