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愛を知らなかった
愛を知らない僕は
絶望、乾き、寂寥、孤独
に満ちていた
笑うことさえ忘れて
愛のない暗闇を
ひとりで彷徨っていた
この地獄化した世界で
生きてゆけるのは
イザベラ、 ....
冬晴れの
光あふれる
居間にいて
母の背中と
光をわける




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
さみしい風が背中を押して
私は星空を游ぎたくなる
真冬の澄んだ空気に包まれて
星から星へと旅をする

煌めく星々はシナプスそのもの
繋がり点滅し
やがて内在する宇宙へと導く
内側は外側 ....
     1
あなたは確かに

削り出された回廊も
水滴したたる洞穴も
鈍色に輝く捨てられた斧も

あなたは確かに

美しい人よ 
眼差しの涼やかさよ
あなたは一つの奇跡
空蝉 ....
月までの
長い階段を
上ってる
永遠みたいな
道のり

階段端で
休んでいると
月側から下りてきた
子供が隣に座る

何も言わずに
じっと私を見てる

腕時計を外して
 ....
二〇一八年十一月一日 「現実」


 現実はきびしいね。だけど、がんばろう。がんばる仲間がいれば、だいじょうぶ。


二〇一八年十一月二日 「考察」


ぼくというものを媒体として、 ....
煙草の煙越しに古い写真を見る

空は宵闇を纏い人の声も消えて

瓦礫に埋もれ消えたはずの声が

机に置いた珈琲に淡い波紋を作る


置時計の古びた音が心を刻む

古書の匂いと共に ....
わたしの
いない
夏に
ひぐらしの
鳴く




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}

て誰?
自分以外知り得ない世界が
あるんだなって
知った瞬間

宇宙の砂粒になって
弾け飛んでしまふ
昨日夜中に息ができなくなった
上半身裸になって部屋中の窓を開けた
冷気だけが症状を和らげてくれる
今が冬で本当に良かった
このパニックから逃げられるなら
死ぬ方がマシだった

私が救 ....
Yellow Brick Roadを駆け抜けてきた娘は
トルネードのように戸を開けて

「ドロシーにあったの!」

雨上がりの道々の端っこに点在する
青空を切り取った水たまりのような
あ ....
遺伝子の乗り物である僕たちは
摂理の維持装置としての個体を
あたえられたのかもしれない

数学は世界を解析する不思議な詩
物理学者はたぶんときどき詩人

純粋哲学あるいは応用哲学
でも ....
変哲の無い偏光が輝いている。
球体としてのFeのすがたを、
実感するものは以前としていない。
ツーフィンガーが風を分割してゆく。
回転する動力はネズミでたくさんだ。
二週間も無休で遊 ....
二〇一八年十月一日 「楽しくくたばれ!」


楽しくくたばれ!


二〇一八年十月二日 「断片」


 ぼくは何も言わなかった。ひと言も口にすることができなかった。何
を、どう言 ....
ありがとうさま
あたりまえのことなんて
ないのかもしれないから
水が
おいしい




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
切れても 切れても
つなぎ続ける
生きていれば
どうなろうと
ふしぎではないよ




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
何もかもが
その時はその時です
何も心配は要らない
いずれ終わる
ことができる




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
・夜の、静かに堆積してゆく冬の窓辺に、鈴が鳴る、訪れる、星明かりを両手で包み込む。

・月のない夜、黒い大蛇のうねり、のような幹線道路の傍らで、盲目の、白い天使の息づかいで、冬と接吻をする。

 ....
わからないまま
一緒にいようと思うの
と言った
わかるよ
と言われて
もう二度と愛さないと思った
それから何度も冬が来た
さようなら
得たと思うと同時に失うのだから
幽霊の
腕時計の
針の音




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
母がいたころ
よく往診にきてくれていた
診療所の医師が隠居したらしく
その子息が往診にきた
ぱっと見
ものわかりのよさそうな
マスクだった…
午前中の四時間授業が終わり帰途に着く
ランドセルが左右に揺れる
昼食のインスタントラーメンを啜る横で爺さんが大江戸捜査網の再放送を観ている
隠密同心 心得の条の辺りで体が左右に揺れ始める
麺を ....
冬のへその緒が春に巻きついて夏が死産した。父からの電話はそんな内容だった、ぼくは耳を疑った、それはミミが何かを画策したからに違いないと、ミミは実家の隣に住んでいる島崎さんちで飼われている九官鳥の名前だ .... 花は咲くのだろうか
この寒空の下
風に吹き付けられて
身を震わせているくせに
光を浴びて
水を浴びて
いつの日か
緑を輝かせて
その花弁を大きく開くことが
あるというのか
夢物語は ....
空想で猫を飼う、名前はチグリス
名前を呼ぶと尻尾をぴぃんと立てて走ってくる、空想なのでチグリスは排泄行為をしない、猫砂もチュールも要らない、今夜は冷えるから一緒に寝ようと言えば、チグリスは尻尾を立て ....
生命の接続は永遠に緩やかに
僕らの日常は神経症的な仕事ばっかりで

いつかの森にかえりたかったとしても
その森じたいが無かったりするんだ

僕らの無力さは充分発揮されて原子力がときに
地 ....
1)
別にグレてるわけじゃないし特に優等生でもなかった、どーにもならないこともあるし理不尽なこともあって親や先生にうんぬんかんぬん、ぼくはそれらでドロップアウトする気などさらさらないし、ただ面白いも ....
私の小鬼
笑う 笑う
ふふふ あはは
悲しいね
ありがとうさま





{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
一面銀になびく草の原を
未明の馬が駆けてゆく

どこからどこへ駆けてゆくのか
ほこらかな そして不思議にしずかな躍動で
一面銀になびく草の原を

駆けてゆく未明の馬は
そうだ きっと
 ....
忘れたら
新たに思う
生と死を
つなぐたましい
雨のしずけさ




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7005)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛を知らなかった- ジム・プ ...自由詩4*21-12-21
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新地球へ- 美空自由詩221-12-21
さ迷って- Giovanni自由詩421-12-20
panorama- mizunomadoka自由詩1521-12-20
詩の日めくり_二〇一八年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-12-20
煙に巻かれて- 自由詩2*21-12-19
※五行歌- こしごえ自由詩3*21-12-19
私って誰?- こたきひ ...自由詩121-12-18
drug_addiction- mizunomadoka自由詩221-12-17
ドロシー- ちぇりこ ...自由詩3*21-12-16
遺伝子のうた- 梅昆布茶自由詩1421-12-16
周回者- ナンモナ ...自由詩4*21-12-16
詩の日めくり_二〇一八年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-12-13
※五行歌- こしごえ自由詩2*21-12-12
※五行歌- こしごえ自由詩1*21-12-12
※五行歌- こしごえ自由詩1*21-12-12
夜の日だまり。- ちぇりこ ...自由詩1*21-12-12
安心- はるな自由詩121-12-11
※これは五行歌です。- こしごえ自由詩2*21-12-11
往診医- ナンモナ ...自由詩2*21-12-10
土曜の午後はスウィング・ジャズ- ちぇりこ ...自由詩3*21-12-10
ストップ/ザ/シーズン/イン/ザ/サン- ちぇりこ ...自由詩4*21-12-9
矛盾にまみれのそれは- 坂本瞳子自由詩1*21-12-8
チグリス- ちぇりこ ...自由詩3*21-12-8
森のうた- 梅昆布茶自由詩1121-12-8
ボーイズ/ビー/シド・ヴィシャス- ちぇりこ ...自由詩3*21-12-7
※これは五行歌です。- こしごえ自由詩2*21-12-7
未明の馬- 塔野夏子自由詩4*21-12-7
※これは五行歌です。- こしごえ自由詩2*21-12-6

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