何がなんだって
 疲れて寝るときほど
 いいものはありませんね
 世の中嫌な奴さえ
 いなければ
 いいのですがね
 それがそうはいかんので

 寝て醒めた時は
 気分のいいもので ...
くたびれた足を引きずって 
辿り着いた我家で
晩飯を食べたら  
洗面台の前に凛と立ち 
ごしごしと、一心不乱に歯を磨こう。 

今日という日の食べかすが 
きれいさっぱり消え失せて 
...
起き抜けの白昼夢の続きを見たくないからぼくは、唐突な寂しさの鐘の音を無視しても、
窓から差し込む光には目を細めた。片目の奥がガタンと音を発てたから、ぼくは斜め空を
見上げたんだ。髪の毛を耳 ...
痩せて行く月を眺めながら
君はにこやかな笑みを魅せ
二人っきりの時間はそんなに無いはずなのに

黒猫は二人の間を取り持つように
しっぽを足に絡み付け媚を売り
君はそれににこやかな顔で応 ...
火と灯を巡る灯
闇の円
夜に水に
くくられた径


風とまぶしさ
互いに散り
冬の橋へ
ふりまかれてゆく


なぞり やがて
切り取られ 沈む
空の ...
朝からスタンバってる

観光地のもの売りたちを

死者の目で見つめていた

こころがつくる霊性もあるだろう

こころがつくる肉というものもあるだろう

そういうものは

昼や夕 ...
{引用=


  ? 春色チョコレート


ファッションを何度も変えて
すれ違ったのは
君の待ち伏せ

タイトだったミニスカートが
今日は薄いフレアーですか
降参してホテルの ...
あかい花、血の滲みただかなしくて
    唇ぬすみ逃げる夕焼け


あかい花、きれいだねってつぶやいた
    水に落ちればいつか見た夢


あかい花、口にしたなら消えてゆく
    ...
立春と節分分ける風邪の夜 大吉目指し水まくら漕ぐ 最後のひと粒まで絞り出したと思っていた
種袋の中から再び種はとめどなく溢れて
私の足下を濡らします

蔓はのびて再び身体はとらわれ
私は動脈をあずけ蕾をひらくことに専念します
この柔らかい ...
{引用=
蓮華草が
一面に咲いていて
夢中で
蜜蜂を追いかけた
時々
朝露が膝に跳ねて
はやる気持ちに
追い付かない足が
まるで
恋のようだと
あがる息に
喉が鳴った

振 ...
立ち止まっては駄目ですか

うずくまっては駄目ですか

這いずりながら前に進もうとするあなたが羨ましい

その勇気が眩しいのです

私の手をひいてくれませんか

私も共に地を這いな ...
あなたの温もりを知りたくて
陰茎を膣に挿し入れる

じっと
奥にある子宮の温もり

羊水の中で
守られていた頃を
思い出しながら
唇を重ね
舌をからませる

異なる二人の体温が ...
海へと向かう
風になりたかった

誰にも
心地よい匂いで
なんにも傷つけずに
透き通る
そんな
自由に
なりたかった

けれど
夕暮れどきの
風はいつも冷たくて
帰 ...
{引用=
君の匂いが風に吹き消される中で、僕は考えていた。
シッダールタとゴーウィンダが別れた日を。
僕らは唯一を失い孤独に震えるだろう。
その震えは誕生の産声の後の、それと同じものであるのだ ...
片手ナベに
この世の終わりみたいな白い牛乳いれて
つきっきりで温める
ナベの内側にふくふくと泡が立つ頃
みじかい瞬間の想いを終了させる
いれたココアのせいで
白は濃く染まる
自分のためだ ...
都会を知らないじゃがいもは
わけもわからず大阪方面の電車に乗り込み
その行く先を疑いながら
車内アナウンスだけを頼りにしている
スポーツ新聞の大きな見出しは
仕事とばかりにこちらに笑いかけて ...
Hug me.
Hug and kiss me.
Hug, kiss and love me.
Hug, kiss, love and feel me.

想いの
道のとちゅうを
あるき ...
 その建築はどこか役所のような正義風を吹かしている。それでいながらその建築は、人が、その全体を意識の最も深い谷にまでひっかけ、その細部を感情の織りなす水にからめとるとき、その均衡と博愛とを顕わにし、聡 ... モアイ像の愛が初めからこの世の中だけを作り出しているという
陳腐な事実に偉い神さまが言った「ロン!」

その内容なりを本に纏めて売り出そうと思ったら
原稿用紙8枚分になったので、出版社 ...
「って、おいやめろや!静かにしろって!落ち着け!」
「なんでやねん、こんなもん、お前、落ち着いてられるか!おいおいおい、お!」
「・・・・」
「ちょー待てや!おい、ちょー、お前らマジで知らん ...
ベビーフードの日々

ビスケット風の吹く肌色の体温ビスケット
夜の無自覚でいい加減な奇跡の爪痕

空想上の月の瞬きに立ちすくみ
月光は枯れ葉に無限に朝露を宿す光点作る

沢に転落 ...
  橙に染まることはあっても
  緋の季節は 彼方へと去り
  空はただ 紺のトーンへと落ちていく
  ロイヤルコペンハーゲンブルーに暮れる今日は
  やがて三日月の窓の明かりを際立たせる
...
  そこに虫がいるから
  歩く 止まる 歩く 止まる 歩く 止まる
  を しなければならないのだと
  アッキーは言う

  歩いては止まるのではなく
  歩いて 止まってでもなく
...
春雨スープってね
しいて言えば女性なんだよ
生物学的に言えば
「どうして?」
はるさメスうぷだから
「うんうん」

でね
しいて言えばサメでもあるわけ
脊椎動物の、魚類としては
「 ...
「騒がしい世間に興味はない。」
「輝かしい未来なんて必要ない。」
気だるい昨日を越えて、無意味な今日を生きてます。
くだらない事を考えては、毎日毎日繰り返してます。
大切だったはずのアレは
...
彼女のための約束なのに
あたしに押し付けたりしないで
あたしだけのものにならないくせに

髪型もメイクもネイルも
あなたが嫌がるように派手にしているのに
可愛いとか言わないで

ねえ本 ...
今日は待ちに待った
サーカスの日
シルクドソレーユ
象にライオン
猛獣のオンパレード

太鼓や笛の音
何か楽しくなってしまいます。
車の宣伝カー
町がにぎわう

飴を貰って
ハ ...
思いおこさせた
言った邦人女性に金銭を奪われたことを知っていった
エズはあるバスを目指していった
歩きながら知ったあるいはとり囲まれながら歩き続けた
モナコでは海を見ながら濡れ
色々な色に君 ...
自分がフランス人ではないんだとわかっていながら、筆を握るという選択をそこでするということは、そこにはすでに新しい決意のようなものが含まれていなければならない。ああ同時にそれは絵画の新しい可能性を模 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
これからは生田 稔自由詩310/2/4 19:12
歯磨きの詩 服部 剛自由詩210/2/4 19:04
硝子空、灰色。岡崎師自由詩010/2/4 18:08
魔法……とある蛙自由詩19+*10/2/4 17:45
冬と無木立 悟自由詩210/2/4 17:45
午前のひかりのなかにいる吉岡ペペロ自由詩810/2/4 15:50
悪意の夜まどろむ海月自由詩6*10/2/4 15:04
あかい花石瀬琳々短歌9*10/2/4 13:34
風邪の夜みずまくら短歌410/2/4 13:16
vespertine瑠王自由詩5*10/2/4 12:56
独りじめ高梁サトル自由詩7*10/2/4 12:27
凪ぎ自由詩3*10/2/4 12:12
出逢いwithin自由詩7*10/2/4 12:03
線路沿い千波 一也自由詩6*10/2/4 11:42
始まりの孤独高梁サトル自由詩2*10/2/4 11:35
この世のはじまり朧月自由詩1010/2/4 8:42
じゃがいもの小旅行中原 那由多自由詩10+*10/2/4 8:22
14月乃助自由詩10*10/2/4 7:07
音楽の定義葉leaf自由詩510/2/4 6:18
インモアイ瓜田タカヤ自由詩110/2/4 3:46
京阪と鉄塔捨て彦散文(批評...210/2/4 3:40
ベビーフードの日々瓜田タカヤ自由詩110/2/4 3:24
連詩 「星一つ」 奥主 榮  萌木 碧水鵜飼千代子自由詩3*10/2/4 3:20
アッキーの声を聞きながら / 奥主 榮自由詩2*10/2/4 3:10
春雨スープとの会話海里自由詩110/2/4 2:46
逆鱗社長自由詩3*10/2/4 1:44
つけ睫毛なんてつけなくたってあたし可愛いんだしゆきちゃん。自由詩610/2/4 1:14
サーカスペポパンプ自由詩8*10/2/4 1:06
行楽した番田 自由詩010/2/4 0:58
名前話散文(批評...110/2/4 0:54

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