人という字は…。ヒトとヒトが支え合う。

それなら、

支え合う前の「ヒト」という字はどう書けばよいのだろ?
漢字一画の数字「一」によく似た1本の線。
無限大の二次元でさまよい。寄りかかる ....
ゆみちゃんはぽろぽろなみだをながして
ひたすらなきつづけた
てくびをとると
けっかんがきもちでふくれあがって
どくどくおとをたてて
いまにもはちきれそうだった
かおがむくんで
くちび ....
子供料理番組に出演。

ロケ、AM10:00。
応援多数。

放映、PM6:00。
ギャラリー満載。

「好きな野球選手は誰ですか?」
「うえはらです。」
「うえはら選手のどんなと ....
女は
胎内に新しい生命を宿したら
「母親」になるというのに

男は
新しい生命が誕生してから
「父親」になる権利を得る
のだろうか

それは
目の前に細く頼りない道が一本
 ....
 
 知らない街で
 洗濯物が揺れている
 風に洗われて
 青空を映しながら


 知らない道に
 鳥の羽根が落ちている
 素通りなど出来なかった
「これは大空の破片なのだ」と
 ....
 
線路を歩いた
草がたくさん生えていた
誰もいなかった
ずっと前に廃線になったのだ

線路沿いに坂を上っていくと
車両が置き晒されていた
子供が廊下を走っていた

もう少し歩いて ....
僕の旅はこの町で終わるのだろうか
この雨降らぬ町の名はなにか

この町で捕えたツバメ
を掌の中に隠す
いらだたしい感覚と暑さを忘れる
放ったつもりが 手元からポトリと落ちた
死ぬつもりだ ....
つゆやみの夜
降りしきる蛙の鳴き声
このたくさんの鳴き声の中にも
さみしい蛙はいるのです

呼ばれているような気がして
サンダルを履いて庭に出てみると
蛙の鳴き声が辺りを包みます
白い ....
フォークでスパゲティを豪快に巻く
彼女はそれを大きな口に放り込んで一飲みにした

「続けてよ」

僕が口に出すワンテンポ前に彼女は大きな口を開く

「馬鹿みたいだよねぇ 戦争なんて 殺し ....
ぼくはいつか彼女に見捨てられてしまうのではないか?
また、一人ぼっちになってしまうのではないか?
やっと出会えた唯一の信頼できる人。
その人にさえも裏切られてしまうのではないか?
彼女に見 ....
空は
誰のものでもない美しさを携えているから
弾幕に汚れた視界の先に
ここには希望があるよ、と照らしてくれるけれど

僕の
指先が触れられる距離にあるのは銃口くらい
羽ばたく鳥を何度も握 ....
「明日、注文していたものが届くの」と
 少女が嬉しそうに笑って言う

 何を? 私は訊く

 すると

 少女は真顔で黙り込む
すっかり草に覆われた
ぼくらが秘密基地と呼んでいたここに
今年もまた暑い季節がきました
打ち捨てられた自転車が
見捨てられたこの場所に
あの頃のまま忘れられて

なにが秘密だったんだろう ....
高速で自転し公転する地球に
ふりおとされまいと必死にしがみついている自分だ
朝が来て昼が来て夜が来るめまぐるしい展開に
なんとかついていこうと必死で追いかけている自分だ
あっという間に0に近似 ....
うすっぺらな
かさぶたを
かさねすぎて
海をわすれた。

くされかけた
霧のなかを
影のない魚たちが
歩んでいった。

矢のように駆ける
雲の彼方に
涙をたたえた
光の鳥を見 ....
あまりの暑さにクーラーをつける
よほど暑かったのだろう
いろいろな動物たちが家に集まりはじめ
またたくまにいっぱいになった

長い部位をもっている動物はそれをたたんだ
肉食動物は捕 ....
美しくない夕日などあったでしょうか
山の稜線に影を落とし
上空を見上げれば
雲が山の彼方から淡い橙色に染めあげられています
山と雲の間を
黒い点のようなものが
こちら側からあちら側へ ....
あなたの好物を作ろうと
夕暮れ
サンダルを引っ掛けて買い物にでる

昨夜の 些細ないさかいの 償いに
海老の殻を
無心でむけば
いとおしさに変わるような気がして
という
無邪気な ....
淋しい と 素直に言えていたら











もう少し違う今も あったかもしれない




今ここで呟いたって

君にはもう届かないだろうけど
 ....
まがっているから
いいよね
きゅうり

でこぼこだから
あじがあるよね
とまと

そばかすだらけの
みかん
すんたらずの
だいこん

みんな
みんな
素敵にいびつ
紫水晶のかけらを
油で揚げてみたことがあります

天ぷらが食べたかった
わけではなくて

シトリントパーズって
実は加熱処理したアメジスト
というのを試してみたくて

ホイル ....
電線に止まって
人を見下ろす鴉
でさえ貴女の
髪の黒さに憧れる
夜空のように
貴女の黒髪は深く
そして遠い川のように
流れている


無邪気な子供達が
笑いながら
貴女の黒髪を ....
うさぎはおおかみの上着を着て
おおかみの上着の上から
うさぎの上着を着て
うさぎの上着の上から
おおかみの上着を着て
ほっと一息ついて
コーヒーショップなんかで
おおかみの上着を脱いで
 ....
某月吉日 某所にて

異議あり、裁判長、今の発言は原告の名誉を著しく損なう発言であると思われます。
被告人には発言の撤回を要求します。

異議を認めます、被告人は口を慎むように。

では ....
居るような君の気配を探している沈まない陽の五月の駅で

不意に出るひとつ外れたアクセント「そやね」と夏がちかづいている

このまちが逆さにうつる残り水その向こう側に居るはずなのに

あ ....
今の日本において「詩人」は既に職業として成立しないと言っても過言ではない。職業として成立しないとは言い換えれば需要がないということだ。

私はかつて詩人が果たしていた役割を(エモーションの供給)今 ....
こういう無駄なことに労力を捧げる人たちって素敵です。
私も参加してみようとやってみたけど、無駄でした。鬼教官。

「ジョジョの奇妙な冒険・決めポーズ教室」
http://homepage2.n ....
松井のバットが鋭い弧を描き完璧にとらえた真ん中高めストレート
力強くどこまでも飛んでいく青い青い雲ひとつない空
見上げる僕等は有象無象の歓声の渦僕はその点景
ボールの赤い縫い目は僕等の夢白地につ ....
声を、言葉を 個を取り戻せ!
http://page.freett.com/roudoku/
【参加資格】
ひきこもり、出社拒否、社会不適応者、アル中、アウトサイダー、無職、不器用、
いろいろ ....
深夜、男友達から『お前のことずっと上海してた』と電話。ひどく
驚き、『ごめんなさい』とだけ応えて電話を切る。自分の言動を振
り返り、しばらく彼には会わないでおこうと決める。図らずも点と
点 ....
ヤギさんのおすすめリスト(865)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「一」によく似た一本の線。- 末吉剛士 ...自由詩504-7-1
まっかなきもち- アンテ自由詩7*04-6-30
野球少年- 涼(すず ...自由詩304-6-29
入学式前夜- たもつ自由詩35*04-6-28
知らない街_(2003.7.18)- 和泉 輪自由詩2304-6-19
帰還- 渡邉建志自由詩4*04-6-17
ある町へ_ⅲ- 音阿弥花 ...未詩・独白204-6-11
つゆやみの夜- ワタナベ自由詩20*04-6-8
(嘘の臭いがしちゃうね)- リヅ自由詩4*04-6-6
願い- BLACK JACK自由詩4*04-6-6
腐った魚の眼に映るのは、脚のないイタリア人のカウパー- 自由詩9*04-6-6
注文- 和泉 輪未詩・独白1304-6-3
夏の日- ワタナベ自由詩15*04-5-30
輝け- ワタナベ自由詩13*04-5-28
光の鳥- 草野大悟自由詩4*04-5-27
すべてのものへ- たもつ自由詩3204-5-26
夕日- ワタナベ自由詩904-5-24
てんぷら- 月音自由詩4004-5-23
無題。- 黒蝶自由詩304-5-23
素敵にいびつ- 草野大悟自由詩4*04-5-19
水晶の天ぷら- 小池房枝自由詩8*04-5-17
黒髪- 和泉 輪自由詩1204-5-16
きぐるみ- サダアイ ...自由詩2804-5-15
春の裁判- ワタナベ自由詩1004-5-14
君を探している- たにがわ ...短歌704-5-13
職業としての詩人- 和泉 輪散文(批評 ...1704-5-13
無駄無駄無駄っ- 山内緋呂 ...おすすめリ ...1704-5-13
GOOD_JOB!!- ワタナベ自由詩1204-5-11
はみだしっ子たちの朗読会- 馬野ミキおすすめリ ...204-5-11
上海された- 石畑由紀 ...自由詩57*04-5-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29