心根にある切実を
切実に灯るちいさな火を
リレーしながら
なにをかへとひとは継いでゆく
そのちいさな火
すべてが純潔だった
なにをかから見つめると
そのちいさ ...
くるくると光り解けて
流れ往け
幾千の揺らぎ瞬き
降り仰ぐ
劫火の尾根の
爛漫難し
...
志望校の欄には、必ず書くこと、という注意書きがあった。
どうやら、未定、というモラトリアムの代名詞は此処では通用しないらしい。
まぁ、そりゃあ、進学校だもんな。大学に行くための高校だもんな。志 ...
燈の灯る
夕餉の時は
ひとりが良い
幾つもの
当たり前を
ひとつひとつ
辿る時間が
贅沢なのだ
団欒を
知っているから
とても
近しいものだから
ひとりの夕餉の ...
在りし日の詩人は、独り
無人の原野に佇む影となり
夕空に巡る星々を
澄んだ瞳に、映している
(この哀しみの地上こそ、我が故郷・・・)
頭上を掠める鳥達が
翼を広げ、舞い ...
音もなくカルナヴァルはやって来た
花吹雪の中をカルナヴァルはやって来た
爪先立ちで熱狂する
サンバ
魂を奮い立たせる
アンゴラのリズム
髪にまぶたに乳房に腰に
音も楽器もなく花は降りそそ ...
疲れすぎで
寒気がする。
頭が痛い。
皿洗いしたくない。
お客さんの家では
笑顔で明るく
後になって
どっと疲れが出る。
理想と現実の狭間
生と死
善と悪
愛とマスコミ
...
冷たい氷菓子を たべてみた
きんとする冷たさとともに
かるい頭痛
もう食べまいと おもっても
やめられない
私をつかんで離さない
それでいてすぐに溶けてしま ...
観覧車にのって 赤い空を見つめながら
貴方が『すきだ』といってくれただけで
なぜだか無性に 泣きたくなった
ああ このまま地上につかなければ
ずっとずっと 幸せなのに
きみに『しあわせ』だといってもらいたくて
ぼくはいっしょうけんめいはたらいた
鍵を下ろした扉の前で
不安は芽吹く
膝の裏から
鳥の声を聞いている
まだ鳥の声を聞いている
猛禽類の雄々しさと
水鳥達の優雅さは
月食の前に佇んだ
食われるものが光ではなく
月そ ...
ひかりが冬の風をほどいていた
物かげをみつめながら
たばこの灰を風にながしていた
ふくらはぎには陽があたっている
車にもどることにした
後輪の日なたに雀が
ちょうど ...
細いラインの
その奥が
何故だか
無性に気にかかる
穿いてないより
気にかかる
凡そ分かっているはずなのに
そんなに違いはないはずなのに
そっと隠してい ...
黒にしかなれない
夜もカラスも僕のパソコンも
そうするしかなかったんだ
世界は残酷で酷くもどかしい
何もやらない
ちがう
何もできない
明日には変われることを ...
冥王星は遠いし
最果てはもっと遠いし
飛行機は怖いし
人殺しはもっと怖いし
自分は馬鹿だし
隣人はもっと馬鹿だし
結局だれかに支えられたかったわたしの人生と
異世界の哲学に恋 ...
砂漠で馬に乗るのは無謀だからやめよう
俺の抱負は無残にも潮騒に打ち消されて
柔らかくていい匂いの貴方には届かない
砂漠で馬に乗りに行った貴方のことは
俺はもう一生涯忘れ得ぬ後悔になるだろうと
...
俺の名前はジェニファーだ
昭和の男をなめるんじゃねえ
うさぎを七羽ほど飼育している
図書館司書の女性と交際したい
図書館司書の女性と交際したい
図書館司書の女性と交際したい
誰かそういう人 ...
庭に咲く
一輪の
紅い花
見ていると
笑っているようだ
人の
優しい
笑顔のようだ
誇らしく
きれいに
咲いている
紅い花を
誰かの
部屋の片隅に
そっと
...
誰もいない
冬の海辺に
かもめが
飛んでいる
えさを
必死で
さがしているよ
かもめが
休んでいる
みんなで
羽根を
休ませてるよ
何かを
思い出したかのよう ...
子供のころに
見ていた
夕焼け空は
まるで
体ごと
つつんでくれる
母親の手の
ぬくもりみたい
今日も
きれいな
夕焼け
あのころに見た
夕焼けのように
きれいだ ...
朗らかに ほっぺをすりすり 寄せ合って
いい日、旅立ち 日向ぼっこ
ふにー ふにー 朗らかに
ふにー ふにー 寄せ集め
蕩け合う マイルドブレンド
ミルクは隠し味
仲良しこよし 太陽の下で
僕らは ...
しずかにやんだ川を
木につるしてから出かける
まだわからずに
陶器の横顔
すれちがう人を
飲み干した
だけの流れ
持てやしないまま
垂れおちるときの膨らみ
あらわれた褐色に
もう私 ...
うしろの青銅人間。やわらかい喪服の沈香。崩落と流氷、ぬいだ後の膜、爪に凭れる泡と土もすみやかに認知している、間延び。靭帯。香は甘くなり照らす、廃棄物としての玉足の回路。事象が帽子を投げたところから針の ...
あなたとふたたび会えてうれしい
鼻先をあなたのももにうずめると
しあわせのゆりの匂いがして
こころがころころと弾むんだよ
あなたとふたたび会えてうれしい
アメージング グレイス
改心は ...
メラメラムラムラモヤモヤ
きみにまた会いたくなった
ゆらゆらぽわぽわとくんとくん
きみにまた会いたくなった
それはゆっくりと僕の中に根をはり
そしていつの間にか大きく ...
夜の淵からわたしがこぼれ
わたしの淵から夜がこぼれる
固いビスケットを菩提樹の
お茶に浸して深深と雪
積もる声もことばもあるし
誰からも等しく遠ざかれば
せわしなく人の世に生きていたこ ...
ぼくは少年のころ
特別な存在だった
月光が家の前の袋小路を照らすころに
宇宙から迎えの使者がくるはずだった
トイレの中の窓がまぶしく光る夜
ぼくは何事かと小窓をあける
袋小路に円筒の光 ...
考え込みすぎてキャパシティオーバーな頭
芸能人の名前がすぐに思い出せなくなってさ
英単語も右耳から左耳へ抜け落ちる
言葉も靄にかかったみたいで
論理的じゃないのは理解ってるつもり
悩みも ...
地図は
本当は燃えない
灰になることがない
もっともっと広く
鳥になって
俯瞰しろ
宇宙の鳥にでも
なればいいんだ
ちくしょう
地図は焼け消えない
どこまでもそれは存在して
脅か ...
頼るだけの愛は、脆い
だから
愛をいそがないで
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
火のリレー
吉岡ペペロ
自由詩
8
10/1/16 21:21
バナー(幟旗)
鵜飼千代子
自由詩
6*
10/1/16 21:18
進路希望調査
エルメス
散文(批評...
0+
10/1/16 21:14
夕餉
鵜飼千代子
自由詩
0*
10/1/16 21:13
詩人の涙
服部 剛
自由詩
2
10/1/16 20:31
ファンタジア
楽恵
自由詩
6*
10/1/16 19:39
フォーレンエンジェル
ペポパンプ
自由詩
6*
10/1/16 19:25
氷菓子
くろきた
自由詩
7
10/1/16 19:24
今日だけの
〃
自由詩
9
10/1/16 19:15
きみに
〃
自由詩
4
10/1/16 19:07
飛ぶ夢を見た
テシノ
自由詩
2
10/1/16 18:49
冬のひかり
吉岡ペペロ
自由詩
7
10/1/16 18:45
Tバック・ドリーマー
花形新次
自由詩
4*
10/1/16 18:15
あるじ
がん
自由詩
1
10/1/16 18:02
壊れたイヤホン
嘘而
自由詩
5
10/1/16 17:19
なれのはて
セガール、ご...
自由詩
2
10/1/16 17:02
魔法少女ジェニファー(2期)
〃
自由詩
1
10/1/16 16:59
紅い花
そよ風さん
自由詩
4*
10/1/16 14:20
かもめ
〃
自由詩
2*
10/1/16 14:17
夕焼け
〃
自由詩
4*
10/1/16 14:13
朗らかに…—ふにらー伝説2010
TASKE
携帯写真+...
2
10/1/16 14:11
こどくのあし
白砂ユキ
自由詩
7*
10/1/16 13:53
薄荷の氷を食べる頃
〃
自由詩
2
10/1/16 13:46
Maria
笠原 ちひろ
携帯写真+...
9
10/1/16 11:38
再会願望
遊僕民
自由詩
1
10/1/16 10:26
今よりずっと澄んだものに
瀬崎 虎彦
自由詩
7
10/1/16 8:30
白い風船
殿岡秀秋
自由詩
6+
10/1/16 5:40
subject
相羽 柚希
自由詩
1*
10/1/16 5:00
燃え上がろうとも意味を成さないすべての地図
真島正人
自由詩
1*
10/1/16 3:29
いそがないで
殿上 童
自由詩
12*
10/1/16 3:03
4099
4100
4101
4102
4103
4104
4105
4106
4107
4108
4109
4110
4111
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4116
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4118
4119
4120
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4125
4126
4127
4128
4129
4130
4131
4132
4133
4134
4135
4136
4137
4138
4139
加筆訂正:
水の龍の嫁ぐ音
/
瑠王
[10/1/16 17:39]
ちょっと修正
9.25sec.