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泣き腫らした女の顔は
紅潮していた
ホテルの窓の外に見える
海岸が騒々しくなってきた気がする
月はぼくらの妄想のように
闇夜に浮かぶ
血が騒ぐというのは本当だ

女 ....
街はガラスに囲まれている
反射する さまざまな夢は
灰色に熱くなったアスファルトに
焦がされて 揮発する

空調の快適な 何もない部屋で
ただ死ぬのを待っている 暇つぶし
ガラスの表 ....
一枚の紙に、今から100年分のカレンダーが載っている。

想像できるだろう。

このカレンダーのとある日に、きみは死ぬ。

想像できるだろう。

なにもしなくてもきみは死ぬ。

想 ....
失われた時を還せ
死んだ夢を呼び覚ませ
きみのうなじの産毛が好きだから
僕の名前を風に聞いてくれ

最期の銅鑼が鳴り僕たちのバンドは退いてゆく
黄昏の中へ精緻な夜へと官能をつなぎとめる
 ....
月がすごかった

君がうつくしかった

あの色はなに色


にんげんでもない

どうぶつでもない

ただのたましいだ


泣きそうな顔が

通りすがりの怒り顔

こ ....
ん、まま、ん、ま
んまんま、うんま
なんだか疲れた

ん、まま、ん、ま
んまんま、うんま
でも休めない

ん、まま、ん、ま
んまんま、うんま
まだまだこれから

ん、まま、ん、 ....
運命は変えられるの?
アリスは尋ねる

運命なんてありはしないさ
きみが夢のなかで存在するように

偏在する夢が現在という一点に
結ぶ露のようなものが人生らしいんだが

アリスは頷く ....
バスのなかで羽根が舞う

バスが真っ二つになる

森林を枯れ葉たちと行く

アスファルトの山道を

白線がひび割れた山道を


殺人風が吹いている

個体から湧き出る個の欲だ ....
カラスが鳴いている

豆腐屋の笛の音がする

昭和16年の町の光が射している


悲しみはいつも異国に満ちている

清々しいぐらいあたりまえに朝が

地球が暴力的なまでに回ってい ....
橋をつくります

ストロー現象が起こるかも知れません

でも橋をつくらなければならないのです


ひとは変化を嫌うけれど

それが宇宙の流れなのです


橋をつくります

 ....
貴方の声が
虫のように耳もとにささやき
私の皮膚を穿孔して
血管の中に染み込むと
私の血流はさざめき
体の奥に蝋燭を灯すのです
貴方のだらしのない頬杖も
まとわりつく体臭も
すべてが私 ....
雨女の君が颱風を呼び寄せる前に     忘れ物          ルシファーお前の本当のなまえを
ちっちゃな落とし物を捜している
                      言語の獲得はきみとぼく ....
番号


まとわりつく、鉛色の
番号たちを集めて燃す儀式
ながい鎖が一筋、見あげて残る
個の人に成れ

番号に生まれたわけではない
番号になりたいわけでもないだろう?
番号は美しく ....
演繹と帰納
対象化と止揚
ナボコフとアンヌ・ヴィアゼムスキー

ダーウィンとジグムント・フロイト
様々な世界観が駆け巡る

数学者は数理に没頭して
あまり感情の処理に脳の活動を割かない ....
風が聞き耳を立てている
囀りは力なく水滴に跳ねて
その術を忘れたかのよう
石は本来の姿を取り戻した
木の根元をのそのそシデムシが
葬式帰りの太った男のように歩く
異変 ではなく
変わらな ....
どこから、どこまでが
いのちなのか
そんなの、訊ねられても
わかんないよね

ましてや、人生なんて
いつから、どこまでだなんて
微妙だからさ
わかんないよね
考えるのもアホらしくって ....
久々に友人宅を訪問することにしたが、手持ちは持たない
既に十一月の末で、もうすぐ今年の最終月、言ってみれば大嫌いな季節だ
冬なのか晩秋なのかさえはっきりせず、グダグダと薄ら寒い風が吹き
みぞれか ....
僕は毎朝オニオンサラダを食べ続ける
家庭菜園で作った玉葱をもらったから

いつものスーパーの袋入りコンビネーションサラダではなく
ドレッシングは胡麻ときどき和風ときにはゆずポン酢がいい

 ....
俯いて下町の路地
久しぶりのスニーカー
探しているのは石っころ

謂われなくとも蹴っ飛ばしたい
謝らないよ
石っころ
雨あがりに
かわいた体をたたせると
景色がぐんぐんかわいてしまう

夏向けの恋や音楽や食べものが似合うのっていいな
おもったりしてきたことがぜんぶ
からだのおもてにはりついて
い ....
誰かのために何かできたらいい
心の中で明るい太陽が生まれようとしている
信じられない、僕は一度死にかけた
それは事実であった

その苦しみは波動の形になって宇宙を引き下ろす
願いの届かぬ星 ....
遠く 花火の音がする
――美しい闇の舞台
  光たちの素早い集団行動
ここからは見えないけど
どこかで
手をつなぎ
見上げている男女がいて
はしゃいだり
肩車されたり
こどもたちもい ....
十三年まえの今夜

肉と切なさで結ばれたよ

暖かい夏の夜だった

人生という名の車で

夏野菜の葉の味噌汁と

コンドームを持って来てくれたよ

湯船でいっきに

痙攣し ....
堕天使の様に 煌めいている星達
悪魔の誘惑に騙されたイブよ
美しいものは 見たい 触りたい 食べたい

唇のラインが 幼い鼻先が 繊細過ぎる白い指が
きっと 夜空のイメージと同じはず
 
 ....
夏が走る

僕らを呑み込み

暑く 熱く 駆け抜ける
 
喜びも 悲しみも 

痛みも 癒しも

憎しみも 憤りも

熱風の渦の中 混ざり合い

夏模様を描きながらスパーク ....
朝起きる。
新聞配達のバイクがハーモニィを奏でて
ポストに投げ込まれる
合図はわたしをきちんとコーヒーへと導く。
隣でしっかり布団に収まる夫に
声をかけるとううーんとうめいて夢に戻ってしまっ ....
窓口の銀行員は倒せそう
金が最強だと思ってるから
一万円札で防御しようとするから
おっぱいが大きいんだよ
断然


ポケモンやるよりも
本を一冊 読むことの方が大事だ
私はそ ....
物事はゆっくりと変化し続け
ふと気づいてみると以前とは違った自分がいる

いつか不毛の季節は終わりを告げて
また新しい子供の眼で世界に逢いに行こう

昨日の彷徨いの庭に朝の陽光がさすひと時 ....
ついこの間まで
艶やかさのあった影が
今は生活を滲ませて
頬に映る

ほつれた髪

白い、うなじ

水の流れる


「あなたはいつも
私には優しい・・・・」

お願いだ ....
わたしの中の赤ん坊がむずかり出した

わたしの中の幼児が仰向けになって手足をバタバタ

わたしの中の小学生が精一杯下品に悪口を言う

わたしの中の少年Aがナイフをチラつかせ睨む

わた ....
ひだかたけしさんの自由詩おすすめリスト(7500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
婚姻- オダカズ ...自由詩3*16-8-28
夏の断章- 藤原絵理 ...自由詩216-8-27
100年カレンダー- 吉岡ペペ ...自由詩516-8-27
四季- 梅昆布茶自由詩1016-8-26
アライヴ- 吉岡ペペ ...自由詩216-8-25
んまま- 坂本瞳子自由詩2*16-8-25
アリスの夢- 梅昆布茶自由詩516-8-20
殺人風が吹いている- 吉岡ペペ ...自由詩216-8-15
1941- 吉岡ペペ ...自由詩316-8-13
普遍- 吉岡ペペ ...自由詩116-8-13
あな_二篇- 山人自由詩16*16-8-13
忘れ物- 梅昆布茶自由詩316-8-12
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原始のままに- 梅昆布茶自由詩716-8-9
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オニオンサラダ- 梅昆布茶自由詩8*16-8-6
スニーカー- もっぷ自由詩3*16-8-5
雨あがり- はるな自由詩616-8-4
しっかりとは生きれなくても- 黒髪自由詩4*16-8-3
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無常と常住- 吉岡ペペ ...自由詩216-8-2
夜空のイメージ- 星丘涙自由詩4*16-8-2
夏が走る- 星丘涙自由詩3*16-8-1
ハピネス- かんな自由詩7*16-8-1
謳歌してるフュージョン- 黙考する ...自由詩116-7-31
新しい朝に- 梅昆布茶自由詩816-7-31
死にたくなる- 花形新次自由詩216-7-30
憂鬱なマトリョーシカ- ただのみ ...自由詩6*16-7-30

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