ある先生がある人に言ってた
 誰も言わんこったろうが
 それじゃあんたの
 ためんなんねえからと

 あんたは障害者を生きちゃってる
 それじゃ本当に
 生きてることにならない

...
車輪を空転させ
巻き上がった金色の砂埃の中で彼は踊るが
石に躓き足首を捻挫する

家でじっとする
永遠に陽のあたる家
しかし彼は照らされたくはないので
びっこをひきながら外へ出る
彼は ...
人がいる
そこにいる
しみじみ
しっとり
生きている

人がいる
今をいる
柔らかな光が
あまたを
包む





初出 FPOEM 2000.01.26
改訂
...
時計の円周を2秒で6度分進むかのような時間の流れの中で
水平線が白輝しているね
だとか
 
海水は同じように岸へと波を打っているのではなくて
...
あたらしい
灰色海の貝をさがしてたら
天使をみたよ 濡れた砂の手で
子どもの頃にだって、
こんなことはあったのかもしれない
忘れてしまっても
白い貝殻だけが残されたり

アザラシの ...
そうだね私はちょっとなんでも受け入れすぎるのかもしれないね。良いことでも悪いことでも私はなんでも拒絶することなく受け入れてきて、それがよいことなんだと思っていたよ。でももしかしてそうじゃないのかな。私 ...  砂の楼閣。白昼夢の続き。暗黒巫女の暗黒舞踊、白い窓、白い景色、白い歌。

 遠くの水溜り、赤い空、滲む夕焼、曇った片目と光。海。空。掲げた腕と祈。

 近く、歌う鳥。消えた。光った、あの星の ...
 君が東京につく頃までには、この手紙を書き終えたい。そして君が東京を去るときまでには、この手紙が君の下宿先のポストに入っているようにもしたい。難しくはないんだ。余計なことは書かず、必要最低限だけを ... ありふれた夏の光がさえぎられて漂ってこない室内では、鼻をいくら大きく開いても何の匂いもかぎとれはしない。粉のような匂い。二種類の暗示。

一つ目の鍵を右手で持ったまま帰ってこなかった人がいたが僕は ...
あしたの気まぐれ雪人形
雪がふっても
雪がとけても
あしたの気まぐれ雪人形

いっしゅんだけの男と女
無償の愛には
心中の制裁を
いっしゅんだけの男と女

命のリミッター外します
...
星はもう

宇宙にはないのかも知れない

永遠なんてないのだ


ぼくらは永遠を幻視したかった

駐車場の車たちが

このような配列でならぶことは

もう二度とないだろう

こんなことにも

ぼくらは ...
散乱した部屋の中で
テーブルは孤島と化す。
一体どうしたものか?
無傷のまま空き瓶に貯めこまれていた
コインを眺めながら男は考える。
数年後、交通事故に巻き込まれ
ストレッチャーで運ばれて ...
この空の思いは
戻らされていくような この思いの抱かされた
思いに
ああでも旅の続く道に ああ思いは そして 空虚として
それをただ考えさせられて 僕の旅の中では
大きくなった夢だろう
わたしのあなたは

あなたではないかもしれないけれど、

けれど、いい
1.
泣かない 泣かない NaNaちゃん
泣かない 泣かない NaNaちゃん
NaNaちゃん NaNaちゃん
泣かない 泣かない NaNaちゃん

悲しいときには いつも
空を見上げて  ...
沈む森空覆う森踏みつづけ隠れる陰なくさまよえる象




足跡のかたちに残る氷から時かき乱す水の手を知る




母を呼ぶ子を呼ぶ誰も居ぬ道の果ての果て ...
指絶って初めて銀の原を描く



午後の叉路おまえの臓物においたつ



戻るまま路地の夕べの猛るまま



望み無き月ゆき交うは自身なり



...
石を並べていく
川を越え
空を越え
虹の橋を渡る
あなたがいた場所まで
石は並んでいく
あなたがいない場所で
今日もまた
体を成し遂げている
明日もまた
同じ数の
石 ...
こぼれたミルクは飾りボタンの溝を泳いで
くるくると光を跳ね返していた
いつまでたっても混ざり合うことはなく
胸を埋めるような匂いが辺りに漂い
大気ばかりが乳白色に濁っていた


窓の向こ ...
哀しい知らせを聞くたびに 
世を去る友は、また一つ 
残された地上から僕の見上げた 
夜空に灯る
大事な、大事な、星になる 

そうして僕は 
風の姿で吹き渡る  
彼等のうたと重なっ ...
橋はいつも大袈裟だ

橋はいつも大袈裟に

架かっていやがるからこんなせつない気持ち

オレはいらないんだ

ただの橋じゃねえか

おまえと繋いでくれるだけの話しじゃねえか


仕事をこなしていても
...
指のさき
雪がひとひら、消えました

わたしの熱を、あら熱を
かくまうように
消えました

うなずくべきことなど
何もないけれど、
わたしは確かに
うなずきました

す ...
一匹狼
という言葉があるくらいだから
本来、狼は
社会性の高い動物だったのだろう

絶滅しちゃったけどね

詩人はどうだろう
一匹詩人という言葉はないね

自分はひとりの詩人である ...
駅のホームは

どうしてこうも美しい


パレットのように

混沌とした感情を

無機質な鉄の塊が連れ去っていく


流れる景色に思い出を溶かしながら

新たな始まりに胸が ...
アヒル顔の男が道端で鳩を貪り食っている
雨が少し降ってバスが男を消した
蓮根を持ったおばさんが「アバンギャルド」と呟いて横断歩道を歩いていく
空はもう黒
海のように黒
日光浴をしていた男の腹 ...
いま地球では

ぼくらはおんなじ星座になれなくて

だから詩なぞを考えているのです


変換された文字が

ぎこちなく左に詰まっていった


いま地球では

ぼくらはおんなじ星座になれなくて

だから ...
{引用=

切り込みに・


わたしは用意ができてない
思いつきで・さあ、切り込みに


わたしはいつも舌がたりないので、あなたの嘘をまるのみできずにいるのです。
コーヒーが乾 ...
今日も…
朝が来て目覚め、
昨日と同じ時が刻まれていくと〜
信じている自分がいる。

そんな自分がいることさえわからない〜

普段の日常の中の、
普段の自分がいる。

普段 ...
神様 あんた いたんだね
てっきりいないと思ってた
苦しいことばっかりだから
てっきりあたしは神様に
愛されてないって恨んでた

神様 あんた いたんだね
こんな最後の最後に ...
淀んだ生地を鋏で裁てば その隙間からあの夏が洩れてくる
翡翠色のトンボが 嫋やかに低空飛行したら
日焼けした手で 無邪気な表情でつかまえる

でも 冷たい水の辺でしか 生きられない
人もまた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
先生藪木二郎自由詩110/1/7 16:11
AB自由詩6*10/1/7 15:34
てのひら鵜飼千代子自由詩8*10/1/7 15:12
白輝自由詩4*10/1/7 15:06
「天使の島」月乃助自由詩10*10/1/7 8:11
なまけものめuwyeda自由詩110/1/7 2:51
#白昼岡崎師自由詩210/1/7 2:39
消印のない手紙——参考資料⑥robart散文(批評...110/1/7 2:13
ずいぶんと忘れてしまっていた室内真島正人自由詩010/1/7 2:09
雪人形吉岡ペペロ自由詩410/1/7 1:39
永遠の星座携帯写真+...110/1/7 1:39
夜逃げプテラノドン自由詩310/1/7 1:33
砂漠番田 自由詩010/1/7 1:22
わたしのあなた殿上 童自由詩5*10/1/7 0:26
【歌詞】NaNaちゃんの子守り歌大村 浩一自由詩5*10/1/7 0:00
Dark Magus木立 悟短歌310/1/6 23:40
冬と針俳句410/1/6 23:37
こいあお小川 葉自由詩310/1/6 23:24
白く濁った世界あ。自由詩16*10/1/6 23:23
星々ノ声 服部 剛自由詩310/1/6 23:15
あの橋のむこう吉岡ペペロ携帯写真+...110/1/6 22:50
ロスト千波 一也自由詩21*10/1/6 22:43
一匹詩人小池房枝自由詩310/1/6 22:22
HOME海 猫自由詩410/1/6 22:16
冬篭りアキヨシ自由詩310/1/6 22:01
おんなじ星座になれなくて吉岡ペペロ携帯写真+...010/1/6 21:57
逃走劇ogawa ...自由詩110/1/6 21:55
日常への感謝籠球太郎自由詩110/1/6 21:21
狂喜乱舞朧月自由詩310/1/6 21:10
ムカシトンボ風恋誦自由詩110/1/6 20:54

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加筆訂正:
風と青年/かとう ゆか[10/1/7 12:27]
11連目を削除。2010年01月
【歌詞】NaNaちゃんの子守り歌/大村 浩一[10/1/7 0:01]
どこの家にもある自作子守唄のひとつ。
逃走劇/ogawa hana[10/1/6 21:56]
2009.4.7のものを再掲しました
5.37sec.