雨水で浸食された登山道には少しだけ草があり
刃を石に当てぬよう、気を遣いながら刈り進むと
ヌマガヤ草原には未だニッコウキスゲの群落が残っていた
一日咲けば花は萎んで枯れゆく花
遅くとも八月に ...
ここには恋文(恋愛の詩)のみを書いてください。みなさんのすてきな恋心、お待ちいたしております。
恋?そんな安っ ...
辛くとも きみ帰り来よ我がもとへ
祈りよ叶へ 共に識る朝
哭くならば枯れるまで哭けたましいの
傷深き慟哭 我には届く
きみが悪なら共々に無間地獄に堕 ...
零れおちる一滴を口にした
これは絶命を前にした人の、閉じた眼から涙を掬うという
誰かが書き記した言葉である
多くに看取られて冥土へ旅立つ者もいれば
ひとり、寂寞と三瀬川を渡る者も ...
僕は煙草を吸っていた
コンビニの庇の影 殺虫灯と踊る
虫とともに 金のないことも忘れて
吐いた煙を 月のない空を 眺めていた
遠雷だ
音もなく
暗い雲の積層が戦争のように光り
秒針の ...
君の中に奥深くずんと入った時の驚愕
あぁもう只々じんわり温かい生命の
抱擁の熱そのもの存るを直観した瞬間の
なんにも見えなくなる薄紅の揺らぎ
死の間際の記憶薄っすら拡がる刻の鼓動
このまま逝 ...
「籠モル化」という言い方はまだ一般化していないが、ここでは詩の現場で見られる閉鎖的な相互評価の力学を指す仮称として用いる。語源は特定のグループに「籠もる」ことを強調した俗称で、少人数の内輪に作風や価値 ...
ミャ~ゴミャ~ゴ~
養生訓なんぞない!
ニャ~ニャ~ニャ~
面倒だな!
ア~ハハ~ハア~
呼吸をゆったり、不覚だな!
シュワオン~シュワオン~
よくネテ! ...
手探りに歩いている
何かやわらかなものに触れたような気がして
それは母の乳房だった
まだ若い母は哀しそうに娘を抱いていた
山積みにされた古い写真の中でも
あの一枚は記憶に眠っている
...
夕立雷鳴轟きて洗え!
醜さを怒るか天よ枯れた夏
叫べ!夕立。過剰な欲に
夕立やドラムビート打ち鳴らせ!
人生に似たる夕立畏れず貫く
うもれてしまって みたいな
水の中は暗くて 入れなくなるから
青褪めた月光そのものが
ぼくらの海の底になる
ただならぬ命が泳いでいる
やわらかく沈みながら
やさしく浮かびながら
空飛 ...
小さな悪意どころか大きな悪意がどんぶらこ
憐れだなあ {ルビ空=くう}
思い込む どこどこまでも思い込む 嘲笑われたと狭い窓
事実見ずひたすら偏る愚かさよ公平こそが平和のひかり
...
人柱法(抜粋)
公共施設は、百人収容単位につき一人の人柱を必要とする。
千人を超える公共施設に関しては、二百人収容単位につき
一人の人柱を必要とする。人柱には死刑囚をあてること。 ...
缶ビール片手に
火照った君と
まだ夏の匂いのする
宵の空気
今年もまた一緒に
思い出ひとつ増やす
提灯の灯りが照らす
うなじを見つめていると
不意に振り返る君
当たり前じゃな ...
遠く遠い
悲しみの起源で
生まれた
思いは現在に続き私の
一部を形作っている魂と。合掌
でもね
悲しみを
知っているからこそ
喜びが映えるんだ
とあの人は言ってくれた。合掌
...
ウフフ
私には権力者がついてるの
だから私を怒らさないほうがいいわよ
と彼女は言った
しかも二回。
あちらで、そちらで。
そう?だからなに?
私は答えた。
虎の威を借る ...
色眼鏡 曇り眼鏡
弱ぶってる者の言い分だけ
傷ついたと泣く者の言い分だけ
聴くんだね
色眼鏡 曇り眼鏡
私が傷ついてないとでも?
私が泣いてないとでも?
私が陰湿に仕返しされ ...
小説の執筆に関しては、調子の良いことを書いていたが、実際の生活の方は散々だった。煙管煙草のやり過ぎで、少し動くと呼吸困難状態になって、スーパーで普通に買い物しただけで、ヒューヒューいいながら、小便を ...
夕刻、私の大切な床屋の店主が
営業を終えて鋏を研いでいる
今日は裏宿の常連が
髭を当てに来ただけだった
それでも夕陽の中
長年の日課として鋏を研ぐ
この夏最後の蝉が鳴き止み
...
日の暮れ早い
夕ご飯のテーブルに今夜は
旅先で買った青い陶器の深皿を
出してみる
そこへ絹ごし豆腐を半丁のせたら
白い孤島のようにみえて
潮風と打ち寄せる波が茫漠とひ ...
わかるわよ
先生も若いころそうだった
などと言われると
ぞわぞわしたというのだ
領土に引きずり込まれる
ような気がして
そうでしょう
こっちゃこーの人間関係
凡人は無執 ...
{引用= グラフ化される こころのなか
それは まるで心電図のよう
きのうであったものが 季節の符号に置き換えられてゆく
ひと、おしながされてゆく
ぼくはしあわせでした
遠い ...
どちらもこちらも仲良しごっこ
どんな詩にも
良いですねー
良いですねー
良いですねー
それは違うよ
ここは伝わらない
そんなことを言うヤツは
どこもかしこも出禁にされる
...
ふだん詩を書かない私は
小さく生きてきたからか
大きなこと言いたかった
詩を読み書きする必要もないほど
威張り散らして人影で冷や汗かいて
部屋でドラマをみて涙をながしたり
...
放射線の網の中で寝返りを打ってひとマスずれた世界へ落ちる、衣服の色がほんの少し違うとかそんなレベルの誤差、日頃から些細なズレを見つけながら生きてる俺にはそんなもの異世界とは思えない、特別することも ...
やわらかな拍布が身体を包みこむ
賞味期限は 胎児の記憶と似ている
未読メッセージの夜は
すべると太っただけ
するするとすこし
きらいなスロープが、
こぼれる。
マスク越しの吐息 ...
あの人はスマホ持ってんだっけ
いや、持ってないです
なら閉鎖しかないわな
じゃああの子はスマホ持ってる
持ってましたね
あそう、Xはやってんの?
してるみたいです
おー、なら外でいい ...
あたまからっぽ
たまたまから
こころがからっぽ
ころころだから
かんどうが起きない
かんかんどうどう!
睡るペンのうらみはなし
ぺんぺんぺん
紙の白 ...
押し込められたことば
もがき続け
外への憧れ持ちながら
口には大きな罰マークのついたマスク
よく見れば手足は頑丈なロープに縛られていた
伝えたいことがあっても決して伝わらず
ほんの僅か ...
宮沢賢治の齢を過ぎ
中原中也の齢を過ぎ
石川啄木の齢を過ぎ
それでもいいから生きている
オレはひとりの修羅なのか
ジャニジョプリンの齢を過ぎ
ジミーヘンドリックスの齢を過ぎ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
九月のニッコウキスゲ
山人
自由詩
10*
25/9/9 6:47
恋文
会議室
25/9/9 3:12
朝を待つ
りつ
短歌
4*
25/9/9 2:21
こころのかける 涙の一滴(ひとしずく)
洗貝新
自由詩
5*
25/9/9 1:10
焦燥
飯沼ふるい
自由詩
5+*
25/9/8 22:55
Nothing is還って逝く
ひだかたけし
自由詩
6
25/9/8 19:59
詩壇における「籠モル化」とは何か ― 閉鎖性がもたらす評価の ...
atsuch...
散文(批評...
13+*
25/9/8 19:24
ネコに学ぶ養生訓
多賀良ヒカル
自由詩
0
25/9/8 19:23
霧子の朝に 夜の変貌
洗貝新
自由詩
8*
25/9/8 18:38
夕立
りつ
俳句
3*
25/9/8 17:57
青い夜をみたいな
みぎめ ひだ...
自由詩
3
25/9/8 17:39
平らか
りつ
短歌
2*
25/9/8 13:58
図書館の掟。
田中宏輔
自由詩
10+*
25/9/8 13:02
秋祭り
海
自由詩
7
25/9/8 12:54
夏を 失った 秋に
こしごえ
自由詩
7*
25/9/8 10:57
権力志向
りつ
自由詩
3*
25/9/8 10:56
誰も私に尋ねない。
〃
自由詩
1*
25/9/8 9:58
クレクレ星人の独り言「日本人にしか理解できない、日本の誉れ」 ...
ジム・プリマ...
散文(批評...
3+*
25/9/8 6:58
裏宿
たもつ
自由詩
8*
25/9/8 6:58
冷奴
リリー
自由詩
18*
25/9/8 6:56
こっちゃこー
りゅうさん
自由詩
3*
25/9/8 6:34
9月の朝
ryinx
自由詩
14
25/9/8 5:46
良いですねー
りつ
自由詩
3*
25/9/8 1:17
詩を書く
足立らどみ
自由詩
6*
25/9/7 23:53
My Enemy
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
25/9/7 21:27
MELTense
あらい
自由詩
3*
25/9/7 20:56
へい させか い
カッラー
自由詩
1
25/9/7 20:44
詩が書けない
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/9/7 19:17
弾圧
栗栖真理亜
自由詩
1
25/9/7 16:53
修羅
秋葉竹
自由詩
1
25/9/7 16:35
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
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31
32
33
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35
36
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40
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43
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45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
加筆訂正:
こころのかける 涙の一滴(ひとしずく)
/
洗貝新
[25/9/9 5:43]
少し手直ししました。
霧子の朝に 夜の変貌
/
洗貝新
[25/9/8 23:18]
少し手直しと改行を増やしました
平らか
/
りつ
[25/9/8 14:00]
修正
0.29sec.