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つい口ごもる
あなたの前では
それはもっと本当の
もっと本当のままで
いつかきっと話せるから
そんな顔をしている楓があった
……無口な楓
もう帰らない
ここには二度と
冬を待たず ....
東の空に陽が昇り
小鳥が鳴き騒ぐという
小さな物語を知ったとき
「鳥の朝」という意味が生まれ……
中天に陽があって
猫が居眠りをするいう
呑気な物語を知ったとき
「眠る猫」という意味 ....
猫は嘘を知らない
犬だって知らない
なぜならば
彼らには物語がないから
あるがままよりももっと狭く小さい
生きていく大切さだけを知っている
そのことが美しい
けれど悲しい
彼ら ....
夢でしか会えないひとが
夢の中でいつもの場所にいて
そこであたりまえのように
暮らしていた
秋の夜の眠り際に
夢であることを知ってしまった
道草次郎さんのにつきさんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
喩が生まれる時
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につき
自由詩
2*
20-10-16
日々の連続性は物語の形をとって意味となる(おさなごへの答え)
-
につき
自由詩
8*
20-10-10
猫と犬の物語
-
につき
自由詩
2*
20-10-9
夢の場所
-
につき
自由詩
7*
20-10-9
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