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やがて白銀の景色は薄桜に染まり、
雪風は砂風となってアフリカの砂漠へ移り吹く
ぐにゃりとした冷たい肌のやつは、
サハラ西岸の浅海で捕れた後、冷凍されて
TAKO と記された紙箱に詰められ海 ....
人生を捻じ曲げる、
まっすぐに終わりへとむかう
ひどく短絡的な直線を
乱暴にぐいっ、と曲げる
きっと皆は、この僕が
まっすぐ進むと思っていただろうな
でも突然、進路を捻じ曲げたから
....
あのラーマが販売を終了する
ラーマとは、インド神話最大の英雄の一人で
タイの現国王もラーマ10世なのだが、
販売を終了するのはマーガリンの名前だ
ボクたちは、あたりまえのように
毎朝パン ....
つい今しがたTVニュースを観始めるまえまで
いくぶん柔らかめなカールのブリーチトブロンドの女は
薄切りのハニートーストと生ハムと桃を食べていた
その唇は鮮やかに紅く、甘い蜜に濡れている
花 ....
その摩訶不思議な調べは、
けして妖魔を封じる術の音などではない
草木も眠る丑三の刻にひびく――
あえて眠らぬ者たちへと告げる、
慈・悲・喜・捨の警笛だ
幽かに香水の匂う背広を纏って
俺 ....
かたく凍った夢を砕いて
画用紙に宇宙を描いて暴れだす
果てのない星々の海は瞬き、
チビけた鉛筆が一本
煌く銀河を縦横無断に奔る
つめたく凍った言葉を融かして
原稿用紙に文字を紡いで ....
冬枯れの木立のつづく泥濘の道、
小さな水溜りに爽やかな青空を映して
名も知れぬ誰かの、
虚しく残した懸命な足跡を
突然、山の麓から軋む音ともに登ってきた
四角張った黄色い一匹の獣が、
鋼鉄 ....
紺碧の輝きを放つ
カラスアゲハの翅が
百合の花のつよい匂いに紛れて
大きくひらくのを見た
静止した夏の庭。
そこに私がいる
分岐の先に、
意識が流れてゆくのも――
移ろう涼しげ ....
青い髪のターヤと、今もふたり虹の入り江で暮らす
ロック歌手であった過去の名声を捨て、女となった私にとって、砂に覆われたこの素晴らしい死の世界では、レゴリス――月の砂――は敵であり、また味方でもあ ....
ふるるさんのatsuchan69さんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
桜飯
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atsuchan69
自由詩
18*
25-4-1
し
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atsuchan69
自由詩
24*
25-1-14
さよならラーマ
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atsuchan69
自由詩
18*
23-12-20
ロスティスラフの猫
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atsuchan69
自由詩
9*
10-3-18
チャルメラ_☆
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atsuchan69
自由詩
15*
09-10-16
チビけた鉛筆の唄_★
-
atsuchan69
自由詩
30*
09-6-27
偉大なる詩人の歌
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atsuchan69
自由詩
14*
08-12-25
美しき残像_☆
-
atsuchan69
自由詩
19*
08-8-16
ターヤ_☆
-
atsuchan69
自由詩
8*
08-4-29
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