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二〇二〇年九月一日 「転移」


『猿の惑星』を書いたピエール・ブールの単行本『ジャングルの耳』が、Amazon で5983円してた。ぼくは、3000円でネット古書店で買った記憶がある。3000 ....
「祭祀クーラスの現状をご存じでしょうか?」盗賊ヨランが言葉を継ぐ。
「知っている。戦争の咎のすべてをエインスベル様に押し付けて、
 国家の敵として、告発するつもりでいる……」
「そうです。わたし ....
「こんにちは。わたしはヨラン・フィデリコ。
 エインスベル様の側近でございます。今日は、
 あなたにとって重大な用事で参っております」
盗賊ヨランは、おもむろに口を開いた。

その時に眼前に ....
樹木には牙がある それは樹木に夜が言い寄ってくるからだ 夜の言葉は樹木に浸透し それゆえ樹木は夜に牙を立てる それは樹木が樹木自身に牙を立てることだ 夜は樹木に応えて 血の言葉を吐いて言い寄り続け .... マヒしてる
私のこころを
青空の青色に
染めてくれよう
後悔しても




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
さて、どうしてエインスベルを救出しようかと、盗賊ヨランは考えていた。
常套手段からすれば、監獄の監守を篭絡することが得策だろう。
しかし、それだけで上手くいくのだろうか?
エインスベルが拘禁され ....
しかし、エインスベルは、祭祀クーラスが考えるほど、
弱くはなかった。叔母ミーガンテに対する復讐を終えて以降、
彼女は達観していたのである、すなわち、
「わたしはクールラントの国とともにある」と。 ....
─おーい夏夫くん──


青空の炎天下


青空の炎天下


青空の炎天下



夏夫くんのこぶしが水風船みたいにパチンと割れた


ポン をなくしたグーチョキパー ....
二〇二〇年八月一日 「リハーサル」


 ホラー・アンソロジー『999 狂犬の夏』の4つ目は、トマス・F・モンテルオーニの「リハーサル」舞台で起こる怪異談。といっても、芝居がはけてから起こる出来 ....
盗賊ヨランは、エインスベルの救出に、
妖精ファロンの力を借りることにした。
ちょうど祭祀クーラスとは逆の手を使おうと考えたのである。
これで、監獄の衛兵たちの心を意のままに操る。

盗賊ヨラ ....
そのころ、盗賊ヨランは久しぶりにクールラントへと戻っていた。
そして、カラスガラの酒場で、美酒に酔いしれていた。
「やっと見つけたぞ、ヨラン・フィデリコ。
 大方、次の盗品の目星でもつけていたの ....
仕事に客観性が必要なように
恋にも客観性が必要なのです

ときに役者を壇上から駆逐して終末し
ぼくも転げ落ちてよくこころの怪我をしたものでしたが
いまも同じですがね

人は一生見習いなの ....
解説の佐野さん。はいはい。美しいって何ですか? さあて、何なのでしょうねえ。考えるよりまずは体験ってことかなぁ。ご覧なさい、東西南北どちらを向いても見渡す限りの紺碧の円盤。船の上から望むこの海洋も、美 ....     囚われのエインスベル(二)


「祭祀クーラスは、貴女の命を奪う心づもりでいます。
 すべての国家の実権を、彼に、と考えているのです」
「それはまずいな。ああ見えて、祭祀クーラスはタ ....
そんなエインスベルにも、一人の心強い味方がいた。
それはオークの傭兵団の団長、エイミノア・ラザンである。
エインスベルは身の回りの警護のために、数名のオークを雇っていた。
エイミノアは国内の内実 ....
てらてらとスピン  たゆたう    世界文学



うそみたい


ほそながいうでをもてあます JK  のめくるめく るページ

前下がりのショートボブをかた耳にかけて ....
天から降ってきた雨に
雨に濡れる
葉桜の
青やかな

いちまい
いちまいは
呼吸をしている
私は
知らなくていいことを知ってしまった
知ってしまったことにより後悔をしたが私の
 ....
初夏の
雨の日に
冷えて
ヒザ掛けを共にする
わんこと私


さて
どうなるか
宇宙の
魂(いのち)に
任せよう


人知れず
ほほ笑み零す
一日に
手を合わせている ....
かろうじて宇宙の辺境に在る
酒を飲み女を愛し歌を好む

行く先はわからないが
猫と暮らしている

友はいるが親友は皆宇宙に還ってしまった
音楽話や哲学話もなかなかできない今日このごろ
 ....
看板だけのちんどん屋
叶姉妹みたいにけんちん汁なのかも

美は売れない

すべてのマーケットを閉鎖して
自給自足で恋もするんだ忙しいけど

ぼくはポケットにコルトを忍ばせて
犯罪者で ....
すべての宇宙を創生して
神は疲れたのかもしれない

ウクライナの仕事はあなたのミスで
僕は無神論者で貴方達とは関係ない

僕たちは異質なものを嚥下しなければならない
優しいだけのヨーグル ....
二〇二〇年七月一日 「『幻想と怪奇 宇宙怪獣現わる』」


『幻想と怪奇 宇宙怪獣現わる』の再読終了。憶えていたのは、パトリシア・ハイスミスの「かたつむり」だけだったが、繰り返しになるが、シオド ....
赤い風船が 
雑居ビルの屋上を越えて
空へ吸いこまれてゆく

路地裏を
うろつく黒猫が足をとめて
二階の私と、目が合う 

――幸いは
  掴むものじゃないらしい
人が巨大な鯨を畏れるように
鯨も群れる人を憂い
人が鳥の歌を採るように
鳥も人の言葉に憧れる
真ごころよりも研かれた小石が
現実を左右する効果を慥かめ
星々の絡みあう指ですら
少しづつ結 ....
二十三時
もうすぐ寝るまでの
もったいない時間が
照明の下のソファーにある

父親の死とか
明日の仕事の乗り切り方とか
全部雨音に消えて
現実が今だけになる

叶うのは
いつも小 ....
俯いて、含み笑いを浮かべて、
、ニヤついてはいない、じっと足もとに視線を落とし、
ときどき、うん、ふん、へえと頷く男、その男詩人、白い球赤い球、黒い球、
黙ったままで、眼がふらんでる空に、や ....
トレイシー、今夜は Canned Universe 素敵な Canned Universe イブニングドレスを Canned Universe 召してらっしゃるのね Canned Universe .... 新しい噂話に、クールラントの国民は逡巡した。
その噂に熱狂する者もあった。エインスベルの味方をする者もあった。
ほぼ二年近い時間、エインスベルは監獄に幽閉されていた。
次第に、エインスベルは悪な ....
その一方、エインスベルはどうか。戦争から三年近い時間が経ち、
エインスベルはクールラントの監獄に監禁されていた。
この戦いの端緒が、エインスベルにあるのだとして訴追されたのである。
エインスベル ....

油の切れかかった自転車をゆっくり蹴りながら
初夏を孕んだべたついた風を浴びて夜道を滑走する
切れかけたワイヤレスイヤホンはぶつぶつと呟き
月は電池が切れるのと同時に空に喰われる

昨日 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7486)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩の日めくり_二〇二〇年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩17*22-6-6
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囚われのエインスベル(八)- 大町綾音自由詩1*22-6-2
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※五行歌「マヒしてる」- こしごえ自由詩1*22-6-1
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囚われのエインスベル(六)- 大町綾音自由詩1*22-5-30
炎天下と青空- 末下りょ ...自由詩4*22-5-30
詩の日めくり_二〇二〇年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*22-5-30
囚われのエインスベル(五)- 大町綾音自由詩1*22-5-29
囚われのエインスベル(四)- 大町綾音自由詩1*22-5-29
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詩の日めくり_二〇二〇年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*22-5-23
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2022年5月16日- ゆるこ自由詩322-5-16

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