ずいぶんと皮肉なものですね

愚痴をこぼしたくなるとき
その愚痴を受け止めてくれるのは
愚痴なんか聞かせたくない人だったりする

遠まわしな言葉が
あなたの
うんうんという相槌とともに ....
ゴミ箱の中から聴こえる呟きを半紙に写して歌を詠む。





燦々と太陽萌ゆる春の日に悲惨悲惨と人生燻る。





憎まれど憎みはせずとも湧きいでる、釘の音そ ....
山の端にさそり座一つずつ昇る
釣り針の尻尾が銀河を吊り上げる

文字盤を重ねて二つの柄杓時計
麦と真珠 腕をそらせて指ししめす

冠をひとに贈りたがったひと
冠をひとに贈りたかったひと
 ....
感情が表に出やすいのは
母ゆずりだ

そんなところだけでなく
顔も話し方も似ている
考えていることも何となく
わかってしまうのだ
けれど

母は僕の拒食を理解できない

夕食どき ....
寝ぼけ眼で目覚めた朝
伸びをしてそれに気づいた

目の前の鏡の中で飛び跳ねる
悪戯っ子のような髪
黙らせるように押さえつけても
すぐに飛び出す反抗期
大人しくなってしまった自分と対照的で ....
君いだき、死体をいだき死人花。




夢はぐれ、朽ちた己我、死想蘭。




坂上がる、死人が還る鬼の刻。




狂い花、想い出ばかり掻きむしり。
 ....
手を引いて 信号無視で 駆けた夜 確かに
すべての物語は 語られた
それは真実
疑うことの出来ない 真実
だが
人々の ひとりひとりの
それぞれの物語はいまも
日に
夜に
生まれつつある
やがて
歩くものとなる物 ....
横たえられた形状
地に跪いた線状

うつらうつらに落ちる陽の
ぽつりぽつりと残る様

工場のあかりが湖をバウンドしながら
少年の背中へと返っていきます
飛べない鶴をおりました
そこに ....
{引用=
どれだけ言葉を吐こうとも
どれだけ嘘を吐こうとも
結局僕らは






元気にしていますか?僕は元気でやっています。
この前、あなたの劇団の公演があったと聞きました ....
{引用=
この目は、
わたしの目じゃない

この鼻は、
わたしの鼻じゃない

この口は、
わたしの口じゃない

この言葉も、
わたしの言葉じゃない

ココロもカラダも
ツギ ....
手をつなぐように立ち並ぶ
銀杏並木の下を歩く

影踏みをしながら
陽射しを避けて木漏れ日をぬう
揺らめくカーテンの折り目に隠れるように
柔らかい幹に身体をあずければ
背中から伝わる
静 ....
  峠には若い糸杉の木が一本生えている
  すっくと立ち、
  天を指差して
  糸杉の木が、生えている


  峠の糸杉から少し離れたところに、
  朽ちかけた切り株がある
   ....
わたしだけのあなたにする
別の方法を
あなたが教えてくれたら、よかった


夜更けからの5時間にあなたがくれるもの
を、わたしは
朝の温度と同じスピードで
いつも、殺した
死にきれな ....
あまりにも長い一日だったな
そう あまりにも長い
頭の中で 声と声が話し合う
俺は二重人格なのだ
ひとりの俺は勇猛果敢で
もうひとりの俺はあまりにもなさけない
あまりにも長い午後だな
そ ....
自分を見つめてほしい
切にそう願っています
なぜかといえば自分の存在価値を見出せないから
自分は何のために生きているのかわからない
だって誰からも愛されている気がしないから
誰かに見てほしい ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
竹の子を探す少年少女らを囲む竹林千本の闇


ウミウシという生き物がいることもやがて知るのか二歳の娘


あの日きみが嫌いと言った茄子を見て疼くこころのむらさきの痣


たこ焼きのた ....
地球儀に水彩絵の具ぶちまけて 筍の感情 同じ夜ばかり見ているはずの違う自分が


ウミウシを夕餉に出される漢字では書けないような場所に来ている


飛行機が墜落してる茄子を買う少女のようなまなじりをして


 ....
初夏の夜、首が痛くなるほどに
高い空を見上げて、
あれがかんむり座だよと、
いつかそう教えたのに、

あなたは忘れてしまった。
七つの星でできた王冠を、
あっさりと投げて捨て ....
                           

フライパンの、うえ
微塵、ぎりに
にん、にく
じゅう、しゅわ
どうか、焦がさぬよう
ピュアな、液体で
いためる、の
グチ ....
沈みかけた夕日に
灰色のカーテンを浸せば
世界は爆発する


 *


うつくしい言葉を残すのはやめろ

あれは悲しみで あれは俺じゃない
散らかした記憶をかき集めるようにして
作った万華鏡を
揺さぶってできた小さな窓の中には
ゆるゆると回転する色彩

現実はいつも空回りしているから
わたしたちはいつも何かを求める
それは留 ....
ナッツは苦手です
でもアーモンドだけは好きです
キャラメルも好きです
ヌガーも好きです
甘いものがとにかく好きです

子供の頃はゴーフルが好きでした
パパがどこかへ行くたびにお土産で買う ....
世界最強!世界最強!
マスイジュウa.k.a.世界最強!
世界最強にコーラをガブ飲み!1.5リットルをイッキ!
ゲップなんてしない!世界最強だから炭酸ごときに負けない!
世界最強に揚げたてのト ....
あなたのエッチ度は 79%です (直近 1000人中 256位)
(大体、上からみて4分の1くらいの上位集団にいるって事?)

ちなみに絶頂時は 99%発揮するようです。
(100%発揮できひ ....
知らないうちにからだがむずむずかゆくって
夜中にめがさめて
うでにしがみつくとき
震えてるのに気がついて

なにもできなかったあたしに絶望したのは
いつのことだっただろう

冷たい ....
もけはチェロのように鳴く。
もけはタンポポみたいに柔らかい。
もけはぷくぷくしていて、ぽこだ。

もけは時々すねる。
もけは時々おいたをする。
もけはいつも寂しがりやだ。

 ....
おとのとどかぬさめたよる

はるかかなたにみかづきありて

こくうにうかぶわたしはなにか

きしみにくすんだあたりはやみよ

そらからにじむひかりはあわく

なみだのようにあめがふ ....
ヤギさんのおすすめリスト(865)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愚痴- ベンジャ ...自由詩4*05-5-9
「_阿呆歌。_-_塵之市。_-_」- PULL.短歌1*05-5-8
立夏直前- 小池房枝俳句12*05-5-8
母の背中- ベンジャ ...未詩・独白6*05-5-8
「寝癖」__【やったよ連詩!やっぱ連詩は楽しいね!】- ベンジャ ...自由詩4*05-5-8
「_阿呆句、死。_-_死想蘭。_-_」- PULL.俳句1*05-5-7
青春安全- ねいやん川柳9*05-5-7
物語- 岡部淳太 ...自由詩7*05-5-7
自由への詩_3- 不老産兄 ...自由詩205-5-7
手紙- 虹村 凌自由詩7*05-5-7
モンタージュ- 043BLUE自由詩405-5-7
銀杏並木- ベンジャ ...自由詩5*05-5-6
糸杉- 嘉野千尋自由詩8+*05-5-6
ファイブ- 望月 ゆ ...自由詩4*05-5-5
あまりにも長い- 岡部淳太 ...自由詩3*05-5-5
リアル_ヴァーチャル- ひで自由詩105-5-5
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4
【短歌祭参加作品】食卓までのディスタンス- 本木はじ ...短歌8*05-5-4
差別- 完食川柳305-5-4
【短歌祭参加作品】沖縄にて- ピッピ短歌4*05-5-4
かんむり座- 佐々宝砂自由詩2805-5-3
ボンゴレ、ロツソ- 太郎本人自由詩4*05-5-2
世界- 黒田人柱自由詩3005-5-1
「万華鏡」__【やったよ!100行連詩】- ベンジャ ...自由詩6*05-5-1
わたしのこと- 自由詩10*05-4-30
世界最強- マスイジ ...自由詩10*05-4-27
エロース- 虹村 凌自由詩5*05-4-27
ベットのなかテレビはつかなくて- 自由詩205-4-27
「_もけ。_」- PULL.自由詩9*05-4-26
がらすのとう- かぜきり自由詩3*05-4-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29