にんげんの主食はにんげんです
人を食って生き延びています
にんげんはにんげんを探し
食うために挑んでいきます
たまに気に入って
持ち歩いたり
数回に分けて食べたりします
飽きたら ...
おうちに帰るまでが遠足だから、って
遠足ってなんだろう
人生とは遠足のようなものだ、
と決めつけてしまうのはダメかな
おうちに帰るとなにが終わるんだろう
遠足か、
...
ねえ お母さん
なんで私を育てたの?
育てられなかった実の娘の身代わりなの?
自分の老後の面倒をみてほしかったの?
ねえ お母さん
なんで私を育てたの?
あなたの笑顔が可愛かっ ...
三年前に描いた殺し屋の絵がいなくなって
物陰から僕を狙っている
見上げれば満月よ
御前はいつだって洪水だったのだな
押し寄せる怒涛のように
溢れ出るノイズだったのだな
ああ ...
君の白くてかぼそい指が その先端を握り締める
脆くて儚い赤い糸
ココロが軋む 悲鳴を上げる
それでも僕は 手繰り寄せずにいられない
キリキリと音を立て 張り詰め ...
風が痛いくらいにしみこむ
私の肌はまだ 怯えていて
街頭のネオンを通り過ぎるたび
臆病者の影は心配そうに現れる
風邪は曳くなよ
なんて言いたげに(君こそね)
周囲に誰も居なくな ...
ごめんね と
言うためだけのごめんに
意味は無いような気がして
ごめんなさい
と言ってみるけれど
自分の中の洞穴から
寒い風しかでてこなかった
なのに
あなたは
い ...
忘れようと 強く強く思うのに
思い出にさえ 笑われる日々
君がもし 覚えていないと言うのなら
忘れてしまえよ 今日の記念日
大切な あなたの生まれた日でさえも
...
雪降る昼間
気付くとうたた寝をしていた
夢の中では昔の恋人が
滝を眺めてサヨウナラと呟いていた
目が覚めると雪のせいで
さらに気温が下がっていた
布団に包まっていたのに
鼻の先がひどく冷 ...
プルトップにゆびをかけて
あたしのめのまえで
うれしそうにトマトジュースを開けるきみと
ちいさな破裂音と
あたしがいて
とじこめられた空気が
はじけて
で ...
凍りつく雪道を
自転車に乗ってたら
つつつーっと滑った
つつつーっは
るるるーっになって
滑っていく
斜めになった視線の向こうには
生まれたばかりの
...
キィィィィ ンンン
鳴っている
塾帰りの娘を迎えに来て
路肩に車を止めてエンジンを切る
ガラス1枚隔てられただけで
街のノイズは膜を張られ
夜の静寂が濃くなるから
ィィィィィ ...
いちがい
という音が好き
でも「いちがいという音が好き」と言ってる自分は
あと60年たったら確実に死んでる
それは動かしがたく
確定してる
一概に言える
すごくすごく好きなのに
...
虹色のしゃぼんの中にうずくまり うたかたたちの秒針を聞く
歴史いや 暗記の苦手な わたしの悩み
しませんよ 嫌いな社会の 過去問なんて
なんでです 骸骨模型と 入れ替わり
あ、また出た 怒る先生 オネエまじり
そうですか また始ま ...
あなたの手が翻る
そうね、機嫌でもよいようね、あなたのことだから 前触れなんてないけど
あの歌の指揮でもしているの?
そうね、たしかにそんなふうな旋律をくちづさみながらだわね
そんなことも ...
日曜日の過ごし方
土曜日は、家電量販店での仕事(読んでいるうちに眠くてしようがなくなる小説のための自動ページめくり機売り場の店員)があって、僕は競馬場には行けない。だから、競馬場に行くのは決ま ...
どうしたよ
船あんなところにいる船
ほら波ないからよく見える
ぽこぽこ ぽこあぽこ
雪だ
無人島じゃない孤島だ
この丘 いや島の
樹木が腐ってる
どんどん干乾びてるのに湿る ...
白ヤギさんから届いた手紙を食べている
しかたがないので手紙を書いてしまう
という展開を知りながら
次々と届く手紙を食べている
白い糸を吐きながら
やがて後悔している
黒ヤギなど ...
庭にある植木をみると
綺麗に刈り取られた枝に
雪が積もっていた
縁側のマッサージ機に座っている
祖父はもういないからと
母がカーテンを閉めた
仏壇の祖父に祖母が
またなにか報告してい ...
苦しい時には
助け舟がでる
と信じて航海
にでて行く男
好きな子へと
電話を掛けた
誰れもでない
楽になれない
外には七人の
敵がいるから
油断できない
褌を締め直す
...
哀れみへの言葉の破片
死者への 人間としての哀れみなのだろうか
それはああ 寂しさなのだろうか
何もない僕の体がある
僕は話す言葉もない
僕は誰に語りかける言葉もない
寂しさの机は涙のひと ...
フランスには手に余るほどの著名な画家がいて、彫刻家や、音楽家、詩人も多くいたけれど、フランスの地を強く踏んだところで、彼らに出会えるわけでもなく、彼らの文学作品を、ああと、手にとったとしてもフランス語 ...
熱が下がったのだろう
うつら、うつらしていた
私は碧く底の知れない
淵に浮んで
水の深みを見ていた
耳もとを太陽の光が筋になって
淵の彼方を目指しているが
その光の筋の先は
揺 ...
夜
車を走らせていると路面には
頭から脳漿を垂れ流した犬が
しんでいるのをよけつつ
あたらしい仕事を探そうかなどと
ニールヤングを聞く
ちょうどいい音楽だ
ちょうどいい音楽なのに
「h ...
きみを抱きたい
でもそれはデリケートな問題らしくて
うまくいってない
きみは降水確率0パーセントの晴れの日か
降水確率100パーセントの雨の日にしか出掛けないの
いま ...
2009年8月1日、新宿。
人はタマネギの皮みたく剥ける。
とかいって、男は舞台上で着ていたTシャツを脱ぎ捨てた。
2008年の猫道の中の
2009年の猫道の中の2011年の猫道。
赤土 ...
鬼がやってきたので 福豆を袋ごと投げつけた
クイックモーションから全力で投げた
「 俺が大殺界だってこと、わかって来てんのか! コラ! 」
鬼に投げつけた袋を拾うて ほぼゼロ距離 ...
彼女は
丘の上に
住んでいて
彼女の家のまわりには
花がたくさん
咲いている
冬も
夏も
秋も
春も
彼女は
そこに座っている
おはなばたけ
とても
きれいで
おはなばた ...
ずっとあなたを想っている
例え授業中でも
例え周りがどんなことを言おうとも
例え好きなことを否定されようとも
例え離れ離れになってしまっても
ずっとあなたを想ってる
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
にんげんの主食
朧月
自由詩
9
10/2/7 10:14
おうちに帰るまでが遠足だから
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/2/7 8:47
ねえ お母さん
綾瀬のりこ
自由詩
7
10/2/7 8:25
殺し屋
日月
自由詩
0
10/2/7 5:48
キリキリと
葛葉もなか
自由詩
2*
10/2/7 2:28
夜を探して
窓枠
自由詩
2*
10/2/7 1:41
すまんのいびき
朧月
自由詩
4
10/2/7 1:27
忘れ物
なき
短歌
6*
10/2/7 1:26
雪の昼寝
智哉
自由詩
3
10/2/7 0:34
トマトジュース
水町綜助
自由詩
5*
10/2/7 0:06
雪道
小川 葉
自由詩
4
10/2/7 0:00
耳鳴りに親和する
kauzak
自由詩
12*
10/2/6 23:31
いちがい
ふるる
自由詩
4*
10/2/6 23:06
うたかた
ことり ま菜
短歌
3
10/2/6 22:22
愚痴
ありす
川柳
1
10/2/6 22:16
スローモーション
いすず
自由詩
3*
10/2/6 22:13
夢の競馬場2
花形新次
散文(批評...
4+*
10/2/6 22:04
クジラちゃんの赤肉の血
KETIPA
自由詩
1
10/2/6 21:49
かいこ
小川 葉
自由詩
6*
10/2/6 21:14
女人の館にて
朧月
自由詩
2
10/2/6 20:45
楽になれない
ペポパンプ
自由詩
8*
10/2/6 19:38
死んだ者の隣で
番田
自由詩
0
10/2/6 17:35
昨日の僕とフランスと
〃
自由詩
0
10/2/6 17:35
光の筋
みずまくら
自由詩
5
10/2/6 17:28
星空を見上げる
フミタケ
自由詩
7*
10/2/6 16:45
きみを抱きたい
吉岡ペペロ
自由詩
7
10/2/6 16:17
素顔
猫道
自由詩
3
10/2/6 15:42
節分に 鬼がやってきた
北大路京介
自由詩
14*
10/2/6 15:01
10
イシダユーリ
自由詩
8
10/2/6 14:52
想ってる
ありす
自由詩
3*
10/2/6 14:33
4117
4118
4119
4120
4121
4122
4123
4124
4125
4126
4127
4128
4129
4130
4131
4132
4133
4134
4135
4136
4137
4138
4139
4140
4141
4142
4143
4144
4145
4146
4147
4148
4149
4150
4151
4152
4153
4154
4155
4156
4157
8.12sec.