私は
美貌に恵まれず
おんなとしては不出来だ
男に負けたくないと
一生懸命
牙を研いだ

いつの間に
おんなになってしまったのだろう
なぜ、
男ばかりを好きになるのだろう
魂に性 ...
くさくさする夜だった。

何もかもうまくゆかない。

できたと思ったソネットは

書き止めようとした途端に蒸発してしまった。
くさくさしたこんな夜に

あなたにはごめんなさいを繰り返 ...
君をモチーフに詩を書いたと連絡したら
由良川は通勤で毎日見るし、
山家城址も裏山みたいなもんやけど、
歴史の移ろいなんか見ないとの事。
船を出して釣りもするけど、
「ああ、今年もひぐらしが鳴 ...
リルケの秋のその先へ

感慨をもって



誰へでもなく
溝川(どぶがは)の底のヘドロから鬱勃と湧き上がるメタンガスの気泡が水面でぽっぽっと破裂する音のやうに
思念は私といふ名のヘドロから鬱勃と湧くメタンガスの気泡であって、
思念は五蘊場で幽かな音を発し ...
ピンポーン

玄関に出ると

大きな小包を抱えた
宅急便のお兄さん

実家から届いた
その箱を

玉手箱を開けるように

ワクワクしながら
開けると


なんだか
な ...
友よ。
君が家業のために帰郷して
随分久しいが、変わらず息災かい?

僕は昔、君とやっていたように、
言葉をひり出して空虚な自分を埋めようと
また足掻き始めたよ。

ただ、僕にはやはり ...
紛れもなく少女の声がした。
樹も風もそして月までもが一瞬沈黙した。
この十二月に私は命日を2つ抱えているの。とても寂しくて。

少女はどこ絵ともなくことばを置いた

12年後の私が今、町の ...
私の眼に映る世界は
いつも美しくて
どんなに残酷か知ってはいても
やっぱり美しくて
日々、泣きたくなってしまう

希望
それは死ぬ直前にすらある
役割を終えた安心と
やるだけやった満 ...
円を描き力動し続け
重ね重ね繰り返し
意志し自由に身を委ね
私の意識の向かいから
また内側から溢れる如く
黄金に充たされ光り輝き
ながら思考運動いつしか
縦刻み不断に打刻され 
    ...
もしピストルがあれば
薄汚いおまえの眉間に
一発撃ち込んだあと
左のこめかみに突き当てて
銃爪を引いてやる

銃声が地下鉄のホームに
響き渡ると
会社帰りの女が
狂ったように金切り声 ...
不可解な
水の流れをみていると
完璧なんて無い川を知る




なまたまご
握り壊してしまうより
強く君を抱きたい激愛



洗濯が
乾く早さに感謝して
テレ ...
君を書かないよ

すでに詩なのだから

君を変えないよ

すでに風なのだから

君を思わないよ


できるわけがないじゃないか

今日も見上げるよ

空の白い雲のあたり
...
 
 朝、学校行きたくなくて

 ベッドの中でグズグズしてる



   夢の中でも迷ってる

   夢くらい好きに生きたっていいのに



 球技大会って何のためにあるんだ ...
花びらちぎっってどうするの

あなたのその手の中の花

まだ  風の中で揺れていたかった

あなたの恋の行方とは関係のない命
なのに

花びらちぎってどうするの

命をちぎってど ...
階段を登りきるともう

下りの螺旋階段

今度はどんな命をいただくのだろう けれど

本当は本当を言って良いのなら


永遠の量両翼が望みです

もしもその価値が私にないのなら
...
我は行く そこに道ある故に

世は無常 人は誰もがいつか消えゆく塵芥
凡庸低俗な人間から、凡庸低俗を教わる

廃品回収 路上に捨てられたスクラップ
凡庸低俗な歌から、凡庸低俗な表現を教わる ...
あきらめろ
すべてを手放し、忘れ、消し去れ
空になった瞬間
願いは叶う

あきらめるな
あと、一歩、足を伸ばせ
その1ミリ近づいた瞬間
夢がカタチになる

あきらめろ あきらめ ...
物足りないまま夜が終わる
義務感がため息をついて
孤立している
今日も明日も繰り返すだろう
しらけた朝に目を閉じる
瞼の裏側
毛細血管の色彩が
生活を急かす

これでいいのか
答え ...
もしいつか会うならば
そこは淡い抽象画のような場所
つつましく響き合う
やわらかな薔薇色を 薄明や薄暮の青灰色を
ほのかな真珠色を しっとりと佇む秘色を
感触しながら
静かな体温を寄り添わ ...
● 武者震い ●

いつまでも愚者
愚者だから愚者
愚者だつて苛立つて
串焼き食べて
愚者ぐしゃぐしゃ
紙にかいてぐしゃぐしゃ
山羊にあげてくしゃくしゃ

もしゃもしゃもしや
も ...
怖いのでしょう?
裏切られたら
致命傷になってしまうから
ひとのこころが容易く変わることを
知っているから
信じられないのでしょう?
優しく寄り添ってくれて
傷つけないひとがいることを
...
知られてはいけない事と
隠したい事は意味が違う

知られたい事と
伝えたい事も大きく違う

「意外だね」って言葉が好きだ
小さな声で大きな夢を語るような

山頂の空気が美味しい ...
今年の夏は暑すぎて
服も皮も肉も脱いじゃって
骨だけになって過ごしたよ

ようやく秋だね
涼しくなってきたし
そろそろ肉と皮を着ようか
まだ服はいいかな
お外は涼しい風が吹いて
とっ ...
低気圧の接近、
する唇から
漏れる苦い言葉
水へと沈み
二度と浮上しない深海の
珍しい魚になる
従兄は輪転機を回し
僕らの指紋を
大量印刷している
これでも昔はお医者さんだっ ...
○「今日の言葉」

四苦八苦の人生
涙なしに
渡る人は
いない
普段乗らない電車で
小さくなって
降りる駅を待つ
人がいっぱいだ
でもみんな
スマホしか見てないので
昔よりは楽だ
世の中には
こんなに人がいるんだもの
そりゃ一人ぐらい
電車の中 ...
泣いて答えを求めた時に
答えはわからなかった
愛に永遠はあるのか

でも時が過ぎ
全てが変わっていく頃
私は心理を悟った

とても簡単な答えだった
愛に永遠はある
自分の中にこそ
...
いろんな人が
寂しいって
ボール投げてくるから
いつも無意識にキャッチするけど
投げ返すと
もうそこにはいなくて
短い会話は
道に転がる
誰かランダウンしようや
寂しさや悲しさを
...
もう何も書かなくて良いと神様が頭を撫でてくれる夢を見た。

涯てを知っている靴は幸いである
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
告白りつ自由詩4*25/10/18 0:40
ま夜中の三叉路』  存在失格  もっぷ梅昆布茶2短歌325/10/18 0:37
手紙(作者コメントをそのまま)泡沫の僕自由詩225/10/18 0:11
memoうし自由詩125/10/17 23:47
思念の行方積 緋露雪0...自由詩225/10/17 22:54
玉手箱こてふ自由詩325/10/17 22:14
手紙泡沫の僕自由詩3*25/10/17 21:43
綺麗な色梅昆布茶2短歌225/10/17 21:38
美しい日々りつ自由詩4*25/10/17 21:27
ピーナッツ・ガム(改訂)ひだかたけし自由詩625/10/17 21:22
ブロイラー花形新次自由詩125/10/17 20:48
激愛秋葉竹短歌125/10/17 20:34
友達  もっぷ梅昆布茶2自由詩625/10/17 19:47
ドッジボールおやすみ自由詩325/10/17 18:39
花占い  もっぷ梅昆布茶2自由詩525/10/17 17:26
廃屋   蒼風薫自由詩325/10/17 17:18
鏡文志自由詩4*25/10/17 16:36
あきらめろ あきらめるな多賀良ヒカル自由詩225/10/17 12:48
虚無を喰らう夜自由詩725/10/17 12:43
塔野夏子自由詩12*25/10/17 10:27
武者震い足立らどみ自由詩325/10/17 8:17
呟きりつ自由詩3*25/10/17 8:12
例えば今夜の話自画自計自由詩325/10/17 7:45
骨と全裸にのまえいつ...自由詩425/10/17 6:34
低気圧たもつ自由詩525/10/17 6:30
独り言10.17zenyam...自由詩3*25/10/17 5:33
化石ガト自由詩3*25/10/17 5:30
自論自由詩2*25/10/17 5:27
Rundown自由詩4*25/10/17 5:07
靴    もっぷ梅昆布茶2短歌325/10/17 2:51

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加筆訂正:
呟き/りつ[25/10/17 11:07]
加筆
0.4sec.