樹々のささめき
秋のまなざし
土の殻を脱いで
風鈴と戯れる
あの風のよう
出奔し
残り香をたぐる
民族という幻想の
ゲル状の遺跡を渡る
無造作に繊細に
ごぜの指先の
せつなの逡巡 ....
もしチューハイ一杯だけでも云えるなら「死ぬまでいっしょね」花一匁 まるで涙の川ね
 ルイ、リバー

わたしの胸に、
水音がせせらぐ

白い河原と、
仄かなことばが残した
透明な軌跡

ひとり、
揺らめく水に姿を映し、
零した、
 哀しみの、 ....
吃音の恋人の鳴き声は
滞る渦の中のガラス片
あるいは雨の日の蝶の瞬き
細かく光りながら吸い込まれていく

恋人 君の縺れを
優しい泥のように愛している
 




もし空にこころもズレもないのなら真っ正直さが照れる田園
精神疾患の理由の大半は
性の抑圧にあるとした
フロイト先生のお話は
やはり見るべきものがあると
僕思うわけです

子作りはしてますんで
とか言えちゃう
下町の小僧の雰囲気
の方が好ま ....
北国ではもうほとんど涼しい。秋の陽。こどもたちのみずあそび。さきっぽを踏んづけて、長い青いホースにはとても小さな小さな穴がいくつも開いていて、そこからとても細い細いやや霧状の水が勢いよく飛び出してきて .... 言で問う

問うは言

言問通りを歩いてみる

未知を知るために

道を歩く

道はどこまでも

真っ直ぐだけど

考える事は

右へ

左へ

ブレる、ブ ....
他人(ひと)のことを
悪く言うのは
言った自分も
傷つけてしまう
それでも言うか?



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
女優は
お笑い

強いは
弱い

イカれは
まともなり

普通は
病んでる

私、モデルなんです
監督
監督じゃなくて上層だから

今日は
日曜日だから
月曜日です ....
別に何も言うことはない
ただ、こうして黙って
耳を澄ましていると
自然に聴こえてくる

このメロディは
実際に鳴っているのか
それともクスリと酒に酔った
俺の頭に響く幻聴か

生き ....
忘れていませんか
と自分に問う私を
失われた記憶の空は
いつまでも青く
青く広がっている

絶対的に 失われた存在は
二度とここに戻って来ない
これでいいんだ
と自分に言い聞かせる私 ....
梨と宝石
夏の墓場から掘り起こした
私だけの祭壇
電柱に履き違えた靴の片方
だってトラベリングしたら恥ずかいでしょ?
鮎と見て
味噌汁を飲んで
飲み干したお椀を持って
底に雪が積もるま ....
僕は真面目に生きてきました
デター アホ もやし

ん?真面目に生きてきましたが?

何? 草生える 顔w

キレますよ?

はははは で、どした? ザーコ
もうやめとけば?可哀想 ....
幼いヤコブが死んだ
通りがかりの旅人が埋めた
弔いの言葉が添えられ
墓石の代わりに
ヤコブより背の低い
バス停の木が植えられた
幼い死の尊厳は守られ
旅人は旅を続けた

バス ....
○「理想的な死」
僕の理想的な死は
ぐっすり眠って
目が覚めたら
そこは天女の舞うお花畑だった!
というのがいい
そういう死に方だってあるかもしれない
死は決して怖いものじゃないんだよ
 ....
日々朦朧 生きてるだけで減る体
木漏れ日 喜び 泥沼の夢
AIと人との関係をあらわすオリジンのワンシーンについて

AIと人との関係を考えさせられる作品で、2022年以降オリジンとなる作品は以前のSFのなかで既に出尽くしていたのかもしれないけど、AIがこ ....
好条件好環境好都合によって好循環を作り守り通そうとするものは多いが、好筋によって好き人生を真っ当しようとする人は、少ない
筋を通すということは筋を作り守り、生み育てるということ
その良き筋を発見す ....
牛乳パックに
芥川龍之介の流した悦楽を詰め
キリンの形態模写をする雲に
赤いマトリョーシカの詩を隠す
ここで何人の軍人さんが撃たれたの?
うーん、いっぱい?
納豆のつぶつぶくらい?
幽霊 ....
ながっっつっつっつうううううううううううううううううううううううううううううぅぅぅU―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― .... ことばって不思議だよね
ことばに泣き
ことばに笑い
ことばに憎悪する
ことばはカミソリになり
    蜜になり
    花にもなる
    機関車にもなるし
    風にもなる
芥川 ....
誰もいない
外は虫の声だけがする
そして 吹く
風だけがあった
そして 窓で
思った ロンドンを
日本と変わらない
風景の街並み
違ったのは物価だけ
僕は 今も
何をしたのか
思 ....
夜が空けた。
立体的に、次々と、パタパタと。

画角のはじは暗い
焚き火が燃えていて少しずつ暖かい
手をかざしながら思い出す
ラムネのビー玉の音
レモン色に水色がよく合ったお祭り広場だっ ....
ほんの一瞬のため息みたいなきっかけで降り始める夏の雨、傘を持たない僕たちは高速の高架下に急いだ、雲の上の貯水槽が割れてしまったみたいな降り方だった、それでなければ、広範囲に拡散された滝のようだった .... 石はまだ乾かず
コケが時間を遅らせている

胞子 肺の空気 風が
     わずかな誤差を告げて
            記録する人はいない


わたしもあなたも
無限からの光芒に賭 ....
轢死のような夜を過ぎて、細胞たちは摩耗していた、気分の萎えた腕みたいにだらりと垂れ下がったカーテンを殴るように開いて、狂信者のような八月の太陽を部屋に迎え入れる、間髪入れず始まる灼熱のパレード、そ ....  今宵手にとる梅酒のロック
 漬け込んだ梅の実も
 取り出してそのまま齧れば
 甘酸っぱさの酔いが
 心のうらがわまでしみてくる
 
 溟い憩いにグラスを傾ける
 私の手は苦い
 梅の ....
 

手をつなぐと
気持ちいい

ひとは後ろ向きには歩くのは無理だから
ハッピーを肌に感じてそよ風を肌に感じて

手をつなぐと
気持ちいい

人は好きな人とひとつになりたい
 ....
やさしさって空からみおろす世界より綺麗と想えるわけない田園
りつさんのおすすめリスト(1147)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼女のゼリービーンズ- ただのみ ...自由詩12*25-9-6
もし- 秋葉竹短歌225-9-6
ルイ、リバー- atsuchan69自由詩19*25-9-6
縺れ- はるな自由詩625-9-6
テレ- 秋葉竹短歌425-9-6
縮こまる- りゅうさ ...自由詩4*25-9-6
ちいさい夏- 本田憲嵩自由詩1725-9-6
言問通り- 多賀良ヒ ...自由詩125-9-5
※五行歌「他人(ひと)のことを_悪く言うのは」- こしごえ自由詩11*25-9-5
ずれとらん- カッラー自由詩225-9-5
Grow_old_with_me- 花形新次自由詩225-9-4
送り火- こしごえ自由詩8*25-9-4
うすノロ白書- トビラ自由詩2*25-9-4
真面目- カッラー自由詩1*25-9-4
幼いヤコブの死- たもつ自由詩825-9-4
独り言9.3- zenyama太 ...自由詩3*25-9-3
- はるな短歌225-9-3
AIと人との関係をあらわすオリジンのワンシーンについて- 足立らど ...散文(批評 ...225-9-3
天才- 鏡ミラー ...自由詩7*25-9-2
魂、のち冷ややっこ- トビラ自由詩2*25-9-2
ろんぐろんぐアゴウ- 秋也自由詩1*25-9-2
ことば- 室町 礼自由詩525-9-2
ロンドンの記憶- 番田 自由詩425-9-2
ムーヴマン- ふるる自由詩11*25-9-2
終わり続ける夏の日- ホロウ・ ...自由詩5*25-9-1
屈折率- 完備 ver.2自由詩525-9-1
動き続けてはいるが解釈は異なる- ホロウ・ ...自由詩5*25-8-31
晩夏- リリー自由詩22*25-8-30
ハッピー- 秋葉竹自由詩425-8-30
そよかぜ- 秋葉竹短歌225-8-30

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