大人になる
見えなかったものが
見えてくる
大人になる
見たくないものも
見えてくる
時の流れには逆らえず
嫌でも何でも
大人になる
空想を語りつぎ
今はただ虚無でしかない
物語りはかなりの頻度で
涙をながした
ありとあらゆるもの全てに
意味があるけれど
時代がすすみにつれて
その意味がうす ...
金よりも大切な物とはなんだろうと、いつもおもうわけです。だから何かを食べたいなどと、店主のいる場所に叫んだ。あるものが、そこに消えていくみたいに。一羽の鳥だけが飛んでいく港。カアカアという声だけが響き ...
僕はあきらめかけていた
僕の未来への切符を手にしたい 子供の肩をかすめて
濃い群青色のシートに座る 駅張り広告から放たれているにぎやかな光
新しくできた小島の中にあるという 僕はお台場へ
...
二千十年一月二十一日木曜日執筆開始
その日攝津は午前三時半に目覚めた。少し早過ぎる起床であるが、前日床に就くのが早過ぎたので、丁度良いのだろうと思っている。昨日欠勤してしまったが、今日は出勤出 ...
やっぱりダメだったね。
そんなんじゃまったくダメだよ。
よく分かんないけど、最後のねばり足りないんじゃない?
だけど、だけど、だけど、
大丈夫なんとかなるさ
世界は広いから
大丈夫 ...
冷たい
がらんどうに
詰め込んでいたのは
なんだったのか
忘れて久しい
そこに
入っていたのは
確かに
拍を打っていた
はずだった
冷たい
がらんどうに
...
眠る前に言う
’おやすみ’は
なんて、いい言葉
忌まわしい出来事も
追われた仕事も
’おやすみ’ には追いつけない
’おやすみ’と言った人を
誰も責めることはできない
冴えない ...
小さなものが
手のひらに眠る
わたしを信じ
手のひらに眠る
花の上に
音は置き換わる
星雲の腕
ななめ地平に
朽ちたもの
朽ちゆくものが水辺を ...
猫のひげ、五線譜にして奏でるの。エリック・サティ『あなたが欲しい』
天空の青はただ、孤独のいろ
神秘の源泉より切り出された青い石は
月の砂漠を揺られ、世界を支える山脈に沈む夕陽を眺め、
地中海を越え、さらに遠い国々に運ばれるためにある
...
恐竜の鼻先に
トンボが一匹止まっている
それはただの偶然
恐竜はトンボを食べないし
トンボも食べられるとは思わない
わたしたちは生きていくために
必要のないことばかりして
...
地球と太陽の
その絶妙な位置関係は
引き合うチカラで出来ている
俺とおまえのそれが
この宇宙の法則のうちにないのは
いったいなぜだろう
俺たちに働いているチカラ ...
アルコールの整髪剤を塗り
マッドをつけて
香水をかける。
脇の下にも
ジッポで
タバコに火をつけ
サングラスをして
バイクで一っ飛び
ステーキ屋で
ワインを飲み
カラオケに ...
一つ一つ、
確実に
記憶はフェードアウトしてゆく
初めから
霧の中にいたのではなくて
どこかで
座礁したのだ
ここは海
ここは船
頭の上に
高い帆が見える
彼らも反省している
...
ガラガラか
もしくは ぐあらぐあら かもしれない老人の
荒れた咳払いがする
すすけた匂いがする
ここは 老人の街
若者は ばかものだなんておっさんが言い
しにかけって よばれているのも ...
息をするのも困難なような
心持ちになることがある
のうみそやからだや今までの生きた時間を
ごっそり交換したくなる夜もある
それはきっと中途半端の塊が
ためらってためらって生み出す
必然的なものだと ...
撲殺の感触のような中枢の痛み
地の底まで沈みこむ心情を他人事みたいに傍観しながら
彼方の空にあるのは白に消えそうな青
白痴のような未熟がゆっくりと左胸を叩く
死を見るからこ ...
セクス一個くださいな。
セクスありませんか
セクス
朝の棺ですか?
セクスじゃ
満足ありませんか
遠い村は消滅ですか?
宇宙は脹らむのに
お乳はえらいですか?
宇宙ほどに脹らむのです ...
蝉時雨の光。七色の雨が降り注ぐ街にて、潜水艦が飛行する夜。
寝静まった住人が起きだし、徘徊する街にて。夢を壊さないようにぼくらは
足音を立てずにこっそり歩き続けた。赤い風船が飛ぶ、夜。
窓から窓 ...
こんにゃくはふと
ひとのからだの中を流れてみた
あたたかく
なるたけさらさらの血になって
それはとても
こんにゃくいち
もとはといえば
こんにゃくは食べ物なのだが
焼きものや揚 ...
何にもならない何にもならない。俺は何もしたくない。多分ずっと俺は「いつ死のうか」と考えている理由があるのだろうけど俺には分からない。けどまた気がつくと考えている。いつ死のうか。
馬鹿、とまた違う ...
光の中に硝子を置くと
影の中に虹が生まれる
それはたとえば
闇の中にも見いだした
ひとすじの希望に似ている
過ぎてきた日々を
振り返る
もうすぐ激動の時代が終わる
これから先は ...
昨今 ひとごろしがはやっていますが
キラーチューン というのがあって
作品で自害するのだそうです
『涙の数だけ強くなろうよ アスファルトに咲く花のように』
なんて本当に思ってたんだとすれば ...
{引用=
煙草の煙の向うに霞む景色だけが角膜にやさしく映る
海にも山にも離れた場所で
満たされようと何かを(何でもいい)探している
そしてそれは至極まっとうなことだと言い聞かせて
・
...
君に電話をかけるのは簡単だ
『8』、『コール』の順にプッシュする
それだけ
いつか 君が好きだと言った8
君と知り合い
業務主任は8から1に出世した
あの頃の二人が
毎日 何を話 ...
夕方はカラスが泣く
夜は犬が泣く
家ではきみが幸せで
家族とスキー旅行の計画をたて
休みには妹とブランチの約束をする
カラスも犬も昔から
ひとりごとなど言わない ...
道なき道を行く
昨日降りしきった雪が
今日歩むべき
おれの道程を覆い隠す
それでも
灯の方へ
踏みしめる
柔らかな新雪が
まるで
踏みにじったあの日の
おま ...
どうせなら木っ端微塵に
影も形もなくしてしまって
幻想に揺すぶられずにいられるように
手前勝手な妄想が記憶の隅をくすぐって
わたしの足を止めるのだ
手前勝手な ...
雪はこの星から すこしだけ
ぼくたちを遠ざける
よけいな音をすいとりながら
ぼくたちを この星から遠ざけるんだ
気まぐれでさした傘には
静かに 雪が降りつもる
それは ちいさな奇跡の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
大人
次元☆★
自由詩
2
10/2/8 1:11
天使のハイタッチ悪魔のグーパンチ
こめ
自由詩
12
10/2/8 0:54
虚無描写
番田
自由詩
0
10/2/8 0:50
浮浪者の恋
〃
自由詩
0
10/2/8 0:42
生きる
攝津正
散文(批評...
1
10/2/8 0:32
負け犬
逆鱗社長
自由詩
0*
10/2/8 0:30
跡地
北村 守通
自由詩
0
10/2/8 0:21
おやすみの定義
皐
自由詩
2*
10/2/8 0:17
冬と日
木立 悟
自由詩
5
10/2/7 23:51
Je te veux
ことり ま菜
短歌
2
10/2/7 23:48
ラピスラズリの青い道
楽恵
自由詩
10+*
10/2/7 23:31
余生
小川 葉
自由詩
2
10/2/7 23:25
精神のカルテ
吉岡ペペロ
自由詩
5
10/2/7 22:37
マッドマックス
ペポパンプ
自由詩
6*
10/2/7 22:36
One by One
真島正人
自由詩
2*
10/2/7 22:24
ぐあらぐあらの街
朧月
自由詩
4
10/2/7 22:14
イマシメ
笑む爺
携帯写真+...
1
10/2/7 22:03
冬の夕暮れに便所に立つまでのひとつの乱雑な考察
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
10/2/7 22:02
縁取られた涙の声
真島正人
自由詩
1*
10/2/7 17:52
赤いプラネタリウム
岡崎師
自由詩
8
10/2/7 17:15
Amorphophallus konjac
小池房枝
自由詩
5
10/2/7 16:55
寮のPCから
榊 慧
散文(批評...
4
10/2/7 16:23
『いつか見た光』
あおい満月
自由詩
4*
10/2/7 16:07
キラーチューン
猫道
自由詩
5
10/2/7 15:25
SMOKE
高梁サトル
自由詩
5*
10/2/7 12:35
短縮8
アマメ庵
自由詩
3
10/2/7 12:34
ひとりごと
吉岡ペペロ
自由詩
8
10/2/7 12:26
トレンチコート
寒雪
自由詩
1
10/2/7 12:20
動揺
葛葉もなか
自由詩
3*
10/2/7 12:17
春の繭
永島大輔
自由詩
1
10/2/7 11:30
4116
4117
4118
4119
4120
4121
4122
4123
4124
4125
4126
4127
4128
4129
4130
4131
4132
4133
4134
4135
4136
4137
4138
4139
4140
4141
4142
4143
4144
4145
4146
4147
4148
4149
4150
4151
4152
4153
4154
4155
4156
7.06sec.