世界遺産に登録されているタージ・マハル廟、アーグラ城塞があることで知られるアーグラー。この都市はオートリキシャーの運転手サムの案内のもとで観光しました。

まず訪れたのがタージ・マハル。ムガル帝国 ...
とんがり帽子の雲が
隊列を組んで流れていく
間もなく夕暮れらしく
どの雲も右半分がオレンジに染まっている

地平までは一本の道が続いているだけで
街どころか木一本生えていない
雲が動いて ...
こんな日もあるのだろう
まるで予定項のような
あるいは脱穀されたあとの麦のような
果てしなく無力な一日

刻み込まれたものを嫌うようにして食卓の
海老の殻をむいているとひとりでに
涙が溢 ...
銀雪に落ちる雫
鏡に映す此の身

月を滲ませ貴方に背く
望みは久遠に途絶え
朱に染まる身を留める者も無し

嗚呼、其の旋律が彼の人のものならば
「花に咲かせ彩り染め上げ」 ...
とどこおれひとかけらまでとどこおれ



異国から細胞の{ルビ文=ふみ}打ち寄せる



冬の指ただ指に負う痛みかな



お前からお前を{ルビ奪=と}った非を ...
いうなれば愛は無限の
ススキのなびく秋の平原で
近く遠くチラつくフィルムのフリッカーを
懐かしく水面に浮かべて掬う

木漏れ日はマンションの壁を暖める
窓枠は世界という景色を作品に仕立て上 ...
ただひたむきに絡み付いて
あなたから目をはなすことができない
気がつけばそれが恋であり
未来はいつも平原に気弱な月を浮かべている

愛され方と愛し方
運命に翻弄されて偶然に出会う二人
も ...
ひとつの言葉は、百のことを伝え

百の言葉は、ひとつのことも伝えない

そんな わたしの言葉
ハローハロー
こちら地球から
あなたに伝えたい


ハローハロー
言葉がある方が不自由だなんて
実際は間違っている


ハローハロー
私たちは
とても便利な道具をうまく使い ...
こおりづけの夜が明けたら
あてどない君のくちびるにキスしよう
果てしなく遠ざかってゆくあの空と
まやかしのあなたの正しさを
どこまでも信じてゆこうとした
僕の未熟さをどうか、つまびらかに解き ...
母は強い人だ
私は母から生まれたのに
なぜ強くないんだろう
なぜ母がすきになれないんだろう
母は私がすきなのかな
母は私を愛してるのだろう

いつか帰った部屋に母がいたことはなかった
...
あいがあふれてる
すばらしいすばらしいこの世界で

ぼくはずっと、
反抗期でありつづけたい、と思う
瀬戸内海とは違う海

海は女性である。

船から見る雲が美しくてコルクの蓋の小瓶に
唄とまりもとレースと子馬と宝石
海水を注ぎ瀬戸内海に。
配達。


女性が  いいはなちました。 ...
ここから先は
明かりを消してください
この洞窟の中に
外の光は危険なんです
進む方向に困ったら
薄い青い模様が 
より目に浮かぶ方に
歩いてください
そうすれば
そこにたどり着きます ...
防砂林ごしに轟音がしていた

飛行機の離発着のような音だった

愛人と犯罪を完遂したあと

手をつないで夜の海岸に出た

防砂林をぬけると

轟音の正体はやはり海だった

死ぬ ...
最終電車。降車する人の群れ。渋谷駅へ向かうホームの光は消されている。
最終確認をする駅員の姿。

電車から降りる。込み合った車内ではうまく呼吸が出来ない。人の波から外れて、立ち止まり、呼吸をする ...
ああもう

冬は憂鬱な季節だというのに、発狂しそうな私がここにいるのね

あなたが好きだとか、そんなことを言えるほどにあなたのことを知らない

あなたを好きだと言ってしまえば、私の好きはウ ...
 
 
◆side B @ 少年。



背伸びをして、やっと見えた窓の向こう。
あまりにも素敵だったから、真似をしてみたんだ。
見つかったらママに怒られるかもしれない後ろめたさと ...
上辺だけでの会話
踏み込むには弱すぎて

疑問文で伝えるメール
返ってくるのは当たり前で

名前を呼んでくれたとか

喜んでる顔が見れたとか

そんなのどうでもいいんだ ...
生まれ落ちた瞬間から
選択の道を歩まされ
自由の名の下
出来すぎた答えを選び取る
そこに自らの意思が存在すると
誇らしげな顔をして
疑いもせず

手にしたものは
求めたもので ...
木漏れ日がふたりの影を白くさせていた

背の低い常緑樹のしたで

ぼくは自身の人生の蹉跌を話していた

きみを否定するような言い方で話していた


ぼくはじぶんの私利私欲に胸を焼かれ ...
のぼせたわけじゃないんだよ

つい沸かしすぎた湯が
総毛立って縮こまる私を
ひとときたりと忘れぬよう
きつく抱いて締め上げるから
ほんの少し恥ずかしかっただけ

少女の頃に見たきり ...
 車が三角になって走る

 首の太い太陽が 時間の想い出の中で

 約8つ転がっては過ぎ 人びとのオシリの穴から

『あそびは オワリ』 のうんこ文字が綺麗に出 ...
あまりに寒いので
コタツに入ってみかん食べながら
明日の自分がどうなるのか
漠然と考えていたのです


どこにも居場所がないような
そんなどうしようもない気持ちの午前1時
返ってくるは ...
{引用=
クリスマスイブの夜、
京介くん(以下K)は部屋にひとり、ベットで、うとうと。
サンタクロースを待ちながら眠い眼をこする。
サンタさんが来るまで起きていたい、そんな子供。


...
家に帰っても会社員の彼は
パソコンを叩きながら
テレビを見ていた

番組では
「本邦初公開
 自分を捜しまわる日本人形」と
画面の端に銘うってあった

スタジオに
日本人形の入った ...
萼には永劫の接吻を
際どかった昼間の送り仮名には微笑み二乗の反語法を
埋もれかけた墓標には遠い遠い潮騒を

聖なる人よ
二十一世紀初頭のこんな夜にもまた
星は星をちぎりながら
生まれ来る ...
彼の欲しかったのは 身体
彼女の欲しかったのは お金

彼はそれを愛情と呼んだ
彼女はそれを愛情と呼んだ

愛情が破綻した、と
誰かがつぶやく
そうだろうか

天秤が
破綻したの ...
何にもない手に
何にもない 手の 
あるべきではない 手の存在の彼方で
僕は憧れた

女にさせられていた 響き渡っているのだ
響き渡っている女の風が 音に
そんなふうにあるのは
音の流 ...
何もない手に体の街を
歩き指先のどこかへと
そこで口先だけが爪を
何にもないと舐め

噛んでいる街を
夢にさせられている
ボーリング場の
すり抜けていく並木にぶつかる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
インド旅行記6(アーグラー)チカモチ散文(批評...409/12/24 8:26
逢魔ヶ刻西天 龍自由詩6*09/12/24 1:34
ぶぅぅぅん真島正人自由詩6*09/12/24 1:22
詩歌相羽 柚希自由詩2*09/12/24 1:17
toujours maudit(forever curse ...木立 悟俳句209/12/24 1:15
ただこの声だけを奪ってほしい瀬崎 虎彦自由詩209/12/24 1:12
愛され方と愛し方自由詩009/12/24 1:06
わたしの言葉殿上 童自由詩5*09/12/24 0:17
ハローハローさき自由詩809/12/24 0:12
星空と白地図水島芳野自由詩009/12/23 23:55
親離れ朧月自由詩409/12/23 23:35
ゆず自由詩1*09/12/23 23:29
水の中の雨花石について。Monet....自由詩109/12/23 23:05
朝をゆさぶる男りょう自由詩4*09/12/23 22:12
犯罪者は夜手をつなぐ吉岡ペペロ自由詩1009/12/23 22:10
国道246号線、寒い寒い日ブライアン自由詩4*09/12/23 22:05
タンBん妄想がん自由詩009/12/23 21:49
窓。hope自由詩109/12/23 21:41
平行線上の彼女秋助自由詩2*09/12/23 21:05
迷路泉咲れく自由詩009/12/23 21:04
点と線吉岡ペペロ自由詩309/12/23 19:38
長風呂ゆえづ自由詩409/12/23 19:32
Fィ—リン Hァピィ ワンダ—・・・ヨルノテガム自由詩3*09/12/23 19:01
木枯らし舞う水曜日、コタツとみかんと生きることについて涙(ルイ)自由詩109/12/23 18:31
サンタさんとサンタさんの間で北大路京介自由詩7*09/12/23 18:22
壊される人形の復活劇 ある会社員より愛を込めてりょう自由詩3*09/12/23 17:40
らら、ばい都志雄自由詩3*09/12/23 17:34
夕暮れポケットuminek...自由詩2*09/12/23 17:32
番田 自由詩009/12/23 15:57
ピン自由詩009/12/23 15:56

Home 戻る 最新へ 次へ
4130 4131 4132 4133 4134 4135 4136 4137 4138 4139 4140 4141 4142 4143 4144 4145 4146 4147 4148 4149 4150 4151 4152 4153 4154 4155 4156 4157 4158 4159 4160 4161 4162 4163 4164 4165 4166 4167 4168 4169 4170 
5.77sec.