あっかんべ
枕返しがあっかんべ
ぶんぶん舞う蚊をぺろりぴしゃぴしゃ
あっかんべ
枕返しがあっかんべ
純粋に邪に
枕返しがあっかんべ
炭酸水の海の中
身体全体から気泡が発生する
それはまるで
私が溶けていくかのようだ
お酢に入れた卵の殻が
いつの間にか無くなってしまうように
私の身体も人魚姫の最期のごとく
...
梅の花が咲き始めた
彼らは驚くほど丸い
つめたい雨の降るなかで
やわさと桃色が
暗黙の春の境界を築いていく
るるるるると鳴く猫は
スプリンクラーに驚いて
もう寄り付かなくなっていた
...
夜がちぎれた
ちぎれた夜の裂け目から
かすかな光があふれだした
まるでスライムみたいに
どろどろと
夜は夜でなくなり
ただの黒い紙切れのようにあふれる光に震えている
...
100211
弾かれた音速の脅威を
忘れたかのように
滑走路から飛び立つのが
習慣となった
石油が無いから
空気を燃料にして
今日は ...
今度出雲大社に行くんです
早く良い人が見つかりますように…
拝みまくってきます
良縁の神様ですから
きっと良い人を探してくれるのでしょう
そう
きっとそうだ
...
うそか
ほんとか
ネズミは「根住み」なんだそうですよ
根の国
地中深く
その鳴く声もチュウ、チュウと
黄泉の国の住人
うそかほんとうか
どちらといえるようなことではないけど
...
みかんをむいて父に食べさせると
ぼくはみかんではないのに
お礼を言われた
咳をするしぐさが
父とぼくは良く似ていた
植物に無関心なところも
石鹸で洗う指先の先端の形も
他 ...
セーラーのえりのラインに着地する紙ひこうきのはねは空色
揺らいでいる空の一端から
ある程度の意味を受け取ろうと
眉間に皺を寄せているわけだけど
どうにもこうにも…
それは啓示で
ジメジメした現況を変えてくれる
大きな力なのだよ
彼のナポレ ...
硬い
石の群れに
たまに
私も呼吸を忘れる
人肌の
暖かさも
しばらく
思い出していない
交わるようで
交わりきらないのは
きっと
全てのことに当てはまるようで
母の胎 ...
南風が吹く夜は 木戸が震える
通りの向こうの 防波堤の向こうから
波音が聞こえる
一人では広すぎる部屋
蛍光灯は 行き渡らない
障子の穴から 壁の隙間から
夜が覗いている
黙った ...
「すいません、住むところをさがしてるんですが」
と言って、仮面ライダーがお店にやってきた。
はいはい、いらっしゃいませ。どのような物件をお探しで?
ふんふん、バイクが停められて安めの物件。
...
グースかグースか
北京ダック
よく寝る
疲れが出てきた
時間があると
とにかく寝る
時間が経つ程
元気になる。
できなかった事が
できる様になる。
少しずつ片付く
穏やか ...
あなたの頭蓋骨を、かき抱く
この胸に熱く
柔らかな髪に包まれた後頭骨に
私の上腕骨を回して
冷たい額の向こうの前頭骨に、頬骨を寄せる
あなたが考えていることが、私の心に伝わってくる
...
家出少女がピンクの小さなリュックをロッカーに。
少し思い詰めた顔で化粧を直して笑顔を作って。
100円が ちゃりん と音を立てて吸い込まれる。
胸ポケットに鍵をしまったらどこかに電話を甘えた ...
小学生の頃
うちのネズミ捕りにかかった
一匹の親ネズミを
母親は
バケツに水をためて
ネズミ捕りごと沈めた
...
存在のすべてを懸けて
赤ん坊が泣いている。
そのうたに、
誰もかなわない。
100211
ティーアールといいながら
気短なキーボードを叩く
打つのか押すのか
気軽なボードは応えない
冬の空は本格的に押し黙り
今から雪を降らせるつもり ...
掌が傷だらけ
彼女はきっと キスだらけ
巣くわれた 巣窟な躯は
昨日も 架空を跳んだらしい
チョコレートシロップに
足を染められたなら
ホワイトソースばかり
作りすぎてし ...
孤独を研いで研いで研いで研ぎ澄まして
誰一人いなくなってから僕は
ヨーロッパへ向かう飛行機に乗る
後に思い残すことはもう、ない
まぶたの裏に懐かしいバラハス空港を思い描く
地下鉄に乗って ...
仮想域デヴァイスがある
HIS
しるくろーどは
茣蓙
かりのてき に
/
いつものように射精のあと
胸にはひんやりとした粗雑
おとなしく貼りついている
心もそれに慣らされている
生きてゆくという事は
ただ生きてゆく
という事ではないの ...
中国人の女。
そいつに今、いいところを舐められている。
ねばっこい感触が先端から根元までを包み込むように、もしくは吸い上げるように、長い間続いている。
高原は遥か遠く、中腹だけが果て ...
好きなひとに甘えられるとかわいいと思う
ふつうのひとに甘えられると
どうしたらいいのか分からなくなると思う
秋の空ではなかった
つめたい風に春が匂った
頬を耳をそよう ...
暗闇を優雅に泳ぐ蛍見て星のない夜星になりきる
新聞に書かれた記事は似たような事件ばかりが並ぶ昨今
言の葉の一つ一つは輝いて君のハートの電球になる
よく晴れた何もない日に思い出す何もな ...
カシオペアの音楽
ベースの音
コーヒーの匂い
香水の香り
コートをかける
白い服
赤い服
ハイヒール
話はつきない
時間だけ経つ
心地良い空間
余韻に浸って
一周忌の夜ぽっかりと寝ころんで二階から漏れるママス&パパス
今夜また探り弾けない{ルビ前奏曲=プレリュード}ifという名の銀色の河
振り向けば買い物地獄の灯は遠く涼しい枯野 ...
おせば倒れるような 頼りないみどりいろの塀の庭で
それは八重桜のふる夜でした
少年は僕のことを何から何まで言い当ててみせました
彼はきっと
1000年まえに 海原で生き別れになったおと ...
あなたがおもうほど私
不幸に育っていないから
私を不幸な子だと呼ぶのは
やめてください おかあさん
あなたがかんがえるほど姉は
困ってなどいないから
知恵が遅れていると
泣かないでく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
民宿八畳間
短角牛
自由詩
0
10/2/12 0:43
黄味の心
麻生ゆり
自由詩
2*
10/2/12 0:14
春の空
木屋 亞万
自由詩
1*
10/2/11 23:56
夜明け
舞狐
自由詩
1
10/2/11 23:32
ぼくたちの失敗
あおば
自由詩
2*
10/2/11 23:03
旅
伽茶
自由詩
1
10/2/11 22:58
根の国の慈雨の子守唄
小池房枝
自由詩
7
10/2/11 21:57
空の切れ端
たもつ
自由詩
10
10/2/11 21:46
紙ひこうき
ことり ま菜
短歌
2
10/2/11 21:36
アルカロイド
Oz
自由詩
1
10/2/11 21:25
異邦人
さき
自由詩
10
10/2/11 21:06
無題
アマメ庵
自由詩
1
10/2/11 20:11
仮面ライダーの部屋探し
あしゅりん
自由詩
3*
10/2/11 19:58
ねるかそるか
ペポパンプ
自由詩
5*
10/2/11 19:45
骨まで愛して
楽恵
自由詩
16*
10/2/11 19:40
『コインロッカー』
東雲 李葉
自由詩
3*
10/2/11 18:04
【 逃げ回るネズミ 】
豊嶋祐匠
自由詩
5*
10/2/11 17:52
_
sh
自由詩
7*
10/2/11 17:42
TR
あおば
自由詩
3*
10/2/11 17:40
デンティベス
黒乃 桜
自由詩
2
10/2/11 17:35
亡霊
瀬崎 虎彦
自由詩
4
10/2/11 17:34
かそう
英語ささいな...
短歌
1
10/2/11 17:18
気持ちの責任
吉岡ペペロ
自由詩
2
10/2/11 17:08
大森にて——とある放浪別記——
日雇いくん◆...
散文(批評...
4*
10/2/11 16:14
おんな心
吉岡ペペロ
自由詩
6*
10/2/11 15:38
夜明け
夏川ゆう
短歌
3
10/2/11 15:18
コーヒータイム
ペポパンプ
自由詩
9*
10/2/11 14:48
春待ち
都志雄
短歌
3*
10/2/11 14:41
1000年まえに
永島大輔
自由詩
2
10/2/11 14:03
やじろべえ
朧月
自由詩
5
10/2/11 12:28
4110
4111
4112
4113
4114
4115
4116
4117
4118
4119
4120
4121
4122
4123
4124
4125
4126
4127
4128
4129
4130
4131
4132
4133
4134
4135
4136
4137
4138
4139
4140
4141
4142
4143
4144
4145
4146
4147
4148
4149
4150
6.03sec.