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ふかく
ふかく
おのれをすいて
やいの
やいの
と
おのれをすいて
おのがぬくみを
はらはらと
はきだし
くぅとなるくらい
はきだし
て
わが ....
なつくさを
くさかりしながら
じぶんのこころも
ちょっとかりこんで
さわさわと整える
刈ったぶぶんは
お日様に干して
お月様の光も吸わせて
冬に着るふと ....
つづかないこえ
いろのちがうくろ
よみおえたじてん
ゆびにおもいかんかく
いしきにのこるせっしょく
ささやきのないといき
つたわるはずのないつぶやき
ながれおちるあか
いしきに ....
ら
うたが
ら
らら ら
うたが聞こえる
ら
静寂のみが記された
らら ら
白紙のページに埋もれた夜に
....
空をみあげながら どこからが宇宙なんだろうと くびをひねる
はてしない
てのひらをみあげながら どこまでが自分なんだろうと ぼうようとする
らちもない
....
あつくやけたいわのうえじりり
なつのそらいっぱいのせかいを
ふりかざしてしぇいくしてみる
からだちゅうにやつらとりこみ
かわもにたたきつけてやるんだ
....
雨の中
彼は一人
一人彼は雨の中
雨の粒の櫓の下で彼は
一人濡れている雨の粒の櫓の下で
そのゆれる髪も手も櫓のような雨の中で彼は
濡れた髪も足もゆれる雨の中でかすれ ....
山肌に
かすれて
張り付いた
涸れた
田んぼの
あぜ道を
白い
自転しゃで
駆けおりる
がしゃがしゃごしゃごしゃ
うたうじてんしゃ
目線の先はあかいとんぼさ
....
おとのとどかぬさめたよる
はるかかなたにみかづきありて
こくうにうかぶわたしはなにか
きしみにくすんだあたりはやみよ
そらからにじむひかりはあわく
なみだのようにあめがふ ....
鍵を拾った
それは確かきのうの鍵
みつけたおかげでおもいだした
なくしたおかげで見つけだした
見たくないから飲み込んだのに
みつけちゃいけない 捨てたはずの鍵
あふ ....