ソニアは悲鳴をやめ、しわくちゃになったシーツを引っぱり上げて台なしになった魅力を隠すと、みっともなくのどを鳴らして悲劇的な表現に熱中しはじめた。ぼくはものめずらしい気持で彼女を仔細に眺めたが、それは ...
まあ誰も聞いていやしないのだから
話ぐらい書いておいても別にいいだろう
その会社に入った当初から
とにかくきな臭いことは分かった
業務上で何か法に引っ掛かることはしない
(たとえば右から ...
見失った
時に一体何ほどのものがあるのか
先ほどから少女が現れては立ち去ってゆく
それこそ命懸けの眼差しで訴えては やがて悲しそうに
というよりは私が
邪険に 冷酷 ...
夏が終わっても
波打ち際の闘い滔々
オトコのオンナの
それぞれの輪郭
互い際立たせ
タマシイの
自らを生み出した優しさ厳しさ
知らぬうちにごちゃ混ぜ煮込み
(昨夜は寒い寒い一夜だっ ...
○「偽情報」
僕は
正しいかよりも
自分の見たいものを見
信じたいものを信じている
○「ネット犯罪」
スマホを持つなら
免許か一定の研修を義務づけることが
必要ではないか
ただ注 ...
やさしさちゃんは家に帰ると
いつもぐったり疲れている
ベッドに倒れ込んだら
着替えるのもメイクを落とすのも
もう何もしたくなくなってしまう
やさしさちゃんはみんなにやさしいから ...
私たちは
軽く口唇を合わせたまま
呼吸を繰り返し
徐々に溶け合っていった
あなたは私で
私はあなた
腕が溶け合い
胸が溶け
腰はひとつになり
脚は絡まったまま溶けた
そうやって光合 ...
夕立
つるべはしぐれ
指先
防風、防水、防寒手袋
きみが忘れた公園も
ひぐれも時間も半袖も
スニーカーだけ走り出して
追いつけなくなる
撤去された
ジャングルジムと砂場
...
誰もいない 焼け跡の 歩く
その 田んぼの先の この
光る街をジープがどこまでも走る
特に誰がいるわけでもない
戦車の進むように そして
行く 自転車で
何も そして 僕は
特に ...
暗い船底には何もない
だから、光がないのは
分かっていた
光無き世は船底の写し世
上の階層には
仮人たちが満ちていて
光より眩しい一条の希望を
奪い合っている
ここには剣山がある
剣 ...
優しい夜は
ためいきをつきながら満足して
逝く秋を見送っている
遠くを走る電車の轍の音が
近く聴こえる
各駅停車に揺られながら
あなたに会いに行こうか
そんな空想をしながら
夜空に微笑 ...
君は匂いがなくて良いね。
彼女は枕元で言った。
僕が間抜けな顔で、自分の体を嗅ぎ始めると、
「そうじゃないんだけどね」と視線を外して笑った。
君の髪に残った、
君が嫌いなはずの煙草の ...
二人ベットで退屈なニュースを見てる。
「腕枕した手が痺れるのは、
ハネムーン症候群っていうんだぜ。」
君はそっけない返事、頭をどける気配もない。
ニュースは温暖化現象の話題。
コメン ...
もっとお金があれば
幸せになれるはず
もっとお金があれば
惨めな想いもせずに済む
この身の鱗を
醜いとお想いなら
裏も表もない
嫌っていただいてけっこうよ
ただ ...
怒りんぼくんは何故だかいっつも みんなの嫌われ者でした
ほんの小さな出来事にも すぐに怒りを爆発させ
どんなに宥めてもすかしても
歯止めが利かなくなってしまうため
寄らず触らず
みんな ...
握り締めた拳を
柔らかく開いて
ほら、
世界はそんなに残酷じゃない
追い詰められた果てに
切羽詰まってついた嘘を取り消して
ほら、
涙が真珠みたいにきれい
自分自身を嘲笑った傷 ...
醜い天使が卵を守っている
パン屑たちは本の海に溺れて、光から逃れた
複雑にこんがらがった社会だ
僕らは何のために戦ってるのか
聖書とこの愛と勇気を武器に
僕らが担ってる明日の日本
でもYou あの娘は学校フケてデートクラブ
家に帰りゃ頑張り屋さん可憐な少女演 ...
あなたの手のやわらかさを
表現することばが見当たらない
まるで世界が瞬きをしているみたいだ
シナプスのきらめきが脳内をかすめて
墜落する飛行機のニュースを見ながら
この夜が終わらなけれ ...
水草の
根のむすぼれる泥深く
眠る{ルビ白骨=しらほね}
うつつを夢む
ひろわれた
翡翠のような沈黙を
胎児はのぼる
影をまとって
朝日差し
八重の{ルビ蓮花色 ...
神様がくれた超能力の使い方
誰も教えてくれないから
自分でいろいろ試してみた
一番簡単だったのが
テレパシーだったから
おどろかそうと思って
ちょっと使ってみた
君に伝われ伝われ
...
人は死ぬ
いつかは死ぬ
でもそれがいつだが
誰もわからない
でも、自分が死ぬなんて
絶対に信じたくない
でも、人は必ず死ぬ
それはいつだろうか
誰も ...
老いてなお棘は鋭き庭の柚子
茹で秋刀魚美味し 備前の皿の肌
くたびれたヒートテックや冬隣
柚子紅茶 新聞ちらしユニクロの
納豆チーズトーストよ かくありき
アンサリーの唄 ...
*「人は人 自分は自分」
僕はこの言葉が好きだ
*女性総理ついに誕生!
日本も大きく変わってきている
地域の自治会長も女性になってほしい
*年よりは
人のことよりも
自分のことに ...
淀んだ空気
疲れ顔が並ぶバスの車内
薄暗がりに襲う眠気と戦いながら
ただひたすら目的地への到着を
待ち望んでいる
一見色とりどり
華やかで楽しそうな広告も
胸の内で帰宅を急ぐ乗客にと ...
昔していたことのある仕事を 一人
夜に思い出させられた時 でも
不意に当時の朝が目の前を横切る時
僕はいた 今日の通りの目の前に
今日はミスドに自転車で行った
曇り空の下で そして ...
あの頃はよかったって
昔大人が言ってた
昔はよかったって
今は俺が言っている
便利さや手軽さは手に入れた
それでどうした どうなった
飾ることも隠すことも出来なかったも ...
僕の髪は癖っ毛だ。
手入れもしないから、キューティクルもなくうねり、
絡み、解けることなく、摩耗して千切れる。
だからという訳では無いが、
君のウェーブがかった髪が好きだった。
退屈そう ...
古いTシャツがある
ずっと昔に買ったものが
整理をしていたら
出てきた
シド・バレットの顔が
プリントされている
とても綺麗な顔をしている
ドラッグで頭がおかしくなる前だ
ピンク・ ...
戻っていきながら進んでいく
今をみれば百一歳の石っころへ硬化し
見ず知らずの人に蹴飛ばされては
しなやかに躍動する天空の放物線なし
人生に水を愛情を捧げ遣りながら
青く濃くなる天 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
全行引用による自伝詩。 06
田中宏輔2
自由詩
9
25/10/23 12:28
PM12:01
guest
自由詩
2
25/10/23 12:02
感傷 蒼風薫
梅昆布茶2
自由詩
5
25/10/23 9:48
すぴりちゅあるわぁるど
ひだかたけし
自由詩
5
25/10/23 9:06
独り言10.22
zenyam...
自由詩
3*
25/10/23 7:44
もう1ミリたりとも動けません(悩み多き感情たちの詩 その2)
涙(ルイ)
自由詩
4
25/10/23 6:42
花
りつ
自由詩
5*
25/10/23 5:51
わすれ物
wc
自由詩
12*
25/10/23 1:46
戦いは終わった
番田
自由詩
4
25/10/23 0:59
船底の歌
降墨睨白島/...
自由詩
0
25/10/23 0:53
暖雪
りつ
自由詩
2*
25/10/22 23:37
残香
泡沫の僕
自由詩
1*
25/10/22 23:24
光合成
〃
自由詩
3
25/10/22 20:06
愛
秋葉竹
自由詩
3
25/10/22 19:55
気づいたら何故だかいっつも嫌われ者(悩み多き感情たちの詩 そ ...
涙(ルイ)
自由詩
1
25/10/22 19:40
優しい世界
りつ
自由詩
1*
25/10/22 19:35
星屑と月
水宮うみ
自由詩
2
25/10/22 16:06
Everybody goes
喫茶大島
自由詩
0
25/10/22 15:49
可惜夜
青の群れ
自由詩
7
25/10/22 14:57
美女ナルキッシーナ
ただのみきや
短歌
5*
25/10/22 13:51
エスパー
海
自由詩
5
25/10/22 13:21
死
多賀良ヒカル
自由詩
0
25/10/22 13:04
秋暮らし
そらの珊瑚
俳句
6*
25/10/22 11:42
独り言10.21
zenyam...
自由詩
2*
25/10/22 7:04
帰宅バス
栗栖真理亜
自由詩
2
25/10/22 1:23
雨の街角
番田
自由詩
3
25/10/22 1:21
愛が言わなかったこと
自画自計
自由詩
2
25/10/22 1:05
窓辺
泡沫の僕
自由詩
1
25/10/21 22:26
残された者たち
花形新次
自由詩
1
25/10/21 21:15
宙宇の石っころ
ひだかたけし
自由詩
7*
25/10/21 19:51
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
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18
19
20
21
22
23
24
25
加筆訂正:
花
/
りつ
[25/10/23 9:12]
加筆
美女ナルキッシーナ
/
ただのみきや
[25/10/22 17:50]
タイトルも脱字
美女ナルキッシーナ
/
ただのみきや
[25/10/22 17:35]
誤字脱字修正 ルビ 改行修正
どんぐりを置く
/
そらの珊瑚
[25/10/22 11:01]
加筆修正しました
0.33sec.