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大塚駅北口の商店街は薄汚れていて風切って歩くチンピラが絶え間なく行ったり来たりしていて、角のゲーセンの二階の奥の、使い古された脱衣マージャンに相変わらず俺は百円玉を山積みにしてる。もう何度裸にしたか分 ....
日々は降り積もるものだって、
季節は深まっていくものだって、
誰かに言って欲しいけど、誰も黙ったままなので、
もう。
言葉は初め驚きに満ちていたって、
時間は冷えていくんだって、
ねえ。
....
まっすぐに前を見ていた。君は。前以外に、見ることが出来なかった。
となりで君を見ていた。僕は。君以外に、見ることが出来なかった。
大きく見開いた目に涙がたまっていくのをみていた。
出口を失っ ....
真夜中
道端に倒れていた
アスファルトの上に
うつ伏せになって
力の抜けた体が
石のように冷たく
転がっていた
分からない・・・
その言葉だけが
呪文のように
頭の中を錯綜していた ....
波打ち際で
砂に埋もれかけた
木製の小舟が
少年の夢にたたき起こされ
夕映えに浮かぶ
かもめが船頭になって
赤く染まった海を進んでいく
静まりかえった海面に敷かれた
赤い絨毯は
....
imperfect stardust
青い文字に矢印を合わせて人差し指でそっと触れるように
街へ向かうサーファーみたいに人並みを掻き分けて進む
坂道を登れば
ステージの上でギターをかき鳴ら ....
パクリのパクリの
パクリのパクリの
パクリのパクリの
パクリのパクリに
影響を今、受けています。
ホットチョコレートみたいな
カオスが溶け出して
俺のフィールドを侵食し始める
午後四時の憂鬱から逃げ出して
俺はインターネット・カフェから
状況の報告をする
俺はこ ....
ウヘヘウヘヘウヘ
ェーーーーーーーー
ウェッ
ドゥゥゥン
ウヘヘウヘヘウヘ
ウヘヘウヘヘウヘウヘ
ウヘウヘヘウヘ
ウヘヘウヘヘウヘウヘ
ドゥゥゥン
ェッェッ、ェッェ ....
よく夢で見る町を、歩く。
ずっと前から何度も何度も歩いてきた、町だ。
久しぶりだったので少し切なく、なる。
この町も変わったよなと、思う。
夢の中ですら、時は移ろう。
見知らぬ誰かの ....
そしてまた 君は
何度も何度も 振り返っては
僕に手を振って
泣き出しそうな 笑顔のまま
夕暮れの雑踏の中に
ゆっくりゆっくり 消えていく
そんなにゆっくり歩いたら
電車に乗り遅 ....
愛。
いいなー。
うらやましいなー。
NTTに今日も苦情。
オーライまた明日。
カウボーイになりたい。
キオスクにつばを吐きかける。
くるの?今から??
けど居留守をつかった。 ....
大体前からセックスするなりゃ犬派じゃなけりゃな、と考えていた。
記憶から滲み出た階段は死ねばいいとすら思った異性を思い出してヤバい。
いつまで隠れてなきゃならんのか。
もう出てもいい?
....
さあ
いいこと考えた
きもちわるいこと考えたぜ
オラァ
串刺し
梅干し
僕の星屑
徹底的に腐らせて
磨くほどに小さくなって
作業中はいろんなこと考えます
昔いた街とか
....
あの彗星を追い抜くには
おれの命はあまりにも遅すぎる
もっとスピードを
もっとスピードを
摩擦熱で燃え上がって灰になるまで
もっと軽やかになるために
おれは足の小指を切り落 ....
やさしみの
さかなが
しずかに
みなもをおよぐ
やわらかな
さざなみは
しあわせなきおくを
みたそうとする
やきつくされたあさ
さいれんがなりひびく
しきはまた ....
間違いだらけの世界だろ?
とりあえずオイラ敗者クラブに行く。
トゥトゥトゥトゥ、
トゥトゥトゥトゥ、
敗者クラブに集まってんのは、
梅ガムとか女性用下着の下だとか。
三足千円の靴下 ....
ロシヤの人形叩き割って
ああ
子供がいっぱい出たよ
神様は悪魔になった
宇宙は石になった
誰のせいでもないよ
ロシヤの人形叩き割ったら
生命体がぶっ壊れたんだ
愛にカタチがないのはね
きっと カタチがあったら 壊れてしまうからなんだよ
赤い林檎に口づけする。
僕らはもう病院で処方される薬無しに生きてゆけぬ。
毎晩何かしらラリっている。
何故に酒で酔えんのだろうな。
ハルシオンとドクターペッパーとラッキーストライク ....
バファリンの半分は罪悪感で出来ています。ついでに言うと、ケーキもピザも半分は罪悪感で出来ています。今ではもう、罪悪感の無いものはまれで、例えばミネラルウォーターや納豆、それでもある種の人々は、ペットボ ....
あなたがあまりに冷たく
私に接するものだから
私はいつの間にかアイスクリームになってしまって
暑さで溶けてしまわないようにと
こうしていつも冷凍庫の中
時々あなたは冷凍庫を開け ....
数多のあなたから
発信されることばに
わたしは固くまぶたを閉じる
それらを愛さないために
西側の、部屋
窓に切り取られた風景のなかで
遠く稜線がたそがれてゆく
そう
書いたときには ....
暗い部屋に灯したキャンドルに
揺らめきの中意識する
光が一瞬瞬き
闇が一瞬交差する
揺らめきながら
ジリジリと音を立て
必死なお前に
かける言葉が見つからない
もしも
....
手に届く場所にあること。化石は青かった。この皿に、ワタシハ上ト下ヲカキワケテ。
新しい宗教が生まれる度、医学書に項目を加える夢。それでも、裂傷は点を結んで、形をととのえる。ノゾク。沓と傘を。
狩り ....
よるだけど
叫んでみた
きたねーシャツ
洗濯機に突っ込んで
グルグルしたみたいに
かなしくて
中指立てて
ハラ抱えて笑って
調子ハズレの歌うたって
ノドいたくて ....
ホテルのバスタブで
泡の中に沈んでいくシャツやパンツやら
ぐるぐる回して素足で踏みつける
ベッドから彼女が這い出してくる
「プールで潜らない?」
抑揚のないいつもの声
ゴルフで痛めた ....
すべてのロールプレイングゲームをクリアした後に
俺たちは眠い目をこすらないまま
ラストオナニーをはじめる
すべてのロールプレイングゲームのエンデイング
すべてのロールプレイング ....
畑の真ん中に残された僕
両腕は 真一文字に棒の様
関節なんてありもしない
足は土の中 固定されてしまった
この場所が全て
スキップなんて夢なんだな
山が遠い 空が高い
棒の腕 ....
感嘆符が飛びだして夏
焼き鳥の串をあつめて五線譜
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