{引用=とある列車事故から彼女は生まれた。
これは突拍子もないことに感じられるが、その他の誕生となんら違いのあるものではなかったのだ。}
-1-
とある小さな町で、列車の脱線事故が起 ...
奇数行 奥主 榮
偶数行 鵜飼千代子
草むらにもぐりこみ
地平線がゆるむころ
息をひそめた虫たちは
オパールの海が{ルビ有明方=ありあけが ...
あなたは 私の舟に乗り合わせた
黒髪を潮風に任せ
ペンタックスのディジタル一眼レフを 波間に向ける
あなたは 私を羨ましいと云う
潮風に身を任せ
北の海も 南の海も 旅ができ ...
駄目なお母さんでごめんね
いつも我侭言ってごめんね
でもね あなたがいるから
お母さんは生きていられるの
とっても とっても 辛くて
遠くへ行ってしまいたいと思った時も
あなたの笑顔が止め ...
古い学童保育の前で
私が気付いた影は
小さな二つだった
ちょっと気の強そうな背の高い子と
その影を踏んで歩く、少し小さめの子
見覚えのある景色に微笑みながら
私は、 ...
緩やかに
夜の装い
着飾ると
すれ違う
街並みたちが
急ぎだす
止まれの色の
人並みを
交わして前に
僕の気持ちは
時計の周り
行き交うばかり
進めの色で
踏 ...
はじめて
バレンタインのチョコレートを
用意したのは小6のとき
遙か遙かむかしのはなし
でも 鮮明に覚えてる
初恋
あのころは
ペコちゃんマークの
ハートのチョコレートく ...
夕空がずっとあのままになってる
写真みたいだね
僕は脹らんで大きくなってる
従来の僕が驚いているよ
僕は僕になるんだね
僕自身だから
また小さくなれるかな?
二つは嫌だね
夢の中で見た ...
あぁ
なんだ
キミだったのかと
ふりかえり
時計は
こっちこっち
と手招きをして
左手から
右手まで
フジ壷みたいにびっしりと
わだかまりです
花が咲いてる
俺は今夜は
どこ ...
人間ってさ
めんどくさいね
怒ったと思ったら凄い自分本意な理由でさ
泣いたと思ったらただの被害妄想
優しいと思ったら見返り用の手回しで
叱ったと思ったらただの八つ当たりだ ...
昨晩は寝ようと思い床につくもなかなか寝付けず。
起き出してきては、どうしたもんかと考えていた。
ほてった頬を冷ますのに、私にはあの冷えた空気がしばし必要だったのかもしれない。
窓から外 ...
振り返れば忘れ物
前を向いても忘れ物
そこかしこに何かを落としてきてる気がしてしまう
あぁ 子供の頃は
母の手を握って歩けばよかったのに
あぁ 子供の頃は
歩きつか ...
タクシーに乗った
何でもない 話すことは
釣りをすることはそこでできるのだ
今日も眠ろう
銀色の魚体をすぐに思い描いて
ああ 僕はそして
暇人なのだろうかと ただ話しながら
いつまで ...
海に腰は下ろしていて、そうして、眠ることに考えた。
高い服を買って、満足すると眠った。
眠れない夜を過ごすことなどしばらくなさそうだ。
また新しい欲望を、買ってしまった。
何も持たないことへと ...
人の真似やめられたなら自分へと何かをするとああ違う自分
歩いてくプールまで空青い足感じてた青い色へと似た
絵の具パレットの太陽に君ゆえそれとも黄色は威張りたいから
僕が立つとき僕に旅 ...
{引用=
蓄音器から聞こえてくる歌劇に
あなたとの情事を重ねて
センチメンタルに浸る
贅沢に愛を貪りながら
少し破廉恥かしら、と頬を赤らめて
けれど、
いつまでも花の少女ではいられな ...
死者の目に
いちにちのうち
なんどかなってしまう
傍観している
肉をもたない霊となって
肉をもたないだけではない
傍観するいがい
なんの術もなくしてしまって
...
まだ煙草が吸えた列車
両端をつまんで
ぎゅっと窓を開けた
車窓の外から
まだ生きている風が入ってくるから
わたしも生きている気がした
それだけが実感だったのに
今はもうない ...
何かを失うたびに思うのは
自分の愚かさと
失ったものの大事さで
さよならダーリン
君が歩けば道が出来るよ
と
...
時間の止まった雪みたいに
ほんの少しの言葉だけで 心の中はいっぱいで
それ以外何も 欲しくなんかなかったのだと知った
その白い手に触れてみたいと
手を伸ばした先に何もなく
確かな絆は ...
表札の少年院という文字の金の輝き傍は森かも
あたたかい紅茶にはちょっとだけ
はちみつを入れておいたよ、砂糖のかわりに
水玉パジャマのきみはまだ半分夢の世界
昨夜はずいぶんうなされていたね
朝食の香りに鼻をくすぐられて
ふんわり毛 ...
まよなかにしっぽをゆらすくろねこは星をつってはすいそうで飼う
雪だ、雪が降っている
真夜中に降り続く しんしん降りてくる
雪降る夜はワクワクする
台風の朝のように心が躍る
そして今日とは違う明日の景色を待つ
窓に張り付く淡白い結晶を眺 ...
白く獰猛な太陽は
月面の果てしない砂(レゴリス)に生命を吸いとられるように沈み
僕の銀色の船は水のない海(マーレ)を
宇宙の闇夜に揺られながらゆっくりと航行する。
僕は今、雨の ...
今日も 科学者たちは
さよならで すこし 死んだ空に
ロケットをうちこんで とどめをさしている
だから 僕らは笑顔で 暮らしている
。。。。。。。。
...
わたしの彼は駆け出しミュージシャン
現代の若者と言えばロックバンドで
例にもれず彼はボーカルを務めてる
週末になれば仲間を集め
小さなライブハウスで叫んでるけど
スタンドは冷めきって ...
サラみたいにさ
ピアノでロックを歌いたいと、思っていたから
キーボードを買った
トランクに積んで、運転席からメロディーを紡ぐ
音楽を思うと、ときどきからだが、高校時代に浸される
私立校の ...
私のかいた詩が
読んでくれた人の心に
ちゃんと届いたかな
やっぱり、詩をかくのは難しいな
だけど、何でだろう、かいたあとはすごくスッキリするんだ
だから、やめられ ...
僕の履いてる靴の踵は
ぽっかり穴が、空いており
電車待ちのベンチや
仕事帰りのファミレスで
片足脱いでは
いつも小石を、地に落とす。
給料日が来るたびに
「今月こそ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
星の子 (1)
瑠王
散文(批評...
2*
10/2/5 10:44
交錯詩「朝」奥主 榮 鵜飼千代子
鵜飼千代子
自由詩
9*
10/2/5 8:22
ある舟員の話
アマメ庵
自由詩
8
10/2/5 6:32
娘
綾瀬のりこ
自由詩
6
10/2/5 6:20
幸福論
山中 烏流
自由詩
10*
10/2/5 6:15
待ち合わせ
宣隆
自由詩
2
10/2/5 4:13
あげないもん
森の猫
自由詩
4*
10/2/5 4:11
欲望みたい欲望じゃないみたい
真島正人
自由詩
1*
10/2/5 2:15
凍りついた序章
〃
自由詩
1*
10/2/5 1:41
腑に落ちない詩
伽茶
自由詩
2
10/2/5 1:32
月とオカリナと詩片
仁惰国堕絵師
散文(批評...
0*
10/2/5 1:30
子供の頃は
短角牛
自由詩
3
10/2/5 1:27
景色の中の泡として
番田
自由詩
1
10/2/5 1:01
冬に海
〃
自由詩
0
10/2/5 1:00
意地っ張り
〃
短歌
0
10/2/5 0:59
返らぬ少女のかずかずを、愛しき君におくる
高梁サトル
自由詩
3*
10/2/5 0:16
死者の目
吉岡ペペロ
自由詩
6
10/2/5 0:05
実感
小川 葉
自由詩
1
10/2/4 23:47
吊るされた男
牛
自由詩
2*
10/2/4 23:35
-0
湖月
自由詩
0
10/2/4 23:33
森
A-29
短歌
4*
10/2/4 23:08
土曜の朝のソネット
ma_non...
自由詩
2
10/2/4 22:52
くろねこ
ことり ま菜
短歌
3
10/2/4 22:44
真夜中の雪
仁惰国堕絵師
自由詩
4*
10/2/4 22:05
月面航海記(雨の海)
楽恵
自由詩
16*
10/2/4 21:09
未来
昏(ヤッカ)
自由詩
2*
10/2/4 21:08
マイク
窓枠
自由詩
4*
10/2/4 21:08
Little rock'n'roll
たちばなまこ...
自由詩
8
10/2/4 20:50
詩
くろきた
自由詩
6
10/2/4 20:34
穴の空いた靴
服部 剛
自由詩
8
10/2/4 19:59
4120
4121
4122
4123
4124
4125
4126
4127
4128
4129
4130
4131
4132
4133
4134
4135
4136
4137
4138
4139
4140
4141
4142
4143
4144
4145
4146
4147
4148
4149
4150
4151
4152
4153
4154
4155
4156
4157
4158
4159
4160
加筆訂正:
風邪の夜
/
みずまくら
[10/2/5 10:15]
1行にまとめました。
6.03sec.