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風の歌なんか聴かなくていい
おれの声を聴け
ビール瓶の栓を100円玉と間違えて
拾ったおれの声を聴け
腹がへって
矢も盾もたまらず
全力疾走して野球帽が飛んだ
おれの声を聴け
....
もしチューハイ一杯だけでも云えるなら「死ぬまでいっしょね」花一匁
もし空にこころもズレもないのなら真っ正直さが照れる田園
日々朦朧 生きてるだけで減る体
木漏れ日 喜び 泥沼の夢
やさしさって空からみおろす世界より綺麗と想えるわけない田園
スムージー飲んで眩しい朝陽みてトラブル恐れず扉をあける
ここにある魂(たま)の宮分(みやわ)けとどろかし
寝ても覚めても大海原(おおうなばら)は
放埒な桃の缶詰携えて
行け行けここは聖人の墓
一人より二人でいれば楽しいか
ドヤ街に降る雨に ....
偽りが痛いくちもと透明がすこし濁った声がこぼれる
僕用の戦場でした 右手にはテレビゲームの銃(充電中)
さようなら ガムテでベタベタ補強したビニール傘のわずかな割れ目
雨の夜のビルの光の数百の孤独のためのそれぞれの歌
あの日以来、透 ....
レッスンのニュアンスだとかグルーブ感なんて知らずに恋愛していた
焼けついたあなたの跡を拭う昼
眩しすぎてて蝶も飛ばない
まどろみのなかでみたのは開いた手 誰もいない部屋 飛ばない蝶々
優しさの
数だけ平和になれるなら
ひとみな優しくなりたい泣き声
闇よりも
悲しい孤独があるのなら
夕闇咳するたれも来ぬ道
罪さえも
笑って許してあげるとか
大嘘 ....
ゴミを捨て仰ぐ空は青く青く
この世の端で修羅を育てる
風吹かば 風が好きだと 君が言う
大きな楠の下で夏
おい
鉛筆を
ずいぶん使ってない指を
みながら昔を知る 残酷さ
このへや
パソコンに
西陽がさしている机
君の香りがしない ときおり
じゆう ....
ほのか
目のまえに
そろそろ終わりがみえる夜
桜降る道 手を繋ぎゆく
いちめんの
向日葵が
満面笑って軽やかに
君の匂いがする 風が吹く
き ....
帰省
十三年
ぶりに自宅の庭でする
花火のあとの西瓜は半月
家路
ひとびとが
夕暮れ色に染まりゆく
家路の端のパチ屋の金魚
もしかして
いま蘇つてくれたとて
も壱度ホンキて恋せるだらうか
君の背後に立ってるそいつ大分前からいるけどなんやの知らんがなストーカーでしょだってお前の頭はここまでだから俺はそんな奴はいくらでも見てきたああ明日はバーベキュー
歌なんていちばん好きなだけのものそれがあるからそれを愛する
喜びをはこぶ梔子の白さよ
朽ちていく程濃くなる香り
ダリアダリア気まぐれな愛をねだれば咲かないダリア愛してる
その間際 巻きつく先は甘い束縛
鉄線が咲き、散り、また咲き
紫陽 ....