一番恐ろしいのは、己の弱さ。
そいつが囁く、言い訳という名の誘惑。
夜半過ぎ、映らないテレビに自らを写して、
滲む爪先を凝視した。
奇妙な雨音だけに耳を傾け、
ただ、逃避した。
そ ...
黄昏時の偽りの永遠がわずかに、薄らいで今年の
夏至も千年の眠りについたのだと
いよいよのノートにペンクを走らせる
然し明日からの八月が悲しい 寂しく終わるから なぜ
この月に好ん ...
笛を吹く自由に宇宙で油売る
一族の旗を遊ばせ一人旅
空っぽを探究 深い深い穴
音がやみ時間の中の暗闇へ
人が手を伸ばした海星 ヒトデとて
あの夏の日から時間の止まり
朝霧晴れた今日の一瞬の開けに織り込まれ
たけし起きろ森へ行くぞと兄からの柔らかな呼び声
遠い道程の時の運びを遡行し眼前に響き拡がりつ
兄に導かれ入り込んだ森の木々 ...
1つ芽生えても花を望むまい仄かな想いのmままが身の丈
強がりを組み立て終わり終わらなくても終わったと消したアドレス
昨日見てない虹でした明日もまた見たいものです出さない手紙
その ...
心ころころ石っころ
いしっころには心はあるか
せめても言葉を知ってくれ
淋しいかなしい聴いてくれ
心ころころい石っころ
石っころ一つポケットに入れて
せめても少 ...
心の中の晩秋は
村雨ばかりの降りしきる
そこへ私は土足で立ち尽くし
自らを裏切り続けている
悲み屋の通り道で
一等悲しいラブストーリーを
けれどいつまでも訪れず ...
枯葉鳴る頃
私はあなた方に会いに行く
今度は
“わかば”とワンカップを忘れずに
お母さんには昔のお菓子を
フラレた話とかフラレた話とかフラレた話とか
一人暮らしを始めた話とか
たくさん話 ...
こうなるとフェルナンドの狂的な公理の一つを認めないといけなくなる、偶然などありはしない、あるのは宿命だという。人は探しているものだけを見出すのであり、心のもっとも深く暗いところ、そのどこかに隠れてい ...
その年の秋も、あちらこちらへ様々の波紋を投げ掛けながら冬へと育っていった。
東京のような雑多なるつぼにあっても例外ではなかった。
かの都会の片隅、聞こえよく庶民の人情が息づいているなどと言 ...
わあ、と言って
吸い寄せられるように
金木犀
ぼくはきみの頸を見つめた
仄かに香り立つのがいい
近寄りすぎれば
キツイ臭いになる
ぼくと頸の距離を思う
振り返ったら
光が溢れ ...
地獄みたいな夜の長さ
眠れなかったり、眠れたり
水に沈んでは浮く丸太のように
急流に流される
小さい頃は神様がいて
毎日愛を届けてくれた
優しい気持ちで目覚めた朝は
大人になっても奇蹟はおこるよ
ページを開いて静かな木漏れ日の
優しさに包まれたならきっと
目にうつる全てのことはメッ ...
※この詩は、雨の日に感じた「世界全体が悟りに近づくような喜び」を描いたものです。
雨の音が聞こえる
外で人が話し合っている
穏やかに
語り合っている
鳥も雨の中で鳴いている
雨 ...
○「あいさつ失敗」
「あいさつをしなかったばかりに」
「あいさつが遅れたばかりに」
あいさつぐらいと
軽く考えてはいけない
誰にあいさつするか
誰からあいさつするか
就職のあいさつ
...
待っているのか
降りれるはずの日々を
いまを演じきった子どもたちの
この喉元の騒がしさを
指 切り
鼻の中ではコオロギが
照れ笑い
ブルーで、低い街から
人間に似た姿をしていく
...
やはり素直にならないとね
でも素直ってなんなのだろう
文字を疑い詩を疑い続けた
私は素直になれない
みんなは真似しないで素直になって
淡い恋の思い出でも語れれば
もうちょっと
人の当たりも優しくなったんだろうが
思い出せば出す程つらいなら
忘れればいいというが
忘れたところで何が残るっていうものでもない
未来
...
見上げれば鰯群れなし泳ぐ海
さよならかき氷
青い空に降る虫の音
青い空ぶった斬りひこうき雲
黄緑色の葉を広げ照りつける日差しに
まるで大きな掌のように翳す無花果
葉脈が透けて見える
去年は実ることなく
秋にはさっぱり綺麗に葉を散らし
今年はミニチュアサイズの
赤紫色の可愛い実 ...
言葉を整え、形作る事が
己を彫琢する事だと信じていた。
出来上がったのは塗抹な断片だったにも関わらず。
今もこうしてゴタゴタと塗りたくって、
できたのが俺だ。
かなしみの
おっぺけぺっ
いまんとこ
しらんぷりして
もらい
なんとか
いきつづけて
あなほりあなほり
どんどこしょっ
うたをうたい
はなしすら
しはじめた
しこう
のうずい ...
椅子に座し
右足にしがみつく
嘘泣きの
頭を優しく
撫でてなだめる
秋は夕暮れ
まだまだ明るいと思っていたら
もう空が赤黒くなって
夜はすぐそこ
夜を待ちきれない星が
うっすら顔を出し
月は黄色い光をたたえる
鈴虫が鳴けば
冷やりとした風が吹き ...
昔は書きたい事がそこにあって、
それを自由に描けた。
無限に広がる妄想は、
僕を彼処にも此処にも存在させた。
今は違う。
現在地は社会が暗に示した箱だ。
描くこと、その欲求すら失われた ...
9月の暑さが残響していた部屋は
ようやく冷いやりとしてきた
秋の空気が気温を下げる
今年の秋刀魚は脂が乗ってた
こんがり焼いて
大根おろしを添えて食べた
栗おこわはコンビニで
松茸は流石 ...
こんな田舎の図書館じゃ
理論社の水内喜久雄さんが撰んだ
有名詩人の詩の本しかない
わたしはそれを借りる
もう何回借りたか分からない
それを
たぶん
わたし一人が借りているので
その ...
読書する人は
背筋が垂直
文字は目から脳へ
脳から脊椎へ
隅から隅へ行き渡る
読書する人は
目が輝いてる
文字というエネルギーが
目を輝かせる
...
濃紺のとおいとおい沖
そこだけ白く光る帆
透いた筏の上に
栞が挟まっている
厚い無地の記憶に
プレスされた 絵はわたし
どんなにのぞんでも
やさしい明け方の帯は
沖へと踊らされる
...
トースターを買い替えた日
心のなかはいつも雨だった
イーストビレッジに朝が来るたびに
バターをたっぷり塗った
クルミ入りのパンをかじって
テーブルの上の涙の海を泳いでいた
鼻水をすすり ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
弱すぎる
泡沫の僕
自由詩
5*
25/10/16 20:50
かおるの音 蒼風薫
梅昆布茶2
短歌
1
25/10/16 20:41
海の星
水宮うみ
川柳
1
25/10/16 20:33
遡行し移動し続ける原光景
ひだかたけし
自由詩
6
25/10/16 20:02
恋歌9首青風薫
梅昆布茶2
短歌
3
25/10/16 19:16
こころこころころ 青風薫
〃
自由詩
6
25/10/16 18:39
晩秋の一頁 蒼風薫
〃
自由詩
5
25/10/16 13:20
あいのこ
りつ
自由詩
6*
25/10/16 13:11
全行引用による自伝詩。 05
田中宏輔2
自由詩
11
25/10/16 13:04
秋、帰る 蒼風薫
梅昆布茶2
自由詩
4
25/10/16 12:55
金木犀
海
自由詩
7*
25/10/16 12:54
副作用
真礼美
自由詩
1
25/10/16 12:44
やさしさに包まれたなら
喫茶大島
自由詩
0
25/10/16 12:21
法雨の降る音――悟りの日に
杉原詠二(黒...
自由詩
0
25/10/16 12:20
独り言10.16
zenyam...
自由詩
1*
25/10/16 10:30
フリカゲル
熊倉ミハイ
自由詩
4
25/10/16 8:03
素直
足立らどみ
自由詩
3
25/10/16 7:48
AM07:29
guest
自由詩
2
25/10/16 7:29
見上げれば
にのまえいつ...
俳句
1
25/10/16 6:35
無花果
栗栖真理亜
自由詩
4
25/10/16 0:45
語彙耽溺
泡沫の僕
自由詩
1
25/10/16 0:21
筆記体で活かして 、もう Flowers of Romanc ...
ひだかたけし
自由詩
7
25/10/15 23:33
_
泡沫の僕
短歌
2
25/10/15 23:16
秋は夕暮れ
にのまえいつ...
自由詩
3
25/10/15 22:52
_
泡沫の僕
自由詩
2
25/10/15 21:49
食欲の秋
りつ
自由詩
5*
25/10/15 21:47
詩の本
道草次郎
自由詩
2
25/10/15 20:22
読書する人
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/10/15 17:26
なくした栞
唐草フウ
自由詩
12*
25/10/15 17:00
イーストビレッジの夜明け
歌留多カタリ
自由詩
3
25/10/15 15:46
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
加筆訂正:
お礼
/
こしごえ
[25/10/16 16:10]
AIのSunoで、「お礼」に、音楽を付けてもらいました。よければ聴いてみてね♪^^
幽霊の話
/
こしごえ
[25/10/16 16:03]
AIのSunoで、「幽霊の話」に、音楽を付けてもらいました。よければ聴いてみてね♪^^
待ってるガール
/
本田憲嵩
[25/10/15 18:27]
後半、加筆修正。
0.22sec.