すべてのおすすめ
ただいま調整中 メロウ おまえ ちい先生を見たか
庭の大きな老木に しあわせにしがみついて
羽化をする せむしの 背から
ギラギラとした 出てくるんだ
真っ昼間から 羽化だぜ
メロウ おい メロウ おまえ
 ....
水が、渇いていく
いのちある喉から
光陰の{ルビ嗄=か}れる
か細く陽光に
反射する雲へ

終ぞ
逃れられぬ影を傾きつづける
静寂の光

水涯にたたずみ咲いている睡眠

絶大な ....
柔らかく重なる
雲の色彩は
思う
あなたの
帆走する
今を、未来を

かすかに拓かれる
澄んだみずいろは
呼吸
わたしの
アクアリウム
泡よ、せつなよ

いつのまにか、ふた ....
 
 
1.
ハイスクール・ボーイなりの事情でひきのばしたまま、と、自身の怠惰らしき怠惰な事情を知りつくしたまま、で、まったくアップテンポな27歳その年にして彼は、初めて煙草を口にした結果かどう ....
海を見ている

さくり、さくり、
音をたてる足元の砂に
こころ揺らがぬよう
爪のかたちが付くほどに
手のひらを握り

海を見ている

潮騒に混じって
耳に届く ....
部長室にはいつも
風が吹いてる
日あたりのよいところで
書類の端がめくれている
窓を開けているのは
たぶん部長さんだと思う

机の上で
ピストルが少し色あせてる
微笑みながら毎日 ....
水に降る水
白を摘みとり
蒼を咲かせ
水に降る水
空から空へ
伝うまなざし
水に降る水
水に降る水


子の胸に
しっかりと抱かれた鏡から
にじみゆく色
ほどけ散 ....
まもれない
バイバイ、の約束
まもれない

切り出そうか迷う
えいえんの別れ、って
あるんかな



これからずっと
ずっと、の約束
まもれない

これまでだって
いつ変 ....
 
 
しらんだ空が
産んだ青い退屈
駄菓子屋の秘密
ゆうぐれのすきま
 
纏った仮面を振り回す
夏の日の少年
残像の香りはせっけん
ぶんぶんごま
 
鉛筆を構えるより
丸め ....
(そっと 音も色も立てずに
 ただ流れしたたる透きとおりを
 みつめている


ひたされてゆくね
僕たちはどの位
もう走れないのなら
このまま



  アイニク、という
  ....
甘い想いを、
歪んだ言葉で


哀しく優しく、
激しい、そお



バディ・ホリーにお願い、を。
泣き虫にならないように、



世界の涯で

笑顔にナレマスように。
 ....
 
ピッチャーの投げたボールが
輪郭をあやふやにして
雲の形になり

やがてひつじになって
待ち侘びていたバッターと
いっしょに頁から退場していく

指が擦り切れるまでめくり続け
 ....
呼びかける名を一瞬ためらって
声は父の枕元に落ちた

あの日
医師から告げられた、
難解な病名は
カルテの上に冷ややかに記されて
希望の欠片も無く
黒い横文字となって嘲い
無情に ....
子供たちは
キティちゃんのホークで
なぽりたんを召し上がる

何千キロという海の大きさも
何十万ガロンという容積も
その喫水の深さも
まるで想像できない
きっと、大切なことなのだろう
 ....
台所で
母が米を研ぐ音は
別な音がする

えっちら おっちら
えっちら おっちら

母の手が
つめたい水のなかで
ゆきをふみしめる

わたしはうまく研げないので
そんな音がしな ....
街をひずませている調性のない
属性をもったビルディングが
太陽にむかっておじぎしている
じりじりと今
風は耳をすます
調性のない音のうねりから
こぼれおちるものをひとつ
すくいあ ....
雨という予報で
雨合羽を着込んでの
葉取りの作業と
覚悟は決めていたのだが

袖口をカバーしたつもりでも
やがてしみこんでくる雨水
顔に落ちる雫に
少しづつ体温が冷える

まだ こ ....
  *注
  http://www.quilala.jp/prize.html
  で読める掌編小説『鳥男』のスピンオフ詩作品


鳥女は鳥であるから空を飛び
女であるから山に降り
やっ ....
おもいは目線のさきにあり
よそう前に 両手あわせます
名前も住所もしらずに ここにきたこと

目線のさきは しろいしろーい もちもちのふんわり
とどきすぎる、炊けるにおい
今夜 いっぱいぶ ....
私は、私の影であり
影は、影の影である。

どこまでも
黒く透ける現し身を
冷たい風がなぞり
さみしい熱を奪い去っていく
だからといって みたされることはない
このささやきが、色づ ....
マーガレットの花の綺麗さを
1ハナハナとするならば
君のかわいさは80ハナハナくらいだろうか

君は僕のことを好き嫌い好き嫌い好き
占って嫌いで終わってしまうと
40ヘナヘナで芯をくるくる ....
この時代、未熟な力が求められている。いまだ生まれえない、いつ
までも成長することのない力。たとえば秋のにおいのする草原に行
けば、妹という名の下にそれはごろごろと転がっている。妹のやわ
らかさを ....
                 071018


ダダダダダダッ!
ダジラが走る
ダッダッダッ
ダッシュボードが
噛みついたので
かりんとうのお化けが
絡むように拗ねるように
ア ....
どく、どく、と
森と、甲虫を熱くした樹液の脈拍の
どく、
夏の最後の一拍、
の響き終わったあとの静けさが
そっと割れて、孵る、
リ…、ひとつ、
生まれたての、震える鈴が
震 ....
着飾った女が、艶めかしい足で
ズタボロの男を、誘拐した
私の中身になってと言って
二人はひとつになった/
―― それと同じ時代、同じ場所で
中身が溢れるほどの女と男が
激しい海にふたり彷徨 ....
夕暮れと同じ色をした
雀の群れを乱しては進む
道標を飾る白い花
いつの世も悲しい子らはいる


わずか数秒のねむりのつらなり
分かるはずもないくりかえしのわけ
ねむりのまま ....
信号が青になり 
「通りゃんせ」の唄が流れ 
人波に紛れ横断歩道をわたる 

若い市議会議員はひたむきに 
「よろしくお願いします!」 
そ知らぬ顔で通り過ぎゆく人々に 
自分の顔がにっ ....
野いちごを食べて、細いけものみちをわけいった。
蔦が絡まる門が、行き止まりを告げているが、
白い壁に覆われた一対の塔をもつ建物は、
わたしを甘い蜜のように誘惑した。
とり憑かれたように、門をく ....
いまさらに つけくわえるべき
ものはない 言葉のおくつきに
まいばん 血まみれで
ひげを剃り あおざめた
馬にのって 詣でる    
ふるるさんの自由詩おすすめリスト(4575)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
CA・STAR〜ヴァニラ・スノー〜- Rin K自由詩23*07-11-8
小詩集- 嘉村奈緒自由詩1407-11-8
水影にわれ果てる- こしごえ自由詩9*07-11-8
ガラス球の少女- 佐野権太自由詩15*07-11-8
ハイスクール・ボーイその後- nm6自由詩407-11-8
午後の水平線- 銀猫自由詩11*07-11-5
ゴムを踏んでる- たもつ自由詩1307-11-5
降り来る言葉_XXXIV- 木立 悟自由詩407-11-4
まもれない- 唐草フウ自由詩9*07-11-2
青いセピアの入道雲- ゆるこ自由詩2207-10-31
瞬く氷- 唐草フウ自由詩9*07-10-30
Sweet_Melody&bluesky.- やまぐち ...自由詩507-10-27
パラパラ漫画- たもつ自由詩12+07-10-27
父のこと- 銀猫自由詩16*07-10-24
キティホーク- 佐野権太自由詩21+*07-10-24
米をとぐ- 鴎田あき自由詩5*07-10-23
マンタレイの沈黙- mizu K自由詩307-10-23
捨てられないもの- 砂木自由詩7*07-10-21
鳥女- 楢山孝介自由詩607-10-21
愛飯- 唐草フウ自由詩10*07-10-19
水母- こしごえ自由詩10*07-10-19
ハナハナ- 木屋 亞 ...自由詩1*07-10-18
妹のはじまり- 岡部淳太 ...自由詩6*07-10-18
笑顔- あおば自由詩3*07-10-18
水深浴- A道化自由詩707-10-18
崩れかけた熱情- 狩心自由詩3*07-10-18
波とかたち- 木立 悟自由詩1007-10-18
信号の唄_- 服部 剛自由詩307-10-18
森のひかり__デッサン- 前田ふむ ...自由詩23*07-10-17
そろもん(鬼の歌)- みつべえ自由詩107-10-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153