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生き、
伸びられることが奇跡だと
云われたわけではさらさらなくて
ただ、
若くてガンを患ったものだから
ステージ12345
とかに
ちょっとだけ詳しくなったよ
大丈夫だ ....
知らないと
云い切ったあと目を伏せて
あした小雨になれよと希う
逆流と
いうほど強いことじゃなく
ただ不正義に血が騒ぐだけ
ホリデーに
街のイルミを愛 ....
枯れ果てた
くたびれた涙みたいな
蒼い月を
呼んだよ
泣いてないって
笑ってるでしょって
季節ごとにカンタンな嘘を
恥ずかしげもなく
ついたよ
だからわたしは
....
何年もまえから
週末になると三時間ほどかけて
家に帰っている
はじめのころは
半分くらい旅行している感覚で
ぶっちゃけ云うと
けっこうしんどかったな
だから
二週に一回 ....
海は
空の色をうつすから
いちばん綺麗なところは
空の色をしているって
悲しい詩人に聴いた気がするけど
花は
蕾から花開くときの
たにんの嫉妬に耐えられなくなり
すぐに枯 ....
生きている
だけでやまいは訪れて
彼岸へつれてゆきたがるのか
生きる糧
なんていっぱいある意味で
死にたがるのはバカだと想う
いちねんが
そろそろ終わる小 ....
罪が確かに罪ならば
罰があとから刺さるから
レ、ミゼラブルのジャンバルジャン
呆れて笑ってくれるだろう
ひとりで生きていくことが
幻想だって知っている
昨日や今日の悲し ....
わかちあう
べきなのだろう悲しみも
ふたりはいつもひとつだからな
そんな声
聴こえて夜のひとり寝の
低いベッドに座りこむ冬
生きかたの
ベストを決める ....
車を走らせていると
だだっ広い芝生の平原にすっくと
黒い五重の塔が建っていた
ちょっと気になって
駐車場を探して
その五重の塔をみにいった
想像どおりの大きさで
みあげる ....
とある花がわたしに
微笑みかけつづけてくれている
わたしはすこし照れて
その花のまなざしを直視できない
人生を全うさえできない予感に夜に震える
ひとりっきりも気楽だなんてくだ ....
どれほどの月日ののちのりんご園
雑草が抜きわすれられ枯れ落ち葉
白馬たち遠目に雲と見間違え
海峡を越えてゆけゆけ白揚羽
....
何処へ、ゆくの?
首を横に振るユウ
じゃあ、おいで。
ひとりぼっちは、寂しすぎる
カオルの手を取って起き上がるユウ
ジーンズの汚れを
パンパンと叩いてはらう
....
(自由律)
罪が悲しみまで奪い去る
読めない空気、でも、吸える空気、生きる
夏祭りの金魚、名前までつけたけど
恐竜もみた悠久の青空、そのまま ....
初めてブラックコーヒーを飲んだのは
いつのことだっただろう
大人ぶりたかったのかな
カッコつけてたのかな
初めては絶対苦くて苦くて
とても美味しいとは想えなかったと想うけど
今 ....
高い天井
大きな窓
シャンデリアが吊られた豪華な部屋
夢の中の浮遊感にたゆたい
私は目を細める
右には
ダークスーツを着た男性が
チラチラとこちらをみて
ときおり静かに ....
たすけられていきた
笑いあっていきた
ふざけあっていきた
求めてあっていきた
楽しかった日々の
想いはるかとおい
涙あらいながす
雨のなかでわらう
二度と来ない ....
悪夢から覚めたら
すべてが夢だったとの
夢をみさせて
厳しくない街なんてない
優しくない君がいないように
わずかばかりの運命の齟齬が
なにかを大きく狂わせるんだね
....
信じられない悪魔が
あのときの罪を信じさせようとする
親友が浪漫の香りに満ち満ちて
野に咲くけなげな白い花を
好きなタイプと想ったか
素粒子は
天面輝く星になり
ただ悲し ....
秋の葉に月のしたたる竹しずか
夜よりも悲しい時間があるのならコールドスリープしたくもなるよね
日本酒が似合う季節になって来た秋刀魚豊漁いいこともある
新しい人生をはじめるにあたって
できるだけ人を憎まないように
との不可能かもしれない夢を
みつづけられる気持ちを持とうと想う
大事なときの反応速度が遅くても
ぶざまな悪運に見舞わ ....
そういえば、さいきん雨宿りをしてないなぁ
雨の降りはじめの匂いってあるでしょ?
ちょっとだけレモンの香りみたいな
ウソウソ、カビの匂いに似てる
ウソウソ、ま、雨の匂い
それが ....
ニャンとも暑い夏だニャア
けど、もうそろそろ終わりかニャ
今日の運勢とかテレビでやってるけど
朝みても昼間は忘れてしまうんだニャ
夜は別のことに忙しいから忘れたままだ ....
もしチューハイ一杯だけでも云えるなら「死ぬまでいっしょね」花一匁
もし空にこころもズレもないのなら真っ正直さが照れる田園
手をつなぐと
気持ちいい
ひとは後ろ向きには歩くのは無理だから
ハッピーを肌に感じてそよ風を肌に感じて
手をつなぐと
気持ちいい
人は好きな人とひとつになりたい
....
やさしさって空からみおろす世界より綺麗と想えるわけない田園
「あすは、晴れるから」
だれかやじぶんを慰めるときに使う言葉
でも、これだけ毎日毎日晴れつづけると
雨が恋しくなる
トラックが通ると揺れる家
夜明けのカラスの鳴き声
髪 ....
この言葉に
論理矛盾は無いだろう
人生でいちばん若い日は今日。
薔薇に棘、日暮れの豪雨、道を打つ
雷鳴轟く、棘の必然
自由に生きるってことは
なにもその手に持 ....
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