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{引用=
深夜、
線路を枕に
寝ました
駅のホームには
過ぎ去った
時間が、
停車して
いました
星が
綺麗でした
遠くから
君の声が
聞こえ ....
君の涙が
それを教えてくれた
君と
ぼくの間にある
絶対的な距離
君の涙が
そこを覆っていった
ぼくは小舟で近づこう
もう少しだけ君に
近づくために
{引用=
向かいの棟の
ベランダに
煙草をふかしている
女がいる
赤ん坊が
蝉のように鳴いている
今日の
空はとても青い
手摺に掛けられた
赤 青
幾色かの ....
青空を
引き裂いたら
タールのような
宇宙が
どろりと
垂れてきた
光を吸い込んだ
その深い艶は
悪魔の
瞳のようだった
そして
今日も同じ
青空の下
....
ことばの世界
は、白い
深い霧のよう
に、白い
白くて
何も
見えない
手探りして
手を伸ばすと
君の心臓の
感触がした
{引用=
この目は、
わたしの目じゃない
この鼻は、
わたしの鼻じゃない
この口は、
わたしの口じゃない
この言葉も、
わたしの言葉じゃない
ココロもカラダも
ツギ ....
盃に さくら浮かべて もらい泣き
{引用=
自分の言葉だけを
命綱に
今 僕は地球に
ぶら下がっている
万有引力のように
僕を魅了する
天界の暗闇へ向けて
自
由
....
先生、
ぼくのお兄ちゃんが
このあいだ死にました
ぼくのうちは
3人兄弟です
全員男です
まん中のお兄ちゃんが
死にました
名前はゆうごです
ぼくは「ゆうごちゃん」と
....