転がしながら、
口のなかで潰れた名前を
ことばとしてならべる
牙が欠けるほど
名前をぶつけたあと
世界は聞かなかったふりをする
その沈黙へ
推奨されないことばを置く
水を吸 ...
べつになにも
推し活動をしているわけではない
べつになにも
早逝への憧憬をしているわけでもない
不可思議wonder boyって
ラッパーが
かつて居て
いまはも ...
降り続ける雪の無音が
しんしんと降る滑らかさが
私の心だ
酷く冷たく
粉々とすり抜ける手触りは
虚しさが手に触れていて
みんな悲しんでほしい
それを掴めずに
吐息が白く、手は冷 ...
来年は偶数だから私の番ねっ!
妹が乱暴に舵を切る
まだ今年が残ってるでしょ!
あと数分じゃん!
言い合う私たちの顔に
末尾が0の姉がアイアンクローする
1の姉はもう寝てる
会うた ...
そう言えば、折り立ちました現代詩駅。げんだいしえきって入力してるのに、現代詩的って変換するわたしのスマホ。わたしのスマホ。
そう、現代詩駅に折り立ちました。夏の思い出です。案外大きくて、広かったです ...
ゆく年くる年迎えにいけば
百と八つの鐘がなる
煩悩鎮めの鐘がなる
煩悩は本能に司られるのだから
枯れて生きよということか
汚い金も綺麗な金も同じ金
使うものの気持ちひとつ
疚しさを煩悩と ...
柔らかな
君の輪郭に
そっと 手を添え
抱き寄せる
君は 両手を
空中に 投げ出し
僕では
ない 何かに
身を委ねる
乾いた 埃っぽい
アスファルトに
二つの影が
しっとり ...
そろそろ生まれてくるよ
待ってたからね
そろそろ生まれてくるのよ
そろそろ生まれてくるのよね?
責任を押し付けられたような聞き方はやめて
山脈が遠くに見えるこの荒野
別の言い方をすれば、山 ...
部屋を開けると
煮しめの匂い
ああ、そうだ
私が作ったんだ
この齢にして
初めて作る御節料理
母を真似て
視線が交わせづらくても
何をしていたかは
...
ちこちこちこと
ひとひとひとの
いまはまだ
ひとりひとり
ぽつねんと
なにもうつらぬ
うたげのぶたい
何時しか息絶え
消えいくとも
ちこちこちこと
ヒト、ヒト、ヒト、
ひとり ...
いったい
何をしたとて
何を考えたとて
どうにかなると
希望だ夢だと
言ったところで
どうにもならんだろ
32歳です
大人にはなりました
おじさんの始まりです
別にただそれ ...
{引用=奇数行 ただのみきや
偶数行 AI夜姫
結露した窓に映るやさしい記憶
指先でなぞれば溶けだす冬のひかり
ひとつの影ふたつの心で歩いた道
白銀の吐息がいつしか愛に変わる
たわ ...
シャンソンが
愛と恋を切なさを
物哀しく歌ってると
カンツオーネが
人生は乾杯と
明るく歌ってると
ウエスタンが
今日も1日を終えて
ダンスだ!食べ ...
(目的が風化して
憎しみ合う同士の顔が似てくるとな、
ほら、月が!)
(ほんまや、ゴルフボールみたいに味気ないな)
(毛穴を隠してるような東京社会詩人たちはな、)
(それ、新聞とスマホ画面と ...
ふと見た雷神は
いつもより若かった時の面影が通り過ぎる
その面影さえ若かった
何をそんなに失敗したかも知らない成功は
いぶかしげな表情で行方を探す
しかしいつものようにそれは不安気なく真理へ ...
中途半端な感情が
肝心なものを置き去りにして
通り過ぎて行く
ほんの数年の間だけ訪れる
黄金の日々に
大抵の人は気付かない
あの頃は
と懐かしがっても
もうきらびやかな皮膚も髪 ...
うっすらと雪をかぶってうつくしい、その淡い色の花束はもうすでに死んでいるからこそ。
あなたのことなら
すべてを知っている
あなたの心は
私だけが分かってる
ああ、理由もなく
信じていたけど
あなたがあなたが
私のすべて
書き置きのひとつも
テーブルになかった ...
○「大晦日」
来年は
馬どしだけど
うまい話はなさそうだ
しかし
なんとか大晦日を迎えられたことは
有難い!
この関所を越えられなかった友人知人も
何人かある
またこのような独り言 ...
黒が差される
斜めに黒が増えていく
道をあけろ
そんな乱暴さで
ミサイルが
白を切り取った
黒には黒を
この世が真っ黒になろうとしている
白を持とう
隙間に差して
声をあげ ...
どうしたって? どうもしないさ
ただ泣きたいだけさ
この空だって笑うし 思いっ切り
泣くじゃないか
見え透いた嘘を見て おろかだなんて
感じながら
自分の悲しみを 嘘にしようと ...
夜のベランダで、壊れたオルゴールを聴くのが好き
冷たくて指先の感覚が無くなっていくのが好き
煙草も好きだけどシャボン玉は本当に好き
上手く飛ばず落ちていくのが好き
乾ききっていない洗濯物に雨が ...
十一月末でグリーンシーズンの日雇い業務は冬季解雇となり、十二月十日から無人駅の除雪作業員として三月半ばまで勤める。もっと働かせてもらわないと生活出来ないと訴えた、古希を過ぎた方が常勤スタッフとして増 ...
馬鹿な連中が屯していたって
今日は気にしない
街角の商売女にだってそうさ
何故なら今日俺は大宮少女に会いに行くんだから
京浜東北線に揺られ荒川を越えてさ
一週間は長い
デスクに坐ってパ ...
暗闇が揺蕩うその瞬間世界に生まれる穏やかな亀裂、その断面にこっそりと刻まれた小さな文字を口にしてはならないと言ったのは決して姿を見せぬ者だった、その声は風に揺らぐ枝葉のように静かだったが、でも確か ...
真昼の月が妙々なるひかりをかかげ
太陽に微笑みかける
月よ
おまえも陽のひかりが恋しいか
夜の最中に凍えるようにまろい怯えを抱きしめながら
それでも懸命に輝きを放つおまえは
どれほど{ルビ ...
奥まる街角に
人、ひとり
青き崇高
仰ぎ見ながら
夜陰の手前に至りて
地に足を運ぶ力動無限
自らの奥の億なる霊性、直覚す
考えれば考えるほどに
考えれば考えるほどで
そこで考えてみれば
さらに考えてしまうわけで
そんな考え方をしながら
考える私は
ただひたすらに考えるのです
あなたは考えていたね
...
注ぎ込まれる
愛の流れに
逆らえず
ただ、受け入れるだけ
注ぎ込まれる流れは
深く、深く、さらに深く
底なしのブラックホールに
注ぎ込まれる愛の光だけが
...
アリやカブトムシは
内部で何かを
つぶやいているのかもしれない
静かな
アリ
カブトムシ
心ははかれねども
その内には必ず思いがある
なぜなら
存在には
思うことが
要る ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
水色の花
atsuch...
自由詩
1
26/1/1 0:09
悲しみの幸せ
秋葉竹
自由詩
2
25/12/31 23:39
雪に紛れて消えていく
這 いずる
自由詩
1
25/12/31 23:38
(折れた反魂の杖)
mizuno...
自由詩
2
25/12/31 23:33
現代詩駅
降墨睨白島/...
自由詩
2
25/12/31 22:52
除夜の鐘
りつ
自由詩
1*
25/12/31 22:52
影 曲ありバージョン
花形新次
自由詩
0
25/12/31 22:41
生まれてくるよ
降墨睨白島/...
自由詩
2
25/12/31 22:32
煮しめの匂い
花野誉
自由詩
4*
25/12/31 20:17
私たちに良いお年を
ひだかたけし
自由詩
2*
25/12/31 19:48
どうにもならんよ
弥生陽
自由詩
2
25/12/31 18:12
夜姫(よき)と紡ぐもの
ただのみきや
自由詩
5*
25/12/31 17:34
シャンソン・カンツオーネ・ウエスタン・民謡・そしてパンソリ
多賀良ヒカル
自由詩
2
25/12/31 17:32
歌がう
奥畑 梨奈枝
自由詩
0
25/12/31 17:04
行方のゆくえ
弥生陽
自由詩
3*
25/12/31 14:26
どしゃ降りの雨の中を 曲ありバージョン
花形新次
自由詩
0
25/12/31 14:17
夭折
本田憲嵩
自由詩
7
25/12/31 12:48
私のすべて 曲ありバージョン
花形新次
自由詩
1
25/12/31 11:00
独り言12.31
zenyam...
自由詩
3*
25/12/31 10:52
白を差す
海
自由詩
4
25/12/31 10:01
クロスワード
自画自計
自由詩
1
25/12/31 8:28
嫌い
印あかり
自由詩
4
25/12/31 5:07
無題
山人
散文(批評...
8*
25/12/31 4:48
大宮少女 曲ありバージョン
花形新次
自由詩
1
25/12/30 22:23
mimicry
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
25/12/30 20:23
真昼の月
りつ
自由詩
6*
25/12/30 20:19
意識の私/営み2025総括
ひだかたけし
自由詩
4
25/12/30 20:04
音痴な女
弥生陽
自由詩
0
25/12/30 18:33
流れあふれる愛
多賀良ヒカル
自由詩
0
25/12/30 17:32
われ思うゆえに
杉原詠二(黒...
自由詩
5*
25/12/30 15:27
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
加筆訂正:
夜姫(よき)と紡ぐもの
/
ただのみきや
[25/12/31 18:32]
脱字修正
真昼の月
/
りつ
[25/12/30 20:21]
修正
0.36sec.