朝一番の水を飲んだらさぁ
燐寸を擦って煙草に火をつけてよ
そして右足でブルースを蹴飛ばそう?
ブルージーになんかなってられないよ
今日もクソったれた一日が始まったんだ
ブルージーになんかなっ ....
帰る頃に雨が降るだろうことは
知っていた
これらの町にも美女は住む
スカートの前をつかみ
 脚に絡まぬようにして
お嬢の小唄を
宙に放れば
おてんと様が照らしてくれる

小僧の小唄を
地に撞けば
根っこの隅々しらべてくれる

手毬唄、ひとつ
この手に優しい
中身かどうか
優しくこの手に帰 ....
わたしのよろこびは
魚篇に花とかきます
ひらいて 焼いて
食べちゃってね
あぶらが のっているうちに
どもってしまった空は
灼熱の夏を何処かに置き忘れたようで
パラパラ ピチョンと

リズミカルにとたんを打つ音 ことり

かえるの歌も倦怠感と一緒に にやり

大地に降り積もり

ぶ ....
俺とお前は同じ黄色で
できたら
緑色に生まれたかった
と言ったのは
ギター片手に歌う兄さん
そうだね
俺はからだぢゅう毛に覆われて
いてもよかった
そして日長毛繕いをして
過ごして
 ....
むかし、むかし

はくあきの、あるひ

てぃらのさうるすが

だいれんあいと

だいしつれんをわすれてしまおうと

むかしとんぼをおいかけて

きをなんぼんもなぎたおしているう ....
用なんかないよ
会いたいだけ
見せてよもっと
君を

明日はきっとあるなんて
どこの誰が保証してくれるの
今君と会えなかったら
今君と愛し合えなかったら
どこに生きる意味があるの
 ....
屋台では、
キンタマが売られている
夕方、あぜ道を通ると
牛はがたがた震えた。
そのあとで
顔も上げずにえさを食べる。
まひるに
月が笑いながら
堕ちてゆくのを
見とどけてしまった


サルビアの
紅が憎くて
泣き叫ぶのもかまわず
摘み取ってしまった


こめかみが
痛くてたまらない
や ....
3匹目の獏は道端で
へたりこんでるところを拾った
小さな獏は虚弱体質で
夢はもちろん秘密も嘘も受け付けず
今にも消え入りそうに震えている

私は必死で噂とか言い訳とか  ....
日が落ちて 暗い川に
すう とよぎる物がある
魚のひれに
背の高い草
それから
釣りのおじいさん
長い棒で
水をかき
橋をくぐる

なにがみえるのか
なにがきこえるのか
波紋と ....
逆上がり空腹感もこのように

「席はない」と言うからじぶんで準備をし

墓石を乗せ来た船は皆沈み

霧雨に靴が揃えて置いてあり

理解しがたい鐘を打ち鳴らす夜

やらねばならぬとは ....
とても寂しそうに立っていたから
声をかけられなかった
檻の中
100センチの
ペンギン

タイミングが全て合ったら
結婚しましょう
氷の上で

夕方の風は冷たくはないの
ぬるいの ....
十二番目で
いつも言葉を間違えてしまう君は
その次の交差点では
左折ばかりを繰り返している
東京
狭い夕暮れで
夢から覚めたばかりの抜け落ちた体を
ついでのような角度でドアの隙間に潜り込 ....
何を忘れたかったのだろう
街に一つしかない小さな駅で
男は窓の外に向かって手を振った
無人のホームでは鉢植えに植えられた
カモミールの花がゆれるばかり
やがて男を乗せた列車が発車すると
駅 ....
死ぬのが怖くてもそうそう死ねません

指の骨折ったぐらいじゃ死ねません

受験戦争落ちた滑った死ねません

最後の一葉ごと木も倒れて死ねません

ハンガーで首を吊っても死ねません

 ....
朝に刈られた草は低く
鉄路から来る風は遅く
火花の熱は溝へと至り
冷たく通りすぎてゆく


触れることのできない飛沫のように
緑は道から放たれてゆく
遠い遠いものばかり ....
からっぽな、そらっぽ。
空々しくて白々しい。
誰もいない。
遠すぎて、

ひとりがとっても空っぽい。
ネコとヒヒとワニとシロクマ
ビーバー シマウマ シマクリネズミ
ソフトクリームを持ってやるから
僕の側にいておくれ
針金式素敵な動物愛ランド
針金式です
外では大学ノート抱えて
学者号宇 ....
遠くにいくあなたを
わたしは深呼吸で静かに見ていた
興奮しないでと
自分に言い聞かせながら

ベッドの中でわたしがあなたをみつめても
何も見つけられなくなったのは
あれからすこしまえ
 ....
ここにあるものを
遠いことのように
海辺にはひとりで
いつも見る夢に
ひれ伏すようにして
倒れる
砂の積もっていく音
どこかから落とされる音

仰向けに空
口を開ければ世界が
飛 ....
わたし

椿の紅のビロウドのような

柔らかさに触れたくて



はなびらに少し

指先を這わせただけでした



椿は 紅を舞わせて地へと落ち

華の美しさを ....
あたしの町のあたしの川の向こうにはあたしだけの工場が在る。
其処は終日稼働式で、何時でも好きな時に好きなだけ眺める事が出来る。
くすんだ灰色の煙突は大した高さでも無いのに
チ  カ  チ   ....
昼食を食べに近所のファミレスへ
夏の強い日差しの下
ふらふら自転車をこいでゆく

クーラーの効いたファミレスに入り
腰を落ち着けると
壁に取り付けられたテレビの中は
ニューヨーク・ヤンキ ....
マウンドに立つ その、一番。
目を見開いて、瞬間瞬間を一時たりとも逃さぬように。
ごくん、
と 咽喉を鳴らして。声を張り上げて。
さあ、 奴らが主役の夏が来る。
次に私が拾った獏は
これはもう生まれついての
野良獏だったから
やっぱり夢は食べなくて

好んで食べたのは・・・嘘

あぁ 私はどうしたらいいのかしら
せっかくイイヒトで通してきたのに ....
いつからだろう。君の笑顔は消えた。
僕のせいかな・・・・
君は幸せじゃない?
僕はいつも君の事だけを
見ていたつもりだったけれど・・・・
本当は違ったのかな?
今の君の気持ちがわからない・ ....
君よりも、頭ひとつぶんくらい背の低い私
君の見ている景色とは違う景色を見てる

君の見ている景色はどんな風に見える?
私はどんな風に君の眼に映ってる?

君とおんなじ場所にいても見えるもの ....
「これ、ウン十万もするんだよ」と言いながら
弾いている塗装の剥がれたテレキャスの価値は私には解らなかった
「この人ら、大好きなんだよ」と言いながら
聞いているNUMBER GIRLのよさは私には ....
ヤギさんのおすすめリスト(865)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ろくでなしROCK〜クソったれに金は無し〜- 虹村 凌自由詩6*05-7-15
地下鉄の階段を- 吉岡孝次自由詩105-7-15
手毬唄- 千波 一 ...自由詩17*05-7-15
そろもん(Thank-you-for-coming_gift ...- みつべえ自由詩605-7-15
*あまつぶ*- かおる自由詩8*05-7-15
言葉の後/音の手前- 太郎冠者自由詩3*05-7-15
てぃらのさうるす- ブルース ...自由詩5*05-7-15
どこかに行こう- チアーヌ自由詩905-7-14
屋台- プテラノ ...自由詩6*05-7-14
怯える- 落合朱美自由詩10*05-7-14
偏食_三- 落合朱美自由詩22*05-7-14
暗い川- 竹節一二 ...自由詩1205-7-13
ぼったくり- 黒川排除 ...川柳505-7-12
ペンギン園- チアーヌ自由詩1605-7-12
トーキョータワー- 霜天自由詩4305-7-12
七人の男(手を振る男)- たもつ自由詩41*05-7-12
しねません- 黒川排除 ...川柳605-7-11
水緑- 木立 悟自由詩605-7-10
「_空っぽ。_」- PULL.自由詩4*05-7-10
Ⅰランド- コモ谷自由詩405-7-10
ベッドの中でわたしがあなたを見つめても- 自由詩4*05-7-10
ターン- 霜天自由詩1105-7-10
嫉妬の黄色- 蜜 花自由詩8*05-7-9
赤い点滅- 有邑空玖自由詩15*05-7-9
ボールパークに夢を_〜海を渡った侍_松井秀喜に捧ぐ〜- 服部 剛自由詩6*05-7-9
野球少年- むくげ自由詩205-7-9
偏食_二- 落合朱美自由詩11*05-7-8
消えた笑顔をもう一度- 天使自由詩105-7-8
小さな私と君の視点- 兎乃 し ...自由詩205-7-8
恋愛って詐欺じゃねェ?- 無知アコ自由詩4*05-7-8

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