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あっ…
渇いた庭にポタリ
予知夢のように
紅い山茶花が一輪落ちた
大阪の方には雪に煙る夕日が落ちてゆく

愛してる?
愛しているよ何時までも…

ぼくらの旅は何時も冬だね

寒い ....
わたしはもう
石になってしまいました
かつてわたしにも
水だった時代があり
白濁した粘質の水となり
やがて泥となり
固まっていったのです
土として長年を過ごし
生き物をすまわせもし
 ....
「笹舟」

ほそくふるえる茎をくわえて吹いてみた
ちいさいころの夕焼けが鳴った
{ルビ百日紅=さるすべり}のあった空き地
少年探偵団のぼくが落とした時間
材木屋のある路地は行き止まり
ふ ....
都会の空に星はなく
赤橙青の電気は偽で
ひとは地を天に変え
心を亡くした表をし
早歩きするカラな音
耳塞がずに耳澄まし
赤橙青の星達を魂に
ともしつづける為に
ことのはを色づけた
卑しさが芽を出したとき

頭の中がクリーム色になって

言葉がみんな出て行ってしまう。


全部、全部
無かったことにして

何度も、何度も
繰り返して

帰り路が分からなく ....
冷え切った指先が
白く、淡く、染まる時

”かなしみ”がやってきて
私はまた、トイレに逃げ込む

今までずっとそうしてきた
それが一番”あんしん”だからだ

”かなしみ”と”あんしん ....
財布にまだ二千円ある
エレベータより歩道橋で明治通りへ
5時、夕日傾いて
なんか悲しくてどうでもいい

見てる見てる
渋谷の再開発
大きなクレーンが強そうだ
どでかい穴を掘削機がドルド ....
月の鵜が他界していた
籐椅子の上で月の鵜は
死に絶えた顔をしては
十二月一日にのしのしと出歩く
神の明らかな公務によって
神から死を賜る
月の鵜が他界すると
新撰組が動き出す
「誠」の ....
納豆のカラシ

ぜんぶは入れない

納豆のカラシ

小袋に残る

納豆のカラシ

可燃か 不燃か

納豆のカラシ

とりあえず 可燃へ

納豆のカラシ

今夜もまた ....
先生は本気でおこっている

なんで友達ができないんだろう

なんでみんなに誘われないんだろう

いつも世界を信頼していたのに


ひとを傷つけたり

わがままと言われたり

 ....
漆黒の宇宙から聞こえるファンク

水平な硝子は古いテレビから抜いた

ミルクホ-ルには単車乗りが集まり

レコ-ドの歌が終わるまで街を走る

自分の手で組み直したエンジンに

火を ....
落剝した姿で
八十八箇所を巡り
たどり着いた庵で
小さな蝋燭を売る

食事も採らず
墓場に晒された髑髏を盃に
夜中には安酒を呷り

浮かんでくる呻きに驚き
萎縮する
四文字熟語に ....
暮れなずむ冬の街並みを
独り とぼとぼと歩いた

今日は暖かく風も吹いていない

写真家気取りで
街並みを切り取りながら行く

空の赤と青のコントラストの美
街の灯りと生活感の匂いの ....
私は私の電源を切りに出かけたまま帰ってきません
笑うと笑いじわが出来て、厭ですね、死にたいですね
だから私は帰ってこなくていいんです、死にません
どうやら魚は生き物では無いようなので
マイナス ....
美しい夕暮れに見とれることも
大きな声で歌うことも
誰かに恋をすることも
煎じつめれば逃避行
どこへ逃げているのか分からないが
何から逃げているのかはよく分かる
それはひたひたと静 ....
しなやかな獣のようだきみは

脂肪のわずかなあたたかなからだ
むしゃむしゃごはんをたべ
わたしをむさぼり
疲れたらひっぱたいても起きずに深くねむり
あしたははたらきにゆくのだろう

眠 ....
亀はよなか
光っていた

声が
それを
すべるように引き去ると
亀たちは安心して眠った

毎夜順番に ひかる亀たちを
うつしながら水は
さびしさも 涙も
持っていなかった ....
押寄せる季節の色々に
見とれながら躓いては
間違い探しの答を望んでいる

きょうはやけに枯葉が多いとおもったら
これは枯れた夢たちだ
わあ光りますね、
そうですね
影の手で触る
 ....
ずっと男性だったら良かったのに
と思いながら育って来たのだけれど

未だにそれが抜けない

自分の声をからかわれてばかりきたせいもあり、低い声に憧れるし

童顔もコンプレックスで

 ....
彼が世界を美しいと思えるようになるのに二十年かかった。
冬の風呂の暖かさを知るのに、夏の風の心地よさを知るのに、
青空の透明さを知るのに、草原の輝きを知るのに、二十年かかった。
真白な画面に
昨日の出し物が思い出された
ワイルドな田圃での
豊年祝い
裸踊りに酒がふるまわれ
私は控えめに生中だけを飲む
飲食店のストライキは
ストップした
これで心置きなく
少年 ....
口笛のような

オカリナのような

電子音楽のような

みらいのような

懐かしい時代のような


内なる世界へ

校長がこの文化祭に掲げたスローガンだった

先輩とふた ....
ぼくは純粋に祈ることができるだろうか
打算も無く
時間も気にせず
人の幸せを祈ることができるだろうか

この心と体がバラバラになっているのに
他人の幸せを祈ることができるのか

テレビ ....
洗いたての芝生がちろちろと
脈を交わらせている

川までの道すがら
ちいさな生き物は溺れ死に
汚れた内臓は、光る命へと洗われる

車椅子に花を差し入れる

目を細めてファインダーを覗 ....
まっ白で
海の波とうねりに
磨かれた貝の
欠片を集めて
ぼくはオルゴールを
つくった


貝でつくったオルゴールが
奏でる音色は
聞いたことのないメロディー
なのだけれども
ど ....
この地球に存在する人間は
大地を侵し
大海を侵す
ガン細胞かもしれない

でも、こうやって幸せを甘受し
生続けている

煩悩即菩提という言葉を聞いたことがある
百八つあると言う煩悩は ....
神無月に肉を脱ぎ捨て 祖母が逝った。

思えばもっと前から祖母は半分海を渡っていたようだった

精神ここにあらずといったふうで

ときどき正気のあるときは「死にたい」とこぼしていた

 ....
僕は生きていく
千年樹も生きていく
太平洋も生きていく
働きアリも生きていく
ひきこもりも生きていく
何のためにかって?
?がいっぱいあって、!もいっぱいあるからだよ
星やハートが70億 ....
私に挨拶する時
「お元気ですか?」と言わないで
返答の言葉は用意されていない
戸惑う私は
「色々ありますね」
そんな的外れな事を言ってしまう

骨と腹膜は自己主張して
去っては また来 ....
罵倒され石を投げつけられ
彼はへこたれなかった
何故ならば
彼には大きな夢が在ったからだ
幼い頃から
透き通った真冬の夜空を眺めては
何時かきっと天空を目指し
ハートランドにたどり着く決 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7486)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の旅- レタス自由詩3*16-12-22
- 山人自由詩19*16-12-22
短詩2篇- 白島真自由詩24*16-12-22
ことばあそび八- 田中修子自由詩2*16-12-22
5年- みたま自由詩516-12-21
古い、アパートにて- みたま自由詩3*16-12-21
平成38年までに再開発- うめバア自由詩1216-12-21
月の鵜と新撰組とヤマコや真島君- 間村長自由詩4*16-12-21
納豆のカラシ- もり自由詩13*16-12-21
世界- 吉岡ペペ ...自由詩516-12-20
スぺ-スオペラと抱き合わせの不良- 差羽ナガ ...自由詩2*16-12-20
- レタス自由詩516-12-20
冬の夕暮れ- 星丘涙自由詩4*16-12-20
出かけたときの服装は裸でした- 由比良 ...自由詩316-12-20
逃避行- 青井自由詩316-12-20
獣と鬼火- 田中修子自由詩8*16-12-20
亀たち- はるな自由詩516-12-19
影の手- はるな自由詩416-12-19
性別- 水菜自由詩5*16-12-19
二十年- 水宮うみ自由詩6*16-12-19
豊年祝い- 間村長自由詩7*16-12-19
懐かしい時代- 吉岡ペペ ...自由詩416-12-18
慈愛- レタス自由詩416-12-18
雨上がりの庭- 印あかり自由詩18*16-12-17
貝のオルゴール- 小林螢太自由詩9*16-12-17
本当の幸福- レタス自由詩416-12-17
渡つ海- 高原漣自由詩3*16-12-17
生きていく- 水宮うみ自由詩1*16-12-17
癌患者の日常- 小川麻由 ...自由詩5*16-12-17
シリウス- レタス自由詩416-12-16

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