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花はそのままで美しい
草木もそのままで美しい

根も葉も茎も枝も美しい
葉が還る土も美しい

あれらは光の受け手である


ケイソウはそのままで美しい
渦鞭毛藻類もそのままで美しい ....
東京の水面は光りに紛れる
湾岸の運河は白っぽい夜空の下
ビルたちと同じように街灯りを抱いている

街中を少し外れると水面は暗い
平らかな夜景に微かに縁取られながら
水があることや河であるこ ....
   こよつきよ              
   ここにもちから およぼせよ。

   夏草ノ原 草ノ海原。


 ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
      ノノノノノ ....
平成十七年五月十七日
半歌仙連歌「木漏れ日まるく」の巻
於 RT会議室A

 表
 発句  夏木立木漏れ日まるくなりにけり
 脇    手足伸ばして歩く歓び
 第三  園児らの帽子ばか ....
山の端にさそり座一つずつ昇る
釣り針の尻尾が銀河を吊り上げる

文字盤を重ねて二つの柄杓時計
麦と真珠 腕をそらせて指ししめす

冠をひとに贈りたがったひと
冠をひとに贈りたかったひと
 ....
多感な馬鹿
果敢な馬鹿
彼岸の馬鹿
此岸の馬鹿
対岸の馬鹿

たおやかな馬鹿
物静かな馬鹿
小うるさい馬鹿
夢見る馬鹿
現実の馬鹿
石橋を敲いて渡る

三途の川も馬鹿
地獄 ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=257400 ヤギさん郵便
おてがみ迷子
もしもし此処はどこですか

広くは乙女座超銀河団
狭くはフォッサマグナの東
地球的には春分点前
世の中的には年度末

わたしはわたしが生きている
時と場 ....
夜に
夜光虫の海で泳いだことがあります

そのとき
月が出ていたのかどうか

  指先を
  差し入れた瞬間にセントエルモの火

  揺さぶってみた
  舫い綱に冷たい篝り火

 ....
 ローリングする着陸機よピッチングだけはするなよ いざランディング
 懐かしい名前でふいに呼ぶ人のありそうで怖い乗り継ぎの島

 あの雲の影はほらそこ あの影の雲はあの雲 青い青い海
 雲は皆 ....
 危険です真似しないでねハブクラゲつんと突付くと面舵転進
 道脇のガードレールに何気なくアカショウビンが止まっています

 真っ白なリーフエッジと砂の浜 引き潮どきの{ルビ美=ちゅ}らさ島々
 ....
紫水晶のかけらを
油で揚げてみたことがあります

天ぷらが食べたかった
わけではなくて

シトリントパーズって
実は加熱処理したアメジスト
というのを試してみたくて

ホイル ....
天狼の眼さえ優しき夕刻の西空高く服わぬ者

夜目遠目街は光の傘のうち見上げる春の冬の星座を

麦と真珠一対の名を見出せし好き人の名を我は知るなり

星影を抱きて部屋で愛しき言い尽くしてよ指 ....
ひとが壊れたり直ったりするのって
おもしろいね

生き物はケガしたり弱ったりするけど
壊れたりしないよ
それなのに人間は壊れる
病気になったり死んだりもするけど
ぶちっと聞こえて
壊れ ....
にいさん 今 どうしていますか
風の音が聞こえます
ずいぶん強く吹いているようです

窓ガラス一枚へだてて
冷たい外の世界は
やっぱり
窓ガラスもう一枚へだてて
にいさんの部屋へ続いて ....
たとえようもなく淡く繊細な、と形容すれば
誰もがひどく儚い何か、を思い浮かべるだろう。

距離ならば2800万光年の彼方、
けれど実直径5万光年にも及ぶ実在。

http://imgs ....
古タオルに黒マジックで
ぞ う き ん と書いた
ぞ う き ん

なので反対側の端っこには
き り ん き ん と書いてみた
き り ん き ん

家人に見せると
きりんきん では ....
紙に書いてください
書けるものならば紙に書いて
紙に書いたそれを見せてください

世界を
モニターの向こうにまで感じるとるためには
第六感まで動員しても
なお追いつかないような想像 ....
ヤギさんの小池房枝さんおすすめリスト(18)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たとえないばなし- 小池房枝自由詩21*06-3-15
首都高にて- 小池房枝自由詩1005-6-12
なつくさのはら- 小池房枝短歌13*05-5-24
木漏れ日まるく連歌れんしゅう- 小池房枝短歌9*05-5-18
立夏直前- 小池房枝俳句12*05-5-8
馬鹿につける形容詞- 小池房枝自由詩17*05-4-21
羽化するものを- 小池房枝自由詩12*05-4-4
銀河郵便はヤギたちが運ぶ- 小池房枝自由詩10*05-3-22
夜光虫夜想曲- 小池房枝自由詩8*04-9-4
ヤママヤーの海と空から- 小池房枝短歌504-7-27
ヤママヤーの島から- 小池房枝短歌5*04-7-25
水晶の天ぷら- 小池房枝自由詩8*04-5-17
星影を抱きて- 小池房枝短歌3*04-3-26
観察日記、懐かしい人への手紙- 小池房枝自由詩3*04-3-15
今日は会えなかったけれど- 小池房枝自由詩704-2-27
M104/NGC4594。_____- 小池房枝自由詩2*04-2-21
ぞうきん- 小池房枝自由詩1004-1-24
それがもし詩という何かであるならば- 小池房枝自由詩10*04-1-11

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