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ススキ野 原が 北に向かって揺れている
渇水した南風 けだるい西日
東から 懇願の声が聞こえる

私もそこに加わろう
この手に 白い穂を付けて

太陽の光りがいつまでも照らし続ける体(茎 ....
わたしは川を下り
骨だけの草
骨だけの景を組み立てる
雲を集める
息を集める
ひらひらとする



羽のつけ根にひろがる国
赤く透きとおるまなざしの国
からだのすべてに生 ....
ウェーブしたものをつくりたいと思ったことはあるか。わたしは、ある。それはまず滑らかでなくてはならないだろう。日差し例えば、うたたねをする準備ぐらいあってもいいだろう例えば、枕ぐらいあってもいいだろう。 .... おじいちゃんが双子だったの
やさしいおじいちゃんだった
あなたも双子なの?偶然ね
ねえお兄さん連れてきてよお兄さん
弟なの?まぁそんなのどっちでもいいよ
さあ、天井を眺めて、あ、空か、
こ ....
「笑わなくていいよ」と
店長が言ったので
わたしは笑わなくなった
一本調子で値段を読み上げるだけ

夜のコンビニに、エロ本を買いに来る男を
警戒するようになった
バイト終了時間の待ち伏せ ....
  写真をとるとき、
  かならず右かた側が少しさがっており
  横にならんだ左かたにふれ。

  そのくせが

  どうにもゆかいで。

  どうやらおまえのたましいは
  すこし ....
高層ビルは嫌い
地震がくると
とても揺れるし
台風でさえ
ぐらぐらと頼りない

ただ
空に近い
秋のとうめいな空に近い

高層ビルの
高さ分
天上のあなたに
近づくなら

 ....
覚えていますか

問いかけるのは怖い
そして無意味だ
わたしはあなたにとって
最初から存在しなかったと
同じなんだと
確認したところで
一体なんになるだろう
覚えていますか

 ....
まわる杖のなぞる
たりない 言葉

目には まだ
うつらない 

誰に 誰を重ねる

どこにも いない
今は まだ
ここんとこ
お通じがなくて
苦しかったのは
詩を書くのを忘れていたからさ
と書いたとたん
痛いほど もよおして
トイレにかけこんだ
マジックの話をしよう、と「み」はいう。
床の上に毛布を敷いただけの寝床で、腹ばいのまま、
三枚のなかから、必ずお前が選ぶコインをあててみせよう、と。
そういいながらとても愉快そうに背を波打た ....
開かれた窓が必ずしも
空ではないとゆう君が開く
歌集の背景も部屋ではないとゆう
綱渡りな瞬間が連続している

今日は一番新しい日

みんなに会いに行こうと思ったけど
道はすべて絶たれて ....
ゴンザレス、生まれてこの方メキシコ人
今朝も早くからメキシコ風のシチューを
食べる
ゴンザレスを見守るゴンザレスの兄
生まれてこの方メキシコ人の兄
港の町では遠い海で漁をする季節
 ....
君は気付いていたかな
いつからか
君の髪が
僕の肩に
うまく掛らなくなったんだ

君からは今何が見える?
相変わらずその目は
少し不機嫌な色を帯びて
誰かを困らせたりしてるんだろうか ....
 
 たった一言交わして
 すれ違うだけの人にも
 私を憶えていてほしい
 それは贅沢なことだろうか


 食卓や墓地や廃屋にさえ
 いつも人の面影があった
 私の生まれは人だから
 ....
朽ち果てた夜行列車の寝台に
寝転んで星空を見ている
至るところが錆びていて
天井屋根はぬけたまま
よじ登る君はそのまま戻らない
仲間たちもどらない

まるで夜だ

屋根裏部屋で見 ....
遠いかなたに
かすかに見える光
暗闇のなかを
光源をめざして歩きつづける
つぎの一歩を踏み出したとたん
大きな穴にはまってそれきりかもしれない
とつぜんぷっつりと
光が途絶えてしまう ....
行ったきり帰って来ない父を待っている間に
僕は肩を壊してボールを握れなくなった
故障した肩は匂いや形が花に似ているみたいで
通りを歩いていると勘違いしたハチが集まってきて困る
その度にそよ ....
膝についた土の足影
太陽で溶かした黒印

混じらない遠吠えに
砕かれる夜霧の血脈

降りていく杖の焜炉
縮んだ石からり炒り

潰した靴直して履く
立てるならまだ歩く
雨を聴く背の光から
こぼれ落ちる羽のかたまり
ほどけてはほどけては飛びたつ音
窓をどこかへ連れてゆく



ひとつがほぐれ
ふたつに分かれ
五つの姿に消えてゆく
羽 ....
どううぶつえんの檻の前で親友は盤を取り出し
飛車角落ちで良い、と言う
親友の温かい手から飛車と角を受け取り
どううぶつの檻に投げる
どううぶつは隅でうずくまったまま見向きもしない
飛 ....
傘はふらりと咲く
街路樹はそれを見送り
またひとつ あかるくなった

ヨーグルトが発酵する
毛布はその音を包み
またひとつ あかるくなった

玄関のチャイムが鳴る
握手を交わし
 ....
ああ 雲ひとつない

騒がしい季節が終わって

空も

心を一つに決めたんだね
ふかえ とおく ふかの とおく
もした つのり のよみ くれて

そのわ とどき みちる ややこ

つき しろ まや かな おおて
すぎ はて ゆく まま あうせ
わたしは

乳房の小ささに悩むものの
自分が女であることをもどかしく思い

愛する人は欲しいけれど
女扱いされると複雑な気分

男のひとは嫌いで
男のひとに媚びる自分も嫌いで

 ....
てんびんに いろいろのせて きみは
てんびんが かたむくより はやく
くびを かしげてしまう

いっしゅんで すりぬけてゆく
ふあんとか そうぞうとか

ほんとうは もっと
いっし ....
散歩山  泥が白靴

川 見えていうなら
   小川 湖
   といったところ
清流
   ならば
苔が ここに


  ちゅる
のびて生きる棒
  さら
 ....
8月のはじめの
まだ水のあふれていた庭で
あたためておいた6月の
水々しい果実を口にする
風をおとしたような日陰には
小さな花が咲いて
あれは5月の始まりの
ささやかな名残なのだと思った ....
余計なものはすべて捨てた
部屋にはダンボール箱が一つ
私は体を折りたたんでその中に入り
蓋を閉める

部屋には今、箱だけがある
かや かや かや

しなの ほの なき

かな かな かな

つれた つもり の そそらの はなお

ひせの くら ふき

さや さや さや
ふるるさんの自由詩おすすめリスト(4575)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
燃える秋、ススキ野_原で。- 千月 話 ...自由詩8*04-9-28
国の季- 木立 悟自由詩404-9-28
冷たい図工- 黒川排除 ...自由詩604-9-28
たくさんの双子- チアーヌ自由詩304-9-27
コンビニ- チアーヌ自由詩1104-9-27
或る霊長類ヒト科の- 六一介自由詩9*04-9-27
高層ビル- こぐ太自由詩304-9-27
忘れられた女- チアーヌ自由詩9*04-9-27
明日- 砂木自由詩10*04-9-27
すっきり- みつべえ自由詩304-9-26
千里眼と、赤い花- 六一介自由詩8*04-9-26
消失点- 本木はじ ...自由詩1104-9-26
- たもつ自由詩1304-9-26
いくつものあの頃に- 落とし子自由詩3*04-9-25
人_(2004.9.25)- 和泉 輪自由詩2904-9-25
九月病_- 本木はじ ...自由詩9*04-9-25
暗闇- アンテ自由詩5*04-9-25
降板- たもつ自由詩1204-9-24
彼岸- 砂木自由詩9*04-9-23
羽の季- 木立 悟自由詩304-9-23
ゆうううつ- たもつ自由詩28*04-9-22
あかるくて- 湾鶴自由詩5*04-9-22
- さち自由詩6*04-9-22
ねや_の_さと- 砂木自由詩5*04-9-22
グレーゾーン- ミズタマ自由詩204-9-22
こいわずらい- 玉兎自由詩404-9-22
水泳ぎ- 山内緋呂 ...自由詩204-9-21
しき- サカナ自由詩604-9-21
Simple_Life- たもつ自由詩1404-9-21
ゆう_せ_に- 砂木自由詩10*04-9-21

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