あなた達を救うためにすべてをなげうった。
自分の欲望を、現在を、過去を、未来を。
足りないから、あなた達でさえ捧げた。
縋り付いて泣いていたのは私だった…はず。

冷凍食品は捨てるために温め ...
光の線が
立ち入り禁止の帯になる
わたしの目の前では

走っていく車の音は
いつも郷愁を掻き立てる
永遠へと届きたいこころを
載せて去って行く
ヘッドランプが一瞬窓ガラスを照らす

...
夕陽は、すっかり沈んでしまっていました。
野原の色は、夜の灰色にゆっくりと溶けていきます。
男は徳利を傾け、ふらふらと細い道を歩いていました。
酒に酔い、肴を楽しむつもりも忘れ、ただ夜の草の匂い ...
+

 なんですか、このきもちのよさは。クリスマスとは満点の星空を地上へと迎えいれるための全員合格な祭典なのですか。



 街のまちまちで出逢うためにいるようなクリスマスツリー。わぁわ ...
 

おぼえて
いなければ
ならないものだ。

それは、

ぼくなんかの
くろい手では
つかめない。

そんな
はかなげなゆめなんて
とっくに
とおりすぎてしまったか ...
赤の生命の燃え立ち
青の心魂の奥まり 
黄の精神の浸透し尽くし  

漆黒の暗闇 絶えず呑み込まれる

無限なる純白 永久なる変容へと

死と屍と干乾びた色欲の御影を残しつ
この前頭葉から
題名を外そう

鏡のない国では
授けられた名を知ることができないから
残された最後の湖
孤独な水面を覗こうとして
投げられた小石が最後だった
残された湖の

果たし ...
ひらかれることのない傘が舗道の粒に包まれてく
(ミントの味がしたぼくは噛まずに喉へおくった
カーテンのはるかぜがチープなほこりをくゆらす

 ゲートではない

ふるいテープに託す  ...
山あいの小さな村に、おばあさんが静かに暮らしていました。

かつてはおじいさんと二人、ささやかに日々を分かち合っていましたが、
おじいさんは数年前に旅立ち、それ以来、おばあさんは一人、
窓辺に ...
私:今日は、公という概念についてその蓄積から教えて頂きたく、思います。
公というものは建前と見栄、世間体とも違うもっと深いものだというイメージがあります。
色々な視点がありますが、例えば子供が病院 ...
あゝ、そうか
わたしはいつだって
情けなんかいらなかった

人と違っただけのひとだった

冷えれば冷えるほど
氷結するかのような感情


知らないことを知ることだけが嬉しく ...
あなたが指輪を外す仕草に
嫉妬と優越感の混じった
欲情が込み上げる

ギター掻き鳴らすみたいに
あなたを掻き鳴らして
クライマックスにはいかせてあげない

熱を帯びるほどに
冷酷な気 ...
小さくて深い傷穴に針を刺しこむような気持がしている。それか、随分前に打ち込んだ杭を今抜こうとしているような。わたしは思考の両端にいる。折りたたまれて、極が混ざりそう、その心地。

けれども、深 ...
 しばらくの間、気分が落ちてた。でも、昨日久しぶりにpixivのイラストを見たら、綺麗で、心にしなやかでカラフルな風が吹き込んできた。すぃっと窓が開くような感じがした。ヘッドホンでチャールズ・ミンガス ...  熊が人を襲ったり、飼い犬を襲って食ったりしているという。もう何代にもわたり、人里近くを寝じろにしている熊が増えているという説もあるようだ。しかし、本当のところはよくわかっていないようである。もはや以 ... 音は耳で知った
花瓶通りに
新たに設置された官邸にも
都心では珍しい潮風が吹いた
一時、この界隈では
強盗遊びが流行った
悪いことをしないで
誰が一番強盗か、がルール
けれど看 ...
○「地球のどこかで」
地球のどこかで
戦争がある
地球のどこかで
大災害がある
地球のどこかで
飢餓がある
地球のどこかで
疫病がある
僕たちと無関係だろうか

○「トイレ旅行」 ...
悲しみを悲しみ
苦しみを苦しみ
喜びを喜ぶ
さまざまな気持ちを感じる
これらが生きている証
命の命が
生きるために生きる
命に従い生きるんだ
味わおう命を

目標は
生き尽くすこ ...
 かなりしつこ生霊が取り付いて困っている。どうやら私の意識を支配したいらしい。下痢を催すような式まで打ってきた。浄化の青い炎をイメージしながら不動明王の真言をかなりの時間、唱えたが離れようとしない ... 予感が走った
彷徨った音が夜空から降って来るだろう

美しい幕引きみたいに
世界の魂を震わせて
救いもない物語の色をしてそっとそっと

命はいつもエリアを超えて
冬の街へ遊びに ...
Ⅰ. 春の街道と、凍った泉

夜明け前の海へつづく街道は、ひんやりと澄み、
物音ひとつなく深い眠りの中にありました。
雪解け水が細く道を濡らし、歩くたび、
ぽとり、と小さな音が響きます。
...
ふと見ると
腕に痣が出来ている
何処かにぶつけた記憶もないのに
紫色に内出血している
何度考えても
出来た理由が分からない
そのうち
どうせ直ぐに治るだろうと
考えるのを諦めてしまう
...
同じ物を見て、同じ道を歩いて
話した思い出は互いの共感ばかりだった。

君の声を聴くために俯いた私の眼鏡は
いつも少し鼻先にズレていった。

「分かるよ」
「同じだね」
「そうだね」
...
序論――「ネット詩人」という現象と花形新次

インターネットの普及以降、「詩を書く人」は出版流通や文芸同人誌といった旧来の制度に依拠せず、SNS・掲示板・投稿サイトを通じて無数に増殖してきた。
...
また帰ってきたぞえ
ひさしぶりやね
元気にしよった?
お母さんと仲良うやりゆうかえ
約束通りに
わかばと土佐鶴のワンカップ買うてきたき
まあ、ゆっくりやりや
そうやねぇ
一年でいろいろ ...
意味など
とっくに剥がれ落ちた
この朧月夜に
墓石とあらゆる死に
花を手向け

改め新たに
極北の地から立ち上がる
自らを
ひたすら眼と化し耳と化して

何を ではなく 如何にし ...
月が

日・月・火・水・木・金・土に虐められてる

僕らと少し違うね!

すこし、歪だし!

君の文字が左右対称になってないもんね!

そんなことで!

それに君は毎日、姿 ...
星をくるむ透明な血
理由は内側から外側から
結節点にて陵辱しながら
からからなんだ
助けるって戻すってことなのか
俺は僕に踵を返し
料金を払って
なかったことにする
そろそろ羊水を拭き ...
どこに行っても
自分からは逃れられないから
自分の命を浄化するしかない
それには
みんなのために働くしかない
必ず変われる
その確信を持って
一日一日を過ごす
存在を認め合うと
何が起きるか

お互いに顔を見あって
赦しあう
声をかけあう
気にしあう

自分の過去を詮索されず
ただいっしょにいてくれる
そしてわたしのことを考えてくれる
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
私は間違ってなかった泡沫の僕自由詩025/12/2 21:43
世界と人杉原詠二(黒...自由詩025/12/2 21:13
すすき野原で見た狐の話板谷みきょう散文(批評...125/12/2 21:00
キリストを受け容れました百(ももと読...散文(批評...125/12/2 21:00
希望のなみだ《改》秋葉竹自由詩125/12/2 20:35
色彩遠近法ひだかたけし自由詩225/12/2 20:14
題名をクイーカ自由詩125/12/2 20:04
Scrambled eggsあらい自由詩125/12/2 18:06
二度童子の魂を運ぶ白鳥の話板谷みきょう散文(批評...2*25/12/2 17:03
公とは、誰の味方でもなく、同時にすべての人の味方であろうとす ...鏡ミラー文志散文(批評...2*25/12/2 16:51
一方通行秋葉竹自由詩125/12/2 15:13
仄暗い欲情自由詩325/12/2 12:38
メモはるな散文(批評...225/12/2 10:16
久しぶりの日記由比良 倖散文(批評...5*25/12/2 8:55
熊(ツキノワグマ)について山人散文(批評...525/12/2 8:51
潮風たもつ自由詩325/12/2 7:55
独り言12.2zenyam...自由詩2*25/12/2 7:49
生きるために生きる ※(音楽2曲付き)こしごえ自由詩325/12/2 6:16
クレクレ星人の独り言「式神」30ジム・プリマ...散文(批評...025/12/2 1:05
ひとつの希いの果て秋葉竹自由詩225/12/2 0:19
狐の願いと人魚の唄(To celebrate dischar ...板谷みきょう散文(批評...2*25/12/1 23:32
花形新次自由詩125/12/1 22:56
そうだね泡沫の僕自由詩125/12/1 22:34
ChatGPTによる花形新次の存在意義論花形新次散文(批評...025/12/1 22:04
墓参り 2025りつ自由詩3*25/12/1 21:20
ひだかたけし自由詩425/12/1 19:49
日・月・火・水・木・金・土多賀良ヒカル自由詩125/12/1 19:05
うるむクイーカ自由詩225/12/1 18:27
逃れられない渡辺亘自由詩225/12/1 16:17
存在を認める杉原詠二(黒...自由詩2*25/12/1 16:04

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加筆訂正:
うれしい夢とニルヴァーナ/百(ももと読みます)[25/12/1 20:30]
ふつか分の日記です(+).
0.15sec.