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{引用=
白い吐息に、
深山は十六夜の雪明り
影を踏む音も 粉雪にすわれ、
人の気配など
ありようもない午の刻
新雪に足跡を残しては、
森をさまよい
さまよい
....
{引用=
心を鞭打つ海風を欲する日
波音もきびしく鳴り
冬が眠りにつくまえに
海をめざす
息を荒げ 山の稜線を進みます
遠く人知れぬ
潮騒がむかえ
曇天の 色を ....
冬が
にじみはじめ、
すべての あらゆるものを
灰色に染めあげる、
陶器の カップをおく音に
ためらい
振り返る
キッチンのテーブルに妹がいた
久しぶりに見る姿
うつむい ....
一、 娘は 見目麗しく
寒さの夜さえ
せつなく 手を伸ばし
家の近くの男たちを徘徊させる
一、 化粧気など 少しもないけれど、
美しく それはき ....
万霊節の夜
名残りの夏の 季節の扉をしめる今宵
ここはいずこも
森の精霊の異形の獣たちに
あふれ
さまよう
Trick or treat
Trick or t ....
つたのお家は さびしいね
枯れ葉が ほろほろ はだかんぼう
秋のお庭は さびしいね
のこったアサガオ ひとりぼっち
月夜のデッキは さびしいね
子猫が 母猫おも ....
素直さのない
夏の熱砂が残す灰、夜想曲の静かさで
降り積もる
森は、夏の温もりになごり
いつか 一つの季節を追いやる
季節風は海の果てに姿をけし
かけ違えられた犠牲の森の彩
見捨 ....
拝啓
瑠璃の空は、諂曲世界
晴天白雲麒麟が翔く
生贄を欲する
砂漠は、常の
戒めの地
証は、マリア
追放された 三人の女たちや
殉教者の群れも
アラブの隊商路は、錯乱 ....
今は昔の
語り継がれる泉の物語
朧な月光
旅人が、人里はなれた峠に迷い
闇は足元からしのびよる
憐憫の月明にしがみつき、藁ぶきの小屋にたどりつく
薄暗がりに
老婆が朽ち果てた戸 ....
BLACKBLACKBLACKBLACKBLACKBLACKBLACK
BLACKBLACKBLACKBLACKBLACKBLACKBL ....
―――― 寝床にもぐりこんでくる寒さに
猫たちの寝息は、
安堵のぬくもり
朝霧の涼に
季節が書き留める
秋をあつめる
忘れ去られていた 彩を
想いだし
少しも変わらないは ....
森は未だ騒乱の蝉しぐれ
鳴き声はやまず
けれども、
風に 壁を這う色付く蔦のあやうい一葉の、はかなく落ちる季節の警鐘
浸食の始まりはきまって、誰もきづかず
無慈悲にも 足をひそめてやってく ....
七億をすぎる人の
文字への想い
親の願いを込めた
自分の名前すら書けずに
字を読むことすらできない、少女は
母からの手紙を読んでもらいました
詩はいつも文字や言葉を媒介す ....
今宵
閃光にうばわれた
満月は雲
火は華と化し、
秒速の命を生きる
あまたな人を幸せにするため
匂いを放つ 月光のうすあかり
遠く遥か隣り街に 山の端を染め
火の華を 見下ろ ....
・・・無音の荒れ地から、
地球の景観は むごたらしいほどの壮麗な美しさ
海と雲のコントラスト
星の陰 マイナス170度の砂は、
手の届かない 蒼い海を懐かしむ
月は人を受け入れ
....
森はうすい木漏れ陽
誰知らず湧き水が澄みわたる
泉の
閉塞した世界に生まれる
山女魚は けして他の暮らしを知らず
夢さえもみず
泉に生きる
存在は、認識の果て
山女魚には街 ....
「 砂塵の水 」
砂
砂塵
//////////・/・/風
刺す 陽は陰 空は、銀の航跡
時間さえ 破壊された瓦礫の街に
休息を微塵に許さぬ 爆音の響き
怒号 号 号 号
....
りつさんの月乃 猫さんおすすめリスト
(17)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
湯屋_Ⅱ
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月乃 猫
自由詩
12*
25-12-7
化石の物語
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月乃 猫
自由詩
16*
25-11-30
Alice
-
月乃 猫
自由詩
12*
25-11-16
むすめ自慢
-
月乃 猫
自由詩
12*
25-11-8
万霊節の夜
-
月乃 猫
自由詩
13*
25-11-1
みすゞ
-
月乃 猫
自由詩
16+*
25-10-25
秋無月
-
月乃 猫
自由詩
13*
25-10-19
晴天白雲麒麟
-
月乃 猫
自由詩
12*
25-10-12
忍野
-
月乃 猫
自由詩
10*
25-10-5
抽象画詩:Composition_1:BLACK_SQUAR ...
-
月乃 猫
自由詩
6*
25-9-21
秋穫祭
-
月乃 猫
自由詩
13*
25-9-20
埋葬_
-
月乃 猫
自由詩
11*
25-8-24
_詩論_
-
月乃 猫
自由詩
15*
25-8-17
_華火__
-
月乃 猫
自由詩
14*
25-8-11
3001
-
月乃 猫
自由詩
13*
25-8-4
_夢をみない魚_
-
月乃 猫
自由詩
13*
25-7-31
砂塵の水
-
月乃 猫
自由詩
5
25-6-18
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