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ねぇ、明日、君がいなくなったら
世界はどうかわるんだい?

ぼくは、今、白い頁をにらみながら
ない答えを考えている

夜明けの先に
まっている、明日。

薄氷をちりばめたアパートの屋 ....
グッバイ

雲間から差し込む光が
ガラガラと大気を破壊しながら
明けて壊れてゆく
今はの極で
これまで積み上げてきたものは
皮膜のように薄くて硬質な
コンタクトレンズ

ように睫 ....
長い階段をゆっくりと
転がり落ちていく乳母車には
誰も乗っていません
あなたたちが見たくないと
目をそむけたから
あの子は最初から
いなかったことにされました

だから
母の悲しみも ....
聞き取りにくい小さな呟きだったが、それは明らかに残り少ないわたしの寿命を確信させるには充分な囁きだった。
娘の笑い声に眼を覚ました。今日という日が何年の何日なのか、わたしの記憶のなかでは平成の ....
その椅子はどこにあるのですか?

木製のベンチに根ざしたみたいな
ひょろ長い老人にたずねると
そら、にとぽつり言葉を置いて
眼球をぐるり、と回して黙りこむ

そら、空、いや宇宙だろうか
 ....
続ける
同じようで
根本的に違う継続の方舟を


無我夢中の宇宙で
もう一度
確かめるように出逢う
親愛なる孤独と


書きまくれライター
書けなくても
感じるままに

 ....
{引用=春の宵

巨人の足あとに水が溜まつてゐる。

ここからは月が近いので自転車で行かう。}


{引用=(二〇一八年四月十八日)}



  昼下がり


どうにもな ....
涙混じりで見た空と
渇いたこころで見た空に
何も違いはなかった


人は人だし
俺は何処までも俺だから
人の眼に写る空と
俺の眼に入る空の景色は
きっと違う


孤独を噛み ....
反抗期にはどうしても素直になれない自分がいた
ある日
母親と些細な事で口喧嘩した

ひ弱な体型だった私は
さすがに暴力まではエスカレートできなかった

「煩いんだよババァ」罵ってしまっ ....
 
 誰かいる様な気がして ふすまを開けた

 隣の部屋は誰もいない

 更に隣の部屋のふすまを開けた

 そして また隣の部屋へ 隣の部屋へ

 どの部屋も 同じ様な部屋だ

 ....
夜鷹は昼鷹に
改名しろと
脅される
鷹でもないのに
鷹と名乗るのを
やめろという

いいえ
神が付けたもうた
名前だから
おいそれと換えること
などできないと
夜鷹は嘆く
 ....
最後の花びらが
ついさっき
昨日にとけて
待っていたはずの人も
終に

花びらになって散ったか
なんて
立ち上がるともう
ちゅうりっぷも
花菖蒲も
夏へ向かって
伸びをしている ....
私じゃないもう一人の私が
私が眠る頃を見計らって枕元に現れる

私じゃないもう一人の
私の顔色はいつもわるくて
薬の袋を手に持っている

私じゃないもう一人の私は
薬の袋から錠剤を取り ....
ええ 夢です
わたしなど夢です

あなたの目にも耳にも鼻にも残らない
夢です



いちばん隅の机の上で
ちぎり絵をふたりでしました
桃のようなほっぺを寄せあっていました

ぼ ....
普段から優柔不断の私は一見優しく思われるかもしれない
だけど私と言う人間を支えているこころの仕組みは
いたって冷淡である

たとえ熱を加えられてもその構造は伝わりにくいので
温度が上がらない ....
神さまは
叶わない愛なんて知らないって言ってた

幻の夜、
カフスボタンの別れて落ちた砂浜に
砂の城がまだ崩れ切ってはいなかった

知ってる

紫の夜空に浮かぶ
白い雲が
地上に ....
リズムをとる歯
おどる舌
口びる震えて
言葉は無くて

リズムのうちに
はさむ休止符
打って休んで
消えゆくうた

眠らぬ夜は
すでに過ぎ
覚醒のまま
深みに落ちてく ....
墓場に集まった猫達が
ズージャ語で聞かせてくれる
フォークロア

酒場に集まった犬達は
薄いビールを呑み込んで
叙情的なぬるい息を
メランコリックに吐き散らす

魂をなくした千鳥足ど ....
時雨の後退り
窓が泣くような音がする

時雨の後退り
窓が泣くような音がする

時雨

後退り


泣く
ような


する

時雨の後退り窓が泣くような音が ....
九十歳になった
築五十年の家にしがみついて
まだ生きている
妻はもういない 
子もいないからもちろん独居老人だ 
介護施設には入らない 煙草が吸えないから
死ぬまでこの家にいる
死に方は ....
遠い故郷の潮騒の音は望郷のかなた。
神無月の夜の寝苦しさと汗のにおいは、真夏のあこがれの産みの苦しみ。
カモメは港に群れていたが、今では残像さえない。
疲労困憊
満身創痍

バナナを一本くれないか

無我夢中
我を忘れて夢のなか

疲れた
アンパンをくれないか

疲労困憊
創意工夫
元気溌剌
オロナミンC

今夜は自惚 ....
正しい箸の持ち方を知らないままに育ってしまった
正しい箸の持ち方なんてあることさえ知らなかった
その認識皆無だった

正しい箸の持ち方を知らないままに人の親になってしまった
正しい箸の持ち方 ....
愛の夢

パルマコスに差し上げた

予言の調弦の

灰の

ぬくもり
この人生で後悔はしていない。
特に統合失調症になったこと。
むしろ誇りに思う
精一杯人生を生きた証だと
雲の上には
アオゾラが広がる
それだけで充分じゃないか
あなたの蛇の皮もどきの諦めを
満月の海に見た

あたしの心は
そのとき蒼く静かに燃え盛り
そして今は静かに冷え切っている

透明な風が 冷やしていくのだ

死の匂いのするス ....
あの子に慰めてもらえて

好きになりました

そんな感じ


久しぶり


肉体は疲労して

生きることに懸命ですが

好きになって良かったです


なによりも

 ....
耳の奥に蝉が棲んでいる
みんみん蝉だ
うるさくてかなわない

一本木が立っている
一本どころじゃない
何本も立っていた
何本の騒ぎじゃない
数えるのもいやになった

林から森になり ....
忘れられない事を
確かめるためだけに
息継ぎを繰り返すのだろう

(葉桜は永遠に葉桜やったわ)

灰に塗れ肺は汚れて骨肉はさらされ血の流れは遠く故郷のくすんだ川面のような在り方しか出来ない ....
【公園】
躁鬱な白熱灯が
葉桜のささやきになだめられて
たわわに実った涙を
鳥が、祈るように啄んで
焦げ落ちた空へと死んでいった


【狭い路地】
ヨモギ色のトタンの一軒家
も ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7486)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
明日- たこ自由詩319-4-30
グッバイ- たこ自由詩419-4-30
歴史- もとこ自由詩12+*19-4-30
環天頂アークの下で- アラガイ ...自由詩12*19-4-30
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継続の方舟に持続の揺り籠_~_Repetition_Insp ...- komasen333自由詩2*19-4-28
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愚か者達の春- Sisi自由詩319-4-25
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葉桜の季節に- 帆場蔵人自由詩14*19-4-22
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