あなたがくれたミニブーケ
小さなグラスに差し替えた
短すぎた葉っぱを1枚
あなたが昔くれた本に挟んだ
12時34分を指す時計の針
何も鳴らない携帯電話
明日も早いしもう寝よう
そう思 ...
空から腐葉土の香りがした
僕らはなんて孤独なのだろう
空を見つめている
ひとのこころは遠すぎて
僕らはいつもとり残されている
同苦したくてありったけの
こころをかき ...
誰かが歌っていた
幸せの後ろを別れがいつもついてくると
好きな人と居る毎日は
別れる理由を探す毎日で
別れなくてもいい言い訳を探す毎日だった
家が建ち、間もなく名字が変わる
やっと見つ ...
{引用=
*ちりちりと揺れてる空の片隅へ 帰るきみは恋も知らない*
イヤフォンをして
黒板に鼓膜の言葉を連ねていた
うっすらと覆い被さる、夕焼けは恋人の色だった
...
首なし騎士が抱えているのは
本当に
彼の首か
いや違う
あれは彼の敵の首だ
彼自身の首がないのは
それは彼の
狡猾さだ
いやいや
あれはあくまで
彼の首で ...
両瞼はまだ重い
なのに
風
冷たくて
タバコに火をつける
問題が解決していくように見える
火が灯っている間は
煙は繋がっている
夜明けの蒼い薄雲と
そして
昨晩と
昨晩の ...
君の名残りを探す旅は未だ終わらず
少しだけでも近づきたいけど
逃げ水の様に遠くへ
風の便りで君が死んだことを知った
彼氏でもないけど涙が出た
決して弱いことじゃない
だけど、一言は欲し ...
ナマ物です
賞味期限を過ぎると
ただの知識になります
ので御注意ください
経験の知識は
開封後お早めに御賞味ください
経験の知識は
よく振ってからお飲みください
...
「ねぇもう別れよう」
「ご利用ありがとうございました。
またのご利用をお待ちしております!」
寒い日の朝は父のお召しものをこたつの中に入れて暖めておく
父はいつも「ありがとう」と言ってからそれを着る
もうしばらくの間はそんな朝が続きそうだけど、悪い気分ではない
かつて少女であったものの断片
ある切れ端
突端から眺める切れ端
破片
かつて少女であったそれ
その部分
少女の一部分
白い影を波間に
少女らしいたおやかな
少女らしい生臭い
少女ら ...
言葉たちだけを見て暮らしたいのに
ニンゲンがくっついて来る
言葉たちだって迷惑してるだろうに
生みの親にはじゃけんに出来ないらしい
海が、命のゆりかごだったように
ひとも、言葉のふる ...
+
花が散るころにわたしは女でした。女になってしまい、
鉄鉢の中の百枚の花びらが
蝶のように羽ばたき、遠ざかるのを眺めた
+
花びらのひとひらを虫ピンで留め ...
泣き虫のトーマスの隣には
いつも笑顔のトニーがいて
タミーはいつも口笛を吹いて
トンプソンはいつも電気で遊んでいた。
ラジオはいつもつけっぱなし
マギーは皆のホットケーキを焼いている。
...
眩暈がする
粒のそろった
音の洪水
言葉の洪水
音像/位相/破綻/逸脱
シームレスで繋がる
流れ/溢れつづけるメロディ
美しい旋律
降りしきるノイズ
全てを呑み込もうとするコーラス
...
はるかにはるかにむかし
誰かがひとみを伏せることをやめた
それから今までずっと
空は空
何百億のあこがれを吸い込んでなお
変わらないのか
ぼくらが自由になれないのは
ぢめんに足のうら ...
睫に触れるしずくにまで嫉妬していた
外は雨が降っているらしい
冷たい手のひら
コートから湯気がたつ
ベッドから身動きもせずにそっと盗み見る
ソファーに腰掛けて
上着や靴下は ...
あたしな ずっと言いたいことがあったんよ
だけどな おかあちゃんは背中やった
顔を見つけるまでに 後ろむいてたから
声 かけれんかった
あたしな ずっと先に言いたかったんよ
だけどな お ...
よかった。
まだ、俺は暖かいんだ。
大きな夕日の線状に放射される
赤い光線の先に
黒いシルエットに変わるまばらな家並みが
山並みにより既に陰っている
表面のうねっている畑の中にあった。
その中を疾走する人影一つ
帰るので ...
彼の音が
彼の声が
彼の{ルビ詞=ことば}が
彼の生きた証になって
彼の仲間が
彼の家族が
彼の愛した人たちが
彼の生きた詳細になる
世 ...
{引用=
*降りしきるきみの海のまなざしが わたしの中へ流れ込めよと*
右手の小指いっぽんから
左手の人差し指いっぽんへ
さざんかのかきねを散らしていく君の振動が伝わる
...
{引用=
*夢で君にくちづけをしてしまった*
わたしの身体はしなやかに発熱していたので
玄関で横たわり熱を果てしなく放出した
可哀想な傷たちが肌を走り回る
扉の向こうでしとやかに雨が ...
ことば
この言葉
遠い言葉
声、言葉
遠い声、言葉
届かない
届かずにとどまる声
言葉、超えたらば
超える言葉
超えて届く声
孤島へ
言葉、孤島へと届く言葉
声、孤島へと超えて ...
誰か
私の取扱説明書を
作ってください
自分でも
使いあぐねているのです
ほうっておくと
女の身体ばかり見ています
注意しないと
非常識な論難を始めます
制御しておかないと
い ...
首のつけね
吸い込んだ
くうきに
想像する
わたしは
かすみのかかった記憶に
繋げたがってる
たぶん
ふゆのさむさに
よりそうんだ
って
言うのは
あまやかなよるを
なでまわ ...
年賀状でも書こう と
去年もらった賀状の束を
取り出し 眺めると
ああ そうだったな
みんな やたら
夫婦で それに 間に
子どもをはさんで笑っている
そんな写真のわきに
おめでとうご ...
沈んでは浮かんでいって、
浮かんでは沈んでいって、
君のことなら知りたくないよ
愚痴ばかりが飛び交って
優しい言葉が欲しいだけなんだ
君は僕に頼らなくてもさ
...
「大丈夫?」って聞かれたら
いつもみたいに平気で嘘つくの
「ダメみたい」って愚痴ったら
あなたは何をしてくれる?
義務感みたいな優しさで
心が満たされるのは
私 ...
雨が通った街路樹の
匂いを胸に吸い込んで
自分の命に響かせる
同じ命に響かせる
冬がなぞった川沿いの
倒れた花に指添えて
季節という名を染めてゆく
冬の肌に染めてゆく
生きてい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あと少し
智哉
自由詩
0
09/12/27 0:37
僕らは空を見つめている
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/12/27 0:27
理由
KEIKO
自由詩
1
09/12/27 0:26
Dear Girl 茜の空
あぐり
自由詩
2*
09/12/27 0:20
首のゆくえ
藪木二郎
自由詩
2
09/12/27 0:19
昨晩から迷子
snowwo...
自由詩
1
09/12/27 0:01
無題。
海月
自由詩
0
09/12/26 23:56
経験の知識は
北星三天
自由詩
1
09/12/26 23:49
利用
巧
自由詩
1*
09/12/26 23:42
②アンb5な4z425
がん
自由詩
0
09/12/26 23:26
冬の海で
瀬崎 虎彦
自由詩
3
09/12/26 23:08
noise to noise.
海里
自由詩
1+*
09/12/26 23:05
連詩「四季」 竹中えん 夏嶋真子
夏嶋 真子
自由詩
28
09/12/26 22:45
泣き虫のトーマス
ペポパンプ
自由詩
5*
09/12/26 22:43
不穏である音楽を
kauzak
自由詩
9*
09/12/26 22:31
そらごと
蠍星
自由詩
4*
09/12/26 22:13
いじわる
暗闇れもん
自由詩
2
09/12/26 21:58
あんな おかあちゃん
朧月
自由詩
6
09/12/26 21:17
想撮空間「息。」
狠志
携帯写真+...
2
09/12/26 21:11
彷徨ー黄褐色の月−
……とある蛙
自由詩
9*
09/12/26 21:01
12.24 〜世を去るミュージシャンの貴方へ
セルフレーム
自由詩
0*
09/12/26 20:16
Dear Girl 雪花帰路
あぐり
自由詩
5*
09/12/26 20:16
夢で君にくちづけをしてしまった
〃
自由詩
4*
09/12/26 20:14
この言葉
瀬崎 虎彦
自由詩
2
09/12/26 19:51
私の取扱説明書
佐野みお
自由詩
2
09/12/26 19:43
あなたが目覚める朝に
よ
自由詩
1*
09/12/26 19:34
年賀状
佐野みお
自由詩
0
09/12/26 19:13
0394
秋助
自由詩
1*
09/12/26 16:40
定型偽善
〃
自由詩
0*
09/12/26 16:38
しるべ
朧月
自由詩
5
09/12/26 16:12
4127
4128
4129
4130
4131
4132
4133
4134
4135
4136
4137
4138
4139
4140
4141
4142
4143
4144
4145
4146
4147
4148
4149
4150
4151
4152
4153
4154
4155
4156
4157
4158
4159
4160
4161
4162
4163
4164
4165
4166
4167
5.83sec.