すべてのおすすめ
もしも君が疲れているのなら
此処へ来るといい
美味しい珈琲を淹れてあげるから
何なら安物のウイスキーくらいならあるさ

もしも君が退屈ならば
此処へ来るといい
音楽を聴かせてあげるから
 ....
  一


面取のない
三角定規で引いたガクガクッ
こころもとないあの日の線
それ宙の果にただようガスの森

誰かが時を人と無理に結ぶため時を隔て
違う誰かが拡がる空間を国家としてな ....
もうひと眠りしたい
自転速度が速まっているのか
あっという間に朝が来る
太陽は影をつくるが道を譲らない
まあいいや
高校二年 夏だった 君の詩をつくった
思い込みの激しい一八行だった
傷 ....
母は とっても母である

家に虫がでれば 騒ぎながらも冷静で

しかしスプレーが見つからないと慌てていた


ある時

アシダカグモが 卵を抱えて現れた

「ぎゃ」といいつつ 母 ....
ただの一言も発することがない
二月の青空はとても孤独だ
ひとみを綴じた兎が
木の袂でうたた寝をしている

冬は自我をうしない
薄く目を開けて、この青い空を
くちびるをかすかに動かして
 ....
一日中、降っては止みを繰り返した雨に濡れた街が、僅かな街灯の明かりに照らされて終末のようだ、新しい靴のソールは穴だらけの歩道の水溜りを完全に拒んだ、俺はそれをいい兆候だと感じていたんだ、風が弄るみ .... 三十年
家に籠って暮らすのは不自然だ
しかしそれとて
生まれる以上に不自然ではない
奇跡はいつも起こっている

和姦がない
わかんない
いいよ、そんな言うならさ
セックスなんていらな ....
きみに死んだ弟をあげるよ。
もうじき死ぬんだ。

そしたら{ルビ暴=ほたえ}たりしないからね。
もう駄々をこねたりなんかしないからね。

手間のかかんない
とってもいい子になるんだ。
 ....








闇は 冴えかえり
きれいな
真っ黒をしていて
小鬼が小さく ぁ
と鳴いた



しん

闇に光は
ともる
私のこころ


 ....
真っ白で綺麗
大きく育ち美味しそう
育てた人も嬉しそう

辛い大根も甘い大根も好き
どちらもそれぞれ美味しい

今年は上手く育った
去年は小さく育ち
物足りなかった

大根おろし ....
光の中で見えるものを見て
闇の中だけで見えるものを見て
いまそのどちらでもない
薄暗がりだからこそ見えるものを
見ている君の瞳が
葡萄のように熟れてゆく
今朝の音楽は短調ではなく長調が似合った
何時もの苦い珈琲が何故か甘く
正確なメトロノームが響きあって
ぼくたちに奇跡の扉は開いた

あまりにも透明な
薄く虹色に染まったシャボン玉

誰 ....
山脈の
雪の肌が
青空に
際立っている
痛いくらいに



時計は
時の地図です
今 いつにあるのか
私の一日を
見守ってくれる



行雲流水
という
言葉を ....
冨の神を崇める教義では、
あなたの身体と魂は誰よりも清く
その清い身体のために、
毎朝オレンジジュースを飲む

また、あなたの美貌のために
幼い夢を祭壇で屠り、鮮血を啜る

既に世界は ....
それはこれのパクリやんて続けたら
いつのまにか独り

パクリでもすがりつきたい
みかづきのはじ

新月になれば落下する

不時着し
さがしもとめた
蜃気楼から
かきならせさけべ
 ....
今が良ければそれでいい
でもね
今は
すべてとつながっているのだ
未来の墓標とも



これは
墓まで持っていこう。
未来の墓は
待っている
この大切な悲しみを


 ....
ウププププ。
「あなた、サツマイモのにおいがするわ。
 それも生のね。
 けっして焼きイモじゃないわ。」
恋人のドリーム・スネークが
どもりながら反論する。
「き、きみだって。」
「 ....
目を
つむり
手を
合わせると
浮かんで来る姿
流されているのだ
この国は

亡国の海へと

海流が運ぶゴミは
何時の時代もおなじだ
と言って
迂闊にも
捨てきれないゴミを
水辺に放置した

平和という
一瞬の隙を突いて
 ....
死にゆくときはことごとく厳しい

元気なときは生き方指南でほらも吹きまくったが

今は口数も少な、魂の信仰もないのでただ苦しい

私は幸せだったし、今も幸せだと思えるならいい

幸せ分 ....
海硝子が集まる潮溜りがあるんだ
陽射をまといやわらかにおし寄せる汀
ひっくり返ったヨットを数え
貝殻なんかひろっていると
不意に気が遠ざかる

雨になれば走れなくなる白い電車が
通う島に ....
恋は一滴の純水から始まり

甘く
酸っぱく
ほろ苦く

谷をくだり
激しく澄んだ渓流となる

やがて世間の汚れを抱き込み
滔々とした大河の流れとなり
不動の愛に変わる

命終 ....
 本当に人を好きになったことある

 命とひきかえにできるくらいに

 上辺だけの愛情表現

 追いかけられると藪のなかへ

 半身で向き合い上の空

 苦しんでいる

  ....
それは、どこから始まったのかわからなかった、部屋中に蚕の糸が絡みついているかのように白く、いつもそこにあるはずのものを認識することが出来なかった、いつもとは違うにおいがした、あまり適当な例えを思い .... いまだに風は
冬を吹聴していくが

すでに光は
春を祝福している

押し黙る蕾は
華やかな企みを内に秘め

気象予報士を惑わせながらも
季節は巡ろうとしている

代り映えの ....
他人を
バカにする人は
カッコワルイよ
バカにするほうがバカなんだ
相手の良さが分からないのさ



勉強を出来ない人が
バカなんじゃないよ。
相手を大切に
出来ない人がバカね ....
さまざまな命に
支えられている
私の命は
これらさまざまな命と
共に在る



常に
ここにある
何かが
私を
生かしている
 地下駅へ降りる階段
 吹き上がって来た風で、
 乱れた前髪なおそうともせず

 いらだたしく
 けだるい晩春の気圧に
 襲われる

 かつて愛した男
 今でも その腕に抱きしめてほ ....
聞こえない音をさせて
雪は
遠く
降って来る
初めて



からっぽの
こころの
ここと
つながっている
そらの青



春を
夢見る
冬の
蕾に
ありがと ....
雪渓を登りつめ
一息を吐いた

其処は花々のサンクチュアリ
ぼくを燦々と迎えてくれた

写真に撮ろうとするけれど
その美しさはレンズを透しても再現できない
山に登る者だけにその秘密を明 ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(6949)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もしも- レタス自由詩8*24-2-22
- soft_machine自由詩7*24-2-22
ラブレター- 空丸自由詩824-2-21
母のこと- 短角牛自由詩13*24-2-21
誕生日- 山人自由詩12*24-2-20
三文芝居の夜- ホロウ・ ...自由詩4*24-2-19
冷戦- りゅうさ ...自由詩3*24-2-19
絵日記。- 田中宏輔自由詩13*24-2-18
※五行歌_六首「あ_い_す_る_私」- こしごえ自由詩6*24-2-18
大根- 夏川ゆう自由詩324-2-16
obscure- 塔野夏子自由詩5*24-2-15
虹色の結晶- レタス自由詩10*24-2-14
※五行歌_四首「悲しみも解ける」- こしごえ自由詩4*24-2-14
サクリファイス- atsuchan69自由詩16*24-2-14
- wc自由詩9*24-2-13
※五行歌_三首「未来の墓標」- こしごえ自由詩3*24-2-13
小さなエイ、ポーラが笑う。- 田中宏輔自由詩8*24-2-12
※五行歌「浮かんで来る姿」- こしごえ自由詩2*24-2-11
亡国の海- たま自由詩5*24-2-11
病床の坊さん- りゅうさ ...自由詩424-2-11
うみべのいのり- soft_machine自由詩11*24-2-10
水の如く- レタス自由詩6*24-2-10
因数分解- 佐白光自由詩3*24-2-10
Rend_Fou- ホロウ・ ...自由詩2*24-2-10
二月十日土曜日- 夏井椋也自由詩8*24-2-10
※五行歌_三首「バカにもいろいろありますね」- こしごえ自由詩8*24-2-9
※五行歌_二首「共に在る」- こしごえ自由詩3*24-2-9
名残りの愛- リリー自由詩5*24-2-8
※五行歌_三首「聞こえない音をさせて」- こしごえ自由詩3*24-2-8
桔梗- レタス自由詩5*24-2-7

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