二十歳くらいの頃
梨の皮をビーラーでむいていると
それを見た父が怒りだして言った
「そんな梨は食べたくない」

わたしは内心、バカみたい、と思ったのだが
火に油を注ぐのも面倒なので黙ってい ...
人生を上書きすること歩くこと

足の歩幅に鍵の鈴鳴る

秋だ秋だと言い聞かせながら歩く
美しい詩を書くひとの心が正しいとは限らない
というのとおなじで
心地よい詩が美味しいと決まってはいない
げんにいま 目のまえに浮かぶ
濁った渦の色をした短い詩は
蒸したてのパンよりも熱く ...
お手伝いすればおやつが賑やかにになった小学夏休み昼 ながっっつっつっつうううううううううううううううううううううううううううううぅぅぅU―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ... ながっっつっつっつうううううううううううううううううううううううううううううぅぅぅU―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ... ことばって不思議だよね
ことばに泣き
ことばに笑い
ことばに憎悪する
ことばはカミソリになり
    蜜になり
    花にもなる
    機関車にもなるし
    風にもなる
芥川 ...
誰もいない
外は虫の声だけがする
そして 吹く
風だけがあった
そして 窓で
思った ロンドンを
日本と変わらない
風景の街並み
違ったのは物価だけ
僕は 今も
何をしたのか
思 ...
追いかけて速く走って
つかまえて逃げちゃうよすたたああ
てかてかてかてかなんで
わたしあなたから逃げてんのかな
胸に手を当てて聞いてみるけど
胸はドキドキ他のことでマンタン
ちくちくちくち ...
夜が空けた。
立体的に、次々と、パタパタと。

画角のはじは暗い
焚き火が燃えていて少しずつ暖かい
手をかざしながら思い出す
ラムネのビー玉の音
レモン色に水色がよく合ったお祭り広場だっ ...
日記を失くしてから
別れの痛ましさなんて
忘れてしまったな
おかげで もう
愛のうたなんか
うたわないで 済むよ

切った爪をインクに浸して
言葉を垂らす

部屋のどこかで
コオ ...
ヤングリュイナンギュリュイ何語ライ?
ヒトニュノサーバーギーバ馬鹿ラシュイカ
背中ニュイターターカレシハジンムテイワカルシカ
吸うとティカラヌキナンセカアングライ
ドンクライドンクライカワカリ ...
ほんの一瞬のため息みたいなきっかけで降り始める夏の雨、傘を持たない僕たちは高速の高架下に急いだ、雲の上の貯水槽が割れてしまったみたいな降り方だった、それでなければ、広範囲に拡散された滝のようだった ... 次から次へと物事が起きる私は
次から次へと物事を忘れてしまう私は
次から次へと新しくなる。そうして
死んでは日々を生まれてゆく


それでも
なかには
おぼえている存在もあるのです
...
新米を炊いた
土鍋で炊いた

二人暮らしなので
小さな二合炊き

二十分蒸らして
蓋を開ければ
しあわせの香り溢るる

神棚に供えて
日々の糧に感謝

「こんな美味しい米 ...
足元の
石畳から
ひろがりつづける
あおうきの
さかい
とぽんと
深く

トビが
青浮いて

空のベンチから
晩の献立を
湖の
はるか稜線まで




/即興ゴル ...
鎮まる夜の静寂に
隙間のすぅうと
空き開き 、
奥まりいく
明るむ半月の照り返し
やはらかちかく
息を殺し潜むもの
息を潜め吹き返し出し

だれ?なに?
問えば 、

アナタの ...
石はまだ乾かず
コケが時間を遅らせている

胞子 肺の空気 風が
     わずかな誤差を告げて
            記録する人はいない


わたしもあなたも
無限からの光芒に賭 ...
っていうのは
重力って
星の重さで時空が歪んでるので
投げたボールは時空の歪みに沿ってまっすぐ進んでて
結果落ちてるカーブになるわけ
ってことは
この辺もあの辺も全部ぜーんぶ
歪んでる
...
よく晴れた日の空から
黒百合を見たことがない
するどさに似た曲線は 
忘れたふりで 眺めたりした
真似た楽器を奏でても 
すこし怠惰だったせいで
合掌する 風がひびく 火がひらく
すこし ...
君は15歳だから
まめまき

可愛いと思ってんの?
バカじゃない?

そこまで言わなくても

ふーん
そんなことより
飯はまだ?
詩が一編誕生した
細胞が一つ削れた

喜びが一つ生まれ
創作の苦しみが一つ増えた

頭は空っぽになったけど
胸の内には喜びが生まれた

プラス・マイナスで
ゼロとなり

空 ...
もう飛べないと
翼を外した
窓の向こう
天空の城に
辿り着けなかったこと
翼の代わりに背負って
ただ祈るように佇む

ここではないどこかに
行こうとすれば
体は重く動かない
翼は ...
朝日をカーテン越しに
気配を感じる程度に確認する

改札機はカードひとつで
俺らしきを俺と認識する

人の目もそんなもんさ

計画はピアス程度にぶら下げて
策略は靴底に忍 ...
今夜、星をみつけた
あゝ、あの星が僕の星だとわかった
なぜか、心が心から納得してそう想えた

なぜか、豊かなやさしさが胸を満たし
未来は明るいのだと確信できた
今まで生きて来たこの ...
雨傘の言葉
そぼ降る名前
閉じられていく風船は
わたしが作った
窓、その音と
旧スエズ文字の羅列
それだけで
終わらないように
海の便箋も
階段に添えた
日々の死に
追い ...
AI詩(なんのことやら)に関するログが増えてきてAI推進派としては嬉しい限りだけど、素人の私たちが書き読む詩は結局のところ、上手い下手よりも大切なことは読み手のなかに居る書き手の内的世界と現実の関係が ... AIをすぐに信じる方がいますが、AIほど信用できないものは
ありません。ある物事についてAIから情報を得た場合は、
最低でもあと2つほど他のAIに聞いてみたほうがいい。三度
に一度くらいは違う答 ...
目覚める
 と、
ここは深夜の密林

灯火に浮かぶダイニングバー

戦闘服のジェシカが店で
バナ・ナンカを刻む

よく切れる
薄刃包丁を手に、
ジェシカが正義を振り下ろす

...
  〇


きのう、友だちと水死体について話していたのだけれど、水死はかなり苦しいから、水死はしたくないなと言ったのだけれど、ヴァージニア・ウルフは入水自殺だった。ジョン・べリマンも入水自殺 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
そらの珊瑚自由詩18*25/9/2 12:21
歩く紅茶猫俳句425/9/2 11:33
パン詩はるな自由詩425/9/2 9:41
なにもかもみな懐かしい秋葉竹短歌325/9/2 7:44
ロングロングほにゃらら秋也自由詩025/9/2 6:16
ろんぐろんぐアゴウ自由詩1*25/9/2 6:09
ことば室町 礼自由詩525/9/2 3:58
ロンドンの記憶番田 自由詩425/9/2 1:03
てかてか降墨睨白島/...自由詩2*25/9/2 1:03
ムーヴマンふるる自由詩9*25/9/2 0:16
音響飯沼ふるい自由詩5*25/9/1 22:57
ヴァカンニュルングスル降墨睨白島/...自由詩1*25/9/1 22:15
終わり続ける夏の日ホロウ・シカ...自由詩5*25/9/1 21:58
鬼やんまと埴谷さんと私のそれぞれの道こしごえ自由詩6*25/9/1 20:53
光るごはん花野誉自由詩17*25/9/1 20:24
あおうき/即興ゴルコンダwc自由詩10*25/9/1 20:10
サンセット/あんさぁひだかたけし自由詩6*25/9/1 20:08
屈折率完備 ver...自由詩525/9/1 19:27
宇宙のこと知ってなんか悲しくなったふるる自由詩9*25/9/1 16:33
Grablueあらい自由詩3*25/9/1 16:11
まめまき林 理仁自由詩025/9/1 15:57
空っぽ多賀良ヒカル自由詩125/9/1 13:59
現実自由詩7*25/9/1 12:43
策略自画自計自由詩2*25/9/1 9:45
僕の星秋葉竹自由詩325/9/1 7:43
真似事たもつ自由詩8*25/9/1 7:08
AI詩、考察の覚え書き足立らどみ自由詩5*25/9/1 6:40
AIが「AIを信用されても困る」と謝罪した室町 礼散文(批評...4+*25/9/1 5:15
ジェシカのまな板atsuch...自由詩16*25/9/1 4:38
I FEEL FOR YOU。田中宏輔自由詩11*25/9/1 4:32

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加筆訂正:
鬼やんまと埴谷さんと私のそれぞれの道/こしごえ[25/9/2 7:38]
改題しました。旧題は、「不合理ゆえに吾信ず」。拝礼
0.21sec.