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 朝の庭は

 淡い彩り

甘い匂いを

ほのかな空に

夢見る花は

 微風に揺れ

ふわり

ゆらり

 羽ばたいて

蝶よ
 ....
いろんな
ガシガシに組みあわさった
知恵のわが
眼のまえにあるけど
なげだすわけじゃなくて
くぐると
自分を打ちつけないで
すむよ

そそろ、そろろ

水分のとんでしなびた
レ ....
森が
あれほどさわがしかったのを
夜はいっしゅんにしてねむらせる
あの懐のひろさ
そよ風のてのひらが降りてきて

いいんだよ
だいじょうぶ だよ

ひとりひとりの木々に
そういって ....
演劇部の先輩のふくらはぎに
さくり、と突きたつ
矢文になりたい

長閑な朝の通学路に
あらっ?と気づかれて
さらさらほどかれたい

演目は
「草原とピアノと少女と」
そんなガラス球 ....
                 090528


明白なことがあって
影が消える

隠れ里に住みたいと願う者が
桃源郷を営んで居るのだと
ほろ酔いの男が
駄洒落た顔を歪め
駅 ....
私は銀座の喫茶店でアルバイトをしていた事がある。

一杯1200円取るような店だがコンスタントに客
が入り、週末は近くにある劇場や、映画館帰りの客
でごった返すときもあった。こんな価格設定でも ....
みえるものは
たとえば、光るに足らない星たち
それは遠く、遠くにいる
だいじなともだちの
からだに巻きつく
スパンコールの糸でんわ

暗がりでもこわくない
ほらね きみがいる


 ....
眠れないまま過ぎてゆく
夜明けとともに
境界線の不在を知る
そのために

昼を住処としたわたしは
眠らない深海のさかな
見えないものは無いわけじゃない
何度もなんども、ただ気付く
深 ....
ただ わたし
いるしかできなかった
ふもとで足が
すくんでたのかなあ
呼ぶこともできなかった
さけぶことも
云うことも
かみ殺すことも

ただ わたし
ここにいるしかできない
こ ....
薔薇を見に行かなければいけないね
薔薇を見に行かなければならない

薔薇なんて柄じゃないなんて言わずに
心と体を
自分の気持ちと五感とを
ひと一人分
薔薇の中に置きに行かなければ

 ....
{引用=草っていうのは
好きなことばのひとつです

あといくつか好きなことばがあるのですが

そこに石があってもいいし土も
あるだろうし水たまりもあるし
雨がふっていてもそれはそれで
 ....
くるぶしを浸した
海の底の
遠ざかる砂に
裏返る
また少し君のこと

舞いあがる
風のゆくえに
どんな不自由をみたの
何もない空に
探してる
君の糸口

いくつかの土くれは
 ....
薔薇をあなたに
五月の薔薇をあなたにあげたくて
私はひとり庭をさまよっている

ハーブの花畑を通って
クレマチスの花園へ
キングサリのアーチをくぐったら
そこはもう薔薇迷宮
色とりどり ....
たくさんの魚が、ほとんどのそれらが虹色で、真夜中の信号機が赤だというのに、ずっと点滅したままの赤だというのに横断している、横目に見ながら、触れそうで触れない手が魚のそばで踊っている手を、高校生とおぼし ....  
 
ストッキングの
踵のあたりが破れて
熊の顔になっている

その熊に
首筋や背中を
何度も引っかかれたけれど
僕は死ななかった

真夜中
真っ暗な部屋に
NHKを灯して ....
私たちは小さなものであり
小さなものであることの上に
居座っていた
当然のような顔をして指をなめ
ずるがしこい風を読み
来た道を戻っては
前と同じような幼い顔をしてみせた
そうして世界は ....
名前を持つものから離れ
河口に立ち並ぶ
数億年の牙を見つめる
雨の光 灯の光
また 雨の光


早い時計
地平線
昼の雷
流れつく音
どこか欠けて


 ....
目覚めのひと呼吸が
かなしかった日は
ふい、と
砂漠に連れて行かれるようだ


そこは盛り上がった砂地/育ちかけたトマト/の/墓標が整列/黄色い花が手向けられている/生ぬるい南風が/背中/ ....
「世界」という名のパズルから 
はみ出した1ピースの「私」は 
いつまでも 
自らの存在に、飢えている

風に揺られる野の百合や 
空に翼を広げる鳥は 
「世界」という名のパズルに入り  ....
君の横顔

髪のすきまから見える目蓋

決して私を見ようともしないその瞳の輝きを

ひときわ奪うシャドウが瞬く

それは

森の中の樹木に休む一羽の小鳥のようだ

ついばむ木の ....
                 090514

良くない
欲が無いから
良くならない

良くない
良くない烏が
良くない男を囓る
囓るのは狸の癖
良くない狸が良くない烏を囓る
 ....
みずいろの包み紙
ていっぱいに覆う
ふってくるのは、空
太陽は光線ビームだ
こどもらは眠かろうと
眠くなかろうと
ひもでくくられてるから
寺子屋みたいなところに、ひきこまれていく
で、 ....
やわらかな境いめに群がる匙
花の音に廻る匙


額と背 二つの灯
ふいに冷える頬
小さな天体の陰


三つの雨のはざまの静けさ
遊具に残るしずくのなかを ....
わたしは空に興味がありますが
そこに住む鳥も
そこを通る飛行機も
特に興味がありません


だけど、あなたが
「あ、飛行機だ」
というと
今の時代
さして珍しくもない
飛行機など ....
休日はらんぷの灯の下に 
古書店街で買った 
古びた本の、頁を開く 

少し引っ張れば 
すぐに千切れてしまいそうな 
薄茶けた頁に並ぶ無数の黒字は 
遠い過去から語りかける 
音の無 ....
夏の縁側に腰かけて
入道雲が真っ青な空に湧き上がるのを
見ている

背後の部屋は暗くて
ひんやりとしていて

もらい物の生菓子を食べようと
手を伸ばした瞬間

チリリ

(一陣 ....
軽い足取り
幼い照り返し
蹴飛ばしながら

進む

シャツの袖まくり
緑のさざなみ
産毛を立てながら

泳ぐ

弾む呼吸
迷走神経の舗道
気取りながら

急ぐ

 ....
さいきん身体がやわらかくなったので
じめんにも両手がつきます
ふくらはぎの辺りを覗きこむように
ダイブする寸前の
ポーズ

  *

夏に向けて
競りあうように
伸びてゆく
ふぞ ....
れんあいが
そねえに大切なものでありますか

れんあい、恋をしてないのは
ひにんげん的といいたいのでありますか






おれはきみとマウントスラントしてみたい ....
詩の生まれ方にもいろいろある
卵生
胎生
卵胎生

生きている詩ならば
生まれて生きる詩であるならば
金太郎飴をちょんちょん切って
毎日数だけ増やしてくってわけにはいかないだろう

 ....
ふるるさんの自由詩おすすめリスト(4575)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少女- 柊 恵自由詩9*09-6-4
やわらかいもの- 唐草フウ自由詩5*09-6-2
果実の番号- 歌川 至 ...自由詩509-5-31
先輩フェチ- 佐野権太自由詩22*09-5-29
桃源郷- あおば自由詩3*09-5-28
サブリミナル、暴発- ひとなつ自由詩6*09-5-26
めをとじて- 唐草フウ自由詩6*09-5-25
とりのこされる、せかいで- たりぽん ...自由詩6*09-5-23
ただ- 唐草フウ自由詩3*09-5-22
薔薇のパラグラフ- 小池房枝自由詩609-5-21
どこまでもどこへもどこでもなく- 石川和広自由詩1109-5-20
貝むらさき- 佐野権太自由詩20*09-5-20
ガーデン- 未有花自由詩21*09-5-19
トワイス・アップ(トワイライト)- nm6自由詩509-5-19
- 小川 葉自由詩309-5-16
波紋のように広がってゆく- 岡部淳太 ...自由詩6*09-5-15
夜へゆく波- 木立 悟自由詩309-5-15
トマトジュース- 銀猫自由詩9*09-5-14
「_世界のパズル_」_- 服部 剛自由詩309-5-14
罠に掛かればいい- ひとなつ自由詩1*09-5-14
囓る- あおば自由詩9*09-5-14
よがあけたら- 唐草フウ自由詩3*09-5-14
午後と蛍- 木立 悟自由詩309-5-12
1mm- 小原あき自由詩9*09-5-12
「_古書ノ声_」_- 服部 剛自由詩809-5-11
Rへえへくくらへら- kauz ...自由詩17*09-5-10
五月- nonya自由詩14*09-5-10
明日の予定- ことこ自由詩4*09-5-9
- 榊 慧自由詩9+*09-5-8
恐竜のタマゴ- 小池房枝自由詩6*09-5-7

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