すべてのおすすめ
小学一年生の春
友達と下校途中に
桑の実があった

ちょっと とって食べる
紫色が手につく
親に叱られると思い
道路の横を流れてた川で 手を洗う
と ランドセルが首に 落ちて
重みで ....
禁煙するために
両手をじっくりと見た
花びらが散るように
どこかで終わりが開いた
忘れていた夢が疼く朝
雨が降っているので
部屋はひどく暗かった
少し苦い珈琲を飲みながら
この行為につ ....
コンビニで何弁当を買うの?

のり弁当だろう

図星だ

他のはみんな、

花火の客が 買ってしまったもの。

チンしてる間に、週刊何とかや月刊何とかの表紙を

元野生の狩猟本 ....
散歩の途中で
くしゃみをすると
塀の向こうから犬に見つめられて、困った
立ち止まって見つめ合ってみるけれど
悪いことをした
わけではなく

少しだけ難しいことを
難しく考えてしまうから ....
あなたは やわらかな こもれび ゆらゆら ゆらすの 

ただ よりそったきもちで ひぐれまで


あお と ぐんじょうが おしよせるなか

つないだ て ほころんで


ふわり ふ ....
鉄塔の
鉄塔の遥か
はるか
遥かじゃないすぐ上だよ
あれはヘリコプター


『本当に手に入らないから!』
「本当だよ」
『入らないから!』


手に、
すべ ....
ゆびさきを、したさきを。するりと、ふれるかふれないかで、はわせるぼくら。しろいからさ。くろいからさ。いきつもどりつをくりかえして、どこかとおくへいこう。「あとじゅうねんたったら」っていって、そしていっ .... 二時間待たされたあげく
僕はタクシーの助手席に通された
運転席の医者がちらりと僕のお腹を見ながら
おめでたですね、と言う
何か心あたりは?
そういえば確かに最近酸っぱいものの数ばかり ....
すずなりだすずなりだ

耳の実、枝にすずなりだ





煮てさ焼いてさ
食いましょか
木の葉で隠してあげましょか


すずなりだすずなりだ
耳の実、枝にすずなりだ ....
フゥー…ンと

電気で動く電車は走る


「兄弟仁義」を歌う
酔っぱらいのオジさん乗せて

オジさんをを見つめているのはサラリーマン
プリンスホテルの紙袋をぶら下げて

その紙袋 ....
夏至祭の夜はちょっと冗談じゃすまされない
めくるめくまばゆい星空で
あちらこちらで星タバコの煙がたなびいて
あたしは楕円形の星座早見表を片手に
例年どおり田んぼのあぜ道で
偶然を装って土 ....
「  (数個「唖」焚くと)
梅を凛と振るうと 陽、あの葉も似通った
擦った熱と螺慰安ぐる 玩具達のマーチ。」
                  。
                  。
 ....
久方の親の家にて
車を借りて
まだ新しいそれは気分がいい
エンジンの音
窓の開きかたも
カセットから流れてきた音楽まで
フォーエバーヤング

65を過ぎた父が
免許を取ったのは5年前 ....
   曇天の午後に
   無地のワイシャツが眩しくて
   コウモリ傘がひらく
   
   つかめない顔
   剥げたマーブルチョコになる
昔、親戚で夏休みに
「みきちゃんがおっぱいさわるのでいけん」と言われて
蚊帳で
あみあみの仏さまの絵や
あみあみの今まで死んだ歴代のおじいちゃんやおばあちゃんや赤ちゃんの写真をみて
お母さん ....
そのて そのほほ そのめ

おっているものを わたしは ながめていた
そのどこからも よみとれる やさしさを ながめていた

わたしの かんかくだけは いつだって ぼんやりして
じ ....
海と川が戦った。
海の巨大なタコが
川の魚とバトルを繰り広げ
タコはスミをはき
自分の体まで真っ黒に染めた
魚は海に塩をまき
海水はしょっぱくなった。

最後にはどちらが勝ったのか?
 ....
ゆらめかないで うろたえないで
しずんでしまわぬうちに
そのてで すくって すくって・・・

みずかがみ ゆらめいて うろたえて
みずを かく て また まにあわない

ぼくらのてに の ....
亀を探している
けれど亀はなかなか見つからない

今日の僕は
誰よりも龍宮城へ行きたいというのに

いじめているべき子供たちもいない
九月になって
みんな風か何かになってしまった
 ....
こころのなか ゆるやかにおきて じわんとこぼれた

こんなにも あふれて こぼれてゆくのに

わたしのなかから なくならない かなしみは
よっぽど そこなしなのか、と
ようきなかお した  ....
だきしめている とけてしまいそうなもの
にぎりしめている そんざいを たしかめていられるもの

ほろほろと ゆるゆると ほどけては みつめあう
おだやかな キス

あしたは さむくても い ....
ずろんとした
ペラコート羽織って
くしゃけたブーツ
踏み鳴らし
古寺の階段をやじろべえ歩きしていると
乾いた枝葉 たくさん浮かんできたけど
口遊んだのは
甘茶蔓の花
子狸のかぜ
                  「メリーゴーラウンド」 6

  アイスクリーム

ようくんの手はあたたかい
わたしの手はどちらかというと冷たくて
冬なんかは
部屋に入るとじんじんす ....
プレゼントしよう

占領された暗い地図に
閉ざされてある
吹雪の愛を

あてどない水の記憶に
映っている
銀色の伝説を

それとも遠い空で
黙殺された
真実の吃音を

いい ....
ちいちゃな芽をぶつぶつと
たくさん出してた 春

嫁いだのに
お前の担当だなどと
親に 言われ

私に 実を選られた 桃

収穫の時を迎え
みためにも 柔らかく 香ばしい

台 ....
ショーウィンドウに陳列されている
マシンガンの前にくると
少女はいつも立ち止まり
その色や形に
うっとりする

名前も聞いたことのない国で
戦いが始まった
と、今朝ニュースで言 ....
さんぽのとちゅう
とてもきれいなびんをひろったので
もってかえって
まどべにかざった
なんだかものたりないので
もやもやしていたきもちをつめこんでみると
ゆうがたには
びんのなかでと ....
あの人の好きな牛乳羹を持っていくことにしました
手作りを重宝するあの人のことですから
わたしの選択肢としては何よりも手作りが一番だったのですが
朝から冷蔵庫の調子が悪いようで程よく牛乳が手に入り ....
朝靄の中
頼りない影を引いて
配達夫は世界の悲報を配るのに忙しい
昨日のキスは二人しか知らないこと

ベットに傾けようとしたとき
「今夜はいや。」と云った君の
声の湿度は僕の鼓膜しか知ら ....
ミネラルウォーターに沈む電球らで
ボトルの中の水面はゆるい光を着込むと
洛陽に染まる
儚い海で
椅子も防波堤になって追想します

波〜オレンジに騒いで
     配線コードも〜鯰〜

 ....
ふるるさんの自由詩おすすめリスト(4611)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
泣いてる- 砂木自由詩10*04-9-7
暫定- 本木はじ ...自由詩704-9-7
夜勤明けのガードマンへ- 馬野ミキ自由詩19*04-9-7
そこに当てはまっていく、そのために- 霜天自由詩2604-9-7
こもれび- 玉兎自由詩404-9-7
48号鉄塔_- 馬野ミキ自由詩6*04-9-6
ゆびさきを、したさきを- nm6自由詩1204-9-6
今日の治療指針- たもつ自由詩1204-9-6
- フユナ自由詩3*04-9-6
感電- 純太自由詩504-9-5
土星さんの帽子- 角田寿星自由詩404-9-5
蝶和- 六崎杏介自由詩104-9-4
ずっと若い- 落とし子自由詩7*04-9-4
- 湾鶴自由詩404-9-4
りえちゃん_「下敷きで光を」より- 馬野ミキ自由詩704-9-4
じえいほんのう- 玉兎自由詩4*04-9-4
それはそれで◎- 初代ドリ ...自由詩3*04-9-2
さよならの_わっか_てのひらの_はじっこ- 玉兎自由詩3*04-9-1
九月- たもつ自由詩11*04-9-1
こぼれゆくもの- 玉兎自由詩6*04-9-1
キス- 玉兎自由詩3*04-8-31
こはく- 湾鶴自由詩304-8-31
アイスクリーム- アンテ自由詩5*04-8-31
そして愛の歌- みつべえ自由詩504-8-30
くる- 砂木自由詩13*04-8-30
マシンガン・ストリートの少女- たもつ自由詩1504-8-29
とうめいなきもち- アンテ自由詩6*04-8-28
地図夜- たもつ自由詩7*04-8-27
朝刊- 窪ワタル自由詩18*04-8-27
ボトル海- 湾鶴自由詩404-8-27

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154