すべてのおすすめ
夜が白々と明けると通勤が俺を捲くし立て俺は走り
俺は走るが走っているのは通勤快速だ
くそっ!通勤だ
くそっ!快速だ
身動き取れないそれでも走ろうとする俺の背中にボインちゃんのボインが
ポ ....
ういた いずみ の におい
さけた きせき の あしわ

なけよ むけた つ こどく
つよく ふれる ね あつい
あなたが後ろを向くと
私の胸から
レモンスカッシュが吹き出した

瞬く間に水の幕をつくり
私の前を一面覆う

そっと指で触れてみる
波紋は広がる

ほんの少し振り返った
あなたの ....
破りとって 
消えないという事に

みつけない
さらわれて

くず にした さっき
ぬるくなった キィ

叩き付けたいのに
整った 配列 に

とりもどして しまう
ひとみ  ....
そっといじけたような光でいる
まるくまるくなでられたいのに
そっぽをむいて目を閉じて
大きな花の実を食べている



ずっとむずがゆく思っている
ときどき次の次がほしくなる ....
昨日靴ぞこが半分はがれたー!

アロンアルファでくっつけた

がー!またトレタ
歩きにくいー
片足を引きずる。もうどこいきゃいいの?

ぼくの育った街の
素敵な駅前でー!

ああ ....
出口がない
そう感じたら
潜れ
潜れ

水死体みたいに
朝の空を流れる

昨日の夜
大阪環状線で
車両事故

ムナシイ
家と反対に
生まれた方へ
帰る

夜をとおりゃ ....
[唇がはなれてことばを、すべりだす。昼過ぎのガラス窓に緑色がぼやけて逃げる畳の、角に埃、ふわらふわら舞う。涼しく吸い込み、からだの中を撫でて回るやわらかな無が、人たるぼくのこめかみの先まで届くらしい。 .... 小さな円にあふれる花
雨の朝の鳥と痛み
夜の網の無音と光
午後に横たわるひとのかたち



置き去りにされた灯と灯の間で
光は踊りつづけている
みんな
何かに乗ってい ....
あったかい


あなたは そう言った。




すき



そんな あなたと

ああするのが。



あの日着ていたコートを今年はまだ着てない。

 ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
わたしは柱があるとぐるぐる回る 倒すと橋になるが渡らない 担ぐと重たい 渡るべき川など存在しない 柱を引きずることは法律で禁止されているようだ もとから切り離さない チェーンソーがあれば刃先を土に埋め .... カナリアン マドリガール
チョコレート に溶ける

黒い葉
伏せた
雪おち の 月光

塞ぐ ひかり に
さらされる 望み

ささやく 言葉は きこえない
カナリアン マドリ ....
音はかたちに
かたちは音に
震えあう声
見つめる光
会話 滴 滴の石たち
つづく星
つづく星の水の輪たち



緑衣の子が帯をとき
首に二回三回と巻き
残りを胸の間に ....
雨が嫌いだ

校門でしか会えない

君の顔

今日は

半分だけ
かたやま なごる くれた つき
ふさがる やみの さする かみ

とほうに さとす ひかる あさ
つづれぬ えふで かこう むね
ねむいのに ねむれないよるは
せなかから こごえている よる
あくびだけを つれだって
とけいの はりと おいかけっこ

しん、とした よるのなか
すきな おんがく ならしてみる
やみの ....
あなたが徐々にしなり
あなたの腕がしなやかに湾曲し始め
それが良いことであり
あるかのようにあなたの腕の湾曲を
私のここから私は俯瞰する

キトキト、糸の車
からまりほつれ
て ....
穏やかな平行の視線
温もりのすき間に
優しい花を飾って

大きさの違う手のひら
重ねても埋まりきらない
埋めなくていい

近付いて
震え
離れては
響く

声も
色も
匂 ....
なんと呼ばれる鳥なのだろう
石段の不揃いな傾きに
しっとりと煙る霧の中
コードの巻かれた掃除機は
底辺の視界を黙々と追っている

ガラガタリと小さな車輪を回し
苔を舐めるように登って ....
〔3月の風〕
風上に向い口を開ける
口の中を短い鼓動で回流する風は
粘膜を乾かすことをやめようとしない

〔幼少の頃、〕
「この子は他の子より唾液が多いみたいで」
母は決まっ ....
「何をしようかな・・・」
君は男の人にしてはほっそりした少し頼りのない
長い腕をすぅっと上に伸ばして
背中越しの見えない誰かに向かって大きな独り言を言う

けれど、今日の君・・・
今はなん ....
巨大な象に踏まれた早朝のグラウンドで
石灰で描かれた白いラインを挟んで
きみとぼく こんなに遠い
舞い上がる砂埃につつまれて
ほどけてゆく朝陽が
冷酷なやわらかさで広がってゆく
ここにきみ ....
きみにまた会ってしまったので
電線に止まった小鳥たちが見守る午後
長い髪に停止する空気たち
声はもちろん言葉みたいだけど
やぁやぁ、鋭い距離でぼくらスルー、そしてスルー、スルースルース ....
空のくちびるのまわりを
たくさんの魚が泳いでいる
曇の奥の曇に染まり
行方は次々とひらいてゆく



涸れ井戸を囲む湖に
金属の破片が降りてきて
細い道のあつまる道に
 ....
夕暮れ時のトイレで俺は
花子を殴る
ドリフの大爆笑のオープニングテーマを高らかに歌い
俺は花子を殴り続ける
だって、お化けだぜえ、恐怖だぜえ、恐いんだぜえ
俺は花子を殴る
花子は微 ....
割れてしまった小指の爪が剥がれている
転調の兆しとしての赤黒い血が、一滴
卵黄のように盛り上がったまま凝固している
そして今夜も
別れの言葉はさよならです
別れの言葉は
こんにちはではない ....
粒の柱が降りてくるころ
銀はかたちを変えつづけ
ほどけるようでほどけずに
そろえた両手を羽とは逆に
ゆっくりゆっくりのばしている



惑いは惑いにはばたいて
飛び立つことさ ....
ベランダにある
枯れた花を見る

誰からも忘れられた花を

いつもらったんだろう?
誰にもらった?
自分で買った?

真っ青な空の下
枯れた花のアンバランスさが
妙にあっていて
 ....
スプーンに 乗っている
人待ち指 

のぞきこんでは
大きな眼ばかり

いたずらに
一周させて

どうしても
のみほしてしまいたい
ポーズは

さっき
はじめた
ふるるさんの自由詩おすすめリスト(4575)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
通勤快速- たもつ自由詩1104-12-16
- 砂木自由詩4*04-12-15
レモンスカッシュ- 木葉 揺自由詩7*04-12-14
- 砂木自由詩4*04-12-14
ノート(午後の尾)- 木立 悟自由詩504-12-13
主語はオレの日- 石川和広自由詩5*04-12-13
環状遊泳- 石川和広自由詩6*04-12-13
そうしてぼくらは止まらない話を- nm6自由詩704-12-13
白と黒- 木立 悟自由詩304-12-12
寒い寒いうんと寒いその日に。- ひびき自由詩304-12-11
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11
ニュージーランドは存在するか- 黒川排除 ...自由詩304-12-11
ひいな_の_ついばみ- 砂木自由詩2*04-12-11
緑衣の子- 木立 悟自由詩304-12-10
雨が嫌いだ- 月山一天自由詩11*04-12-10
あびる_ほし_に- 砂木自由詩6*04-12-10
ねむれない_よる- 玉兎自由詩204-12-10
湾曲- たもつ自由詩1004-12-9
和音- さち自由詩8*04-12-9
掃除機- 湾鶴自由詩404-12-7
風だった- たもつ自由詩1804-12-6
「さてと」- もこもこ ...自由詩4*04-12-5
I_can_speak- 本木はじ ...自由詩304-12-5
スルー- 本木はじ ...自由詩504-12-5
音の轍- 木立 悟自由詩504-12-4
トイレの花子- たもつ自由詩1704-12-3
化石- 本木はじ ...自由詩304-12-3
銀と柱- 木立 悟自由詩304-12-2
12月の晴れた空の下で- ヤマト自由詩3*04-12-2
さら_さら_さら- 砂木自由詩10*04-12-1

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