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夜中
外がやけに騒がしい
雨が降りやがる
風が追い討ちをかけてくる

ウルサイ
うるさくて眠れねぇ
台風のヤロー
いい加減おとなしくしねぇと
ただじゃおかねぇぞ

さっさとどっか ....
愛する相手もいないくせに
フィロソフィアなんて
本が読みたくなる。

ページのはじめあたりには
著者のモノクロ写真が
あったりもしたりする

最初にあとがきを読む
人名索引を ....
雨を待っていた空は、
虚ろな木の洞が幼児のように見つめている。

誰かが通り過ぎた{ルビ導=しるべ}の道を、
誰かがまた轍として辿っていく。

赤子のように、空は祈っただろうか。
それと ....
木の葉が揺れて、ささやく時、
お前には嵐のような心が似合うのだろう。

遠くで、音と響きとが聞こえる。
恋歌のようにはかなく、仄暗く、

星々の瞬く{ルビ海空=そら}に 街は落ちてゆく、
 ....
それは夢

花のように鍵盤を
ピアノから摘み取る夢
フロアを埋め尽くす白と黒
インプロヴィゼーションなお花畑
ケセラセラな作曲家はご満悦で
偶然は神様の御告げと信じてる

でも絶対
 ....
踏みあった影はうねりを繰りかえし
大蛇のようにわたしを睨めている
これが雑踏という生物だ

身を縮めて隠れるほかない
だが一歩たりとも動かぬように

語ることを好まなかった父は
静かな ....
「行く」を「ゆく」と読んだ春。
僕は生まれ育った町を後にした。
罪をつくる私。
いまでは、突然の告白です。

あなたを、
好きなのです。

夢はもう、棄てたけど。

あなたを、
好きなのです。

空が、青いのに。

罪をつくる私。
いつ ....
恋慕うこころは消えた
待ち焦がれた日々も

幻滅や
放棄でもなく
むしろ思ってもみなかった
あなたの言葉
「あんまりおまえさんがだれかを崇拝したら、
ほんとの自由は、えられないんだぜ」 ....
きみにひとつだけお願いがある
ぼくのことを覚えておいてくれないか

ぼくが生きているうちは
ぼくのことは忘れてくれていい
ただぼくが死んだ後
ぼくのことを思い出して欲しい

つまらない ....
不快な肺の浸透率に咽返りながら
圧された熱気に項垂れる

刺さるような日差しに
吸光度を考えていた

洗浄される事も無い内側に
籠もった音が響いていた

隠れる事も出来ずに
晒され ....
センスで、感覚する。
 あたしのラジオ波のソナー。
リッチ、リッチ。

 タツノオトシゴの、
  落とし前。
「おまえ、あたしを食べたかったんだろ?」

海の、
 開き。
  十分 ....
キスのスタンプ。
君のお腹に試し押し。
海に住む少女に会いにゆこう
大西洋の沖合いはるか

めったに船もとおらない
まぼろしの町へゆこう

アイルランド訛りがとびかうはずのタバーンには
看板娘のひとりもひつようだし

だれ ....
誰にだって
少年か少女の時代はあった
筈さ

すっかり忘れてしまった
かもしれないけれど

もしかして
卒業アルバムの集合写真の中に
埃をかぶって埋もれてしまったかな

少年も少 ....
踏み切りの前の遮断機
踏み切りの先の遮断機

踏み切りは嫌い
だけど
渡らないと
その向こうの場所に行けない
どうしても会わなければ
ならない女がいた

ところで
踏み切りって誰 ....
{引用=
いかで我この世のほかの思ひいでに風をいとはで花をながめむ
──西行


風を嫌う……

出会いは雨のようなもので、
無常な気持ちのうえに、
さらにはそれを遮る傘の上に、
 ....
 それは前に進む落下。わたしは音のない世界に迷いこみ、無音の音を聞く。それは花。それは実。それは果実。それは乳房。──それは女。それは男。林檎は世界を映しあったまま、白い広がりへと吸い込まれていく。─ .... 体は凄く健康なんだって
勝手に解釈している

病院には
患者があふれていて
息がつまりそうになる

それはきっと自分は凄く健康なんだって
思いたいからなのかな

嫁さんは危うく命を ....
孤独
個の毒
ことごとく

苦悩
愚の脳
このうえなく

恨み
うらやみ
暗闇のなか

夢想
無の相
嘘うたう

存在
その際
空ぞらしく


その ....
お刺身の正式な食べ方は
刺身の上にお好みの量のわさびを乗せて
醤油につけて食べる
らしい

それは
とても美しい作法かもしれないけれど
田舎生まれ田舎育ちの俺には
それを受け入れられな ....
神社から秋の音色が聞こえます
夜は長くなりました

あきらめのつかない一匹の蝉が
私に罪をなすりつけてくる

(ちらつく蛍光灯のせいだよ)
(私にはなおせないよ)

私たちは今日から ....
あんたは何もしなくていいよ
そして
あんたは何も考えなくていい

仰せの通り
何もしないけど
難しいな
何も考えないのは

おおいに悩むよ
悩むって事は考える事だからさ
考えるっ ....
小数点かと思ったら蟻だった。
3と10を砂糖と勘違いしたのかな。
雲をひと掴みメレンゲにして
チョコレートを溶かして
レモンを一切れ
釜戸の小さな窓を覗く
膨れてきたら食べて頂戴
軽い気持ちはあっという間に
しぼんでしまうから
急いで食べて欲しいの ....
耳を塞いで
音楽を聴いている

心をいっぱいに開かないと
聞こえてこないメロディ

やさしさ
とか
愛しさ
とか
切なさ
とか
刹那さとかが
入り交じって
この胸の奥底から ....
持ちきれないほどの
暖かい気持ちが
なんどもなんども老いたミュージシャンの胸を
叩き割ろうとしたから
とても遠いむかしのような
白い霧の朝のニュースを止めてでも
真空管ラジオに乗せ ....
人のいっしょうは
苦の集積
だって本で読んでしまった

たしかにそうかもしんないな

だけど
誰も好きこのんで
苦しみをかき集めたりは
しない訳で
それならそれで
苦しみを楽しみ ....
 おじいさんのシャツは、淡い色のワインレッド。青空の下で、しかめっ面。もしかしたら、そのシャツが似合わないと言われたのかも。気に入って買ったのに、嬉しくて持ち帰ったのに、「似合わないよ」って、言われた ....  秋の始まりの日に、僕は思い出と思い出とを仕分けしている。記憶と幸福とを峻別する。何が答えで何が問いだったのかを分からないから。神さまは時どき贈りものをくれるよね、僕たちの手のうえに。それがたとえ、失 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7486)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
台風が許せない- こたきひ ...自由詩719-9-9
間読書- ナンモナ ...自由詩3*19-9-8
etude- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-8
etude- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-8
鍵盤と鍵盤の間で- まいこプ ...自由詩219-9-8
おびえる- 新染因循自由詩419-9-8
ゆく- クーヘン自由詩2*19-9-8
つみびと- 立見春香自由詩319-9-8
スナフキンへ- Lucy自由詩8*19-9-7
忘却の彼方に- HAL自由詩6*19-9-7
変換効率- ねなぎ自由詩219-9-7
彼女は、砂浜で。- la_feminite_ ...自由詩7*19-9-7
スタンプ- クーヘン自由詩6*19-9-7
シュペルヴィエルに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩1319-9-7
手首にかすり傷を- こたきひ ...自由詩219-9-7
踏み切りって- こたきひ ...自由詩119-9-7
無題- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-6
サイレンス- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-6
健全な肉体って- こたきひ ...自由詩119-9-6
孤独のうた- シホ.N自由詩919-9-6
お刺身の正式な食べ方- こたきひ ...自由詩419-9-6
気配- TwoRivers自由詩2*19-9-5
ノイズ- こたきひ ...自由詩219-9-5
- クーヘン自由詩2*19-9-5
妖精のスフレ- 丘白月自由詩319-9-4
耳を塞いで- こたきひ ...自由詩519-9-4
ブルーな歌がブルースというわけではない- 秋葉竹自由詩819-9-4
目を瞑ると- こたきひ ...自由詩219-9-3
_「空とシャツ」または「青とワインレッド」- la_feminite_ ...自由詩3*19-9-3
秋の始まり- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-3

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