葉子。初夏、喫茶店の窓辺の席で、葉子が文庫本を開いていた。持ち上がる視線に、僕は会釈で応え、向かいの席に腰掛けた。半分ほど飲んだアイスティーが氷の礫とともにグラスにあり、速い流れの雲間から日が照る度、 ... 毎日、辺見庸のブログ短信を読んでいる。
稀代の文学者だとおもっている。
このひとは説明的な日記は書かない。
ぼやき、独り言だ。あまり簡潔すぎて詩のようにもみえる。

辺見庸の批評文は好きだが ...
怖がるみたいに
ときどき心の底に触れる
怖がってなんかないのに

  短い風が
  刻まれたパスタみたいに
  つぎつぎ孵化する

それが
横並びの群衆みたいに
つーっとなぞられる ...
準備が
できていない
人から順に
並べられている
ような
不安の顔
を重ねて
お話する

    一度きりのほうが
    永遠に近い
    ことの
    証明みたいな
...
ミカとサンドラ
ふたりが鏡の中にいる

あちらでは
私が死んだことになっていて
思い出を話してる

森の入り口にある小さな村
昔教会だった母のアトリエで
花冠を作ったこと

巡回 ...
鼻水垂らした犬が往く
歌いながら笑う
長く伸びた影の先に
人間じみた絶望が宿る

いつか死ぬかも知れない
それは昨日ではない
何が待つかも知らずに
先を争ってひた走る

救いも必要 ...
じーっと

じーっとしている

じー

皆がうるさくとも

僕はなんだろう、まるで、なんだろうまるで、、

うーん

なんといえばいいのか、

なんだろう。まあ

うー ...
○「おかげさまの心」
ありがとう
お世話になります
ご迷惑をおかけしますで
渡る世間に鬼はなし

○「いきいき治療」
近くの一人暮らしのシルバーは
リハビリに週二回
灸に週三回でかけ ...
君と僕をシャッフルにして
どちらかが先に死ぬということ

永遠に流れ続けられるのは
音楽でしかあり得ない事実

だったら僕たち音楽になって
ビートに乗って泳いでいようよ
命がどこかで骨 ...
今度生きたらレモンを摘みに出かけようよ
木漏れ日のイタリアンイエローで手を汚して
その夏の麦わら帽でさえぎられたわたしを探して
探してよ
この夏の先
子供の影とか空き缶とか茜色の空、猫の集会 ...
食べはじめた一口が溶けて
風で塩っぽくなった白いワンピースについて
白く汚したのを
宇宙から見てちっぽけな事とよく笑えるな
避難した先のクーラーで凍死する前に
海の照り返しに炙られて蝉は転が ...
ふと
全てが
ビルも空も道路も
全てが透けて
幾億の星の間に僕は浮かぶ
我に返って見渡すと
誰もいない
僕だけが一人
バッターボックス
そして空振り
隣にいたはずの彼女は
初めか ...
り〜んご〜ん り〜んご〜ん

葬送の鐘が鳴るまえに、
望月が光り、さらさらと降りしきる下界、
かわきたての夜の街は
月光の白色でまっさらになる

けれど海へつづく坂道をころがる ...


私がひとり降りた夜
バスは静かに荒く息を吐き出しながら
また次の者を乗せ降ろしして
それ自体 拍動しながら
もう 見えなくなっていく
のこされた私は
安堵を荷物に 歩き出す
...
何気なく眺める星空
何処かに私が生まれた星がある

想像すればするほど
果てしなく続く宇宙
旅することが出来る

何光年何百光年
そう言われても
いまいち想像が出来ない

昼は現 ...
あいつを殴り返せなくて
先生と親に言いつけて
6回も謝らせた
僕は狂っちゃって
親に世界を救う為に行動しろと叫んでた
ルパンよ警察官になれと教師に言う
僕は本当に狂ってた
精神病院を退院 ...
静まり返った真夜中は
墨で塗り潰したような
黒一色の闇が広がる

空の遠く向こうに
冷たい月が仄かな光を
放ってはいるものの
地上のすべては熱気に包まれたまま
静けささえも暑苦しいのに ...
餌を食うメス豚
食べ物は胃に流れやがて大便となる
メス豚は交尾がしたいと思った
そしてゴリマッチョと交尾をした
交尾をしたから交尾をしたいという思いは消えた
夜が明けた交尾をしたのは昨日にな ...
あぁ、あぁ、精神安定剤・・・
いや、アイドルなんてならねーよ!
アイドルだって仕事なの
あいつらは仕事してるの
僕は仕事したくないんだからアイドルなんてならないの
昨日?昨日は8000カロリ ...
数年前から
流行りのワイドパンツ

おろしたての今年色
映画館の帰り

「あっ、ドラえもん!」

男の子の声が腰骨あたりで
止まった

「はい?」

お臍のところで動かない
...
乱れ散る言葉らに真白く手まねきされる

祖母の真珠の首飾り
 記憶の そこ 瞼のうらの
  螺旋階段を 一歩ずつ 一歩ずつ くだる
   (そこで みた おそろしいことは 忘れます)
   ...
未使用のフィルムに
焼き付けられた人生は

上映されることのない
映画みたいに
拍手も行列もなくて

ただその命に針を落とした
レコードのように
回り続けて

擦り切れるまで
...
3年間同じ臭いを放っているだろうと思われていた汚くて臭い学校のトイレの一つが、ある日突然ジョンレノンみたいな男の人とオノヨーコみたいな女の人によって緑とオレンジに塗り替えられた。こんなボロい校舎にある ... ○「子どものように」
子どものように
主語を抜かして話す
うちのワイフは
今の話だれのことなの?
といつも僕は尋ねなければならない

○「報道」
テレビや新聞は
「その後」は
ほと ...
愛するものを愛するだけの時間も無いから起こした夕立ち

重力に素直に流れゆく川を
触れればその水は新しい

雅印が拒んだ、なぞっただけの文字
額縁が冷めた目で見ている絵

今日は何を想 ...
どんなことでもとまでは
言わないけれど
大抵のことは忘れられる

だからひとは生きていける
地球が 狂ったんぢゃない
太陽が 機嫌をそこねたのだ
何の理由か知らないが
だから
庭木を見ならって
世紀の酷暑に 対しては
すなおになって 耐える以外にない
そして 雀も鴉も
雑木林 ...
この溶けるような蒸し暑い八月に
颯爽と透き通る声を部屋中に響かせ
なんだか涼しくなって来たような錯覚に陥る

相変わらず世の中は忙しなく
便利な世の中になりすぎているから
些細なことにも敏 ...
他人の人生
他人の人生
他人事
痛くもなければ痒くもないよ
本音を言えばどうでも構わない

問題は
俺の人生
俺の人生
俺の事
滅法痛いし痒くてたまらない
弱音を吐きたい
自分 ...
少し休んでみようか
そう思えたのは
疲れ果ててしまったから
精も根も尽きて
でも真っ白にはなっていなくて
立ち止まって
自らの鼓動が感じられて
呼吸をする必要を認識できて
だからこそ休 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
東京朝井一散文(批評...118/8/4 18:51
口パクの自由一輪車散文(批評...018/8/4 16:04
色です五十嵐線自由詩218/8/4 15:58
クロール自由詩218/8/4 15:54
disappear without disappearingmizuno...自由詩118/8/4 15:32
野良犬ネン自由詩2*18/8/4 13:37
何かを見ているくぼみふじりゅう自由詩118/8/4 13:20
独り言66集     ホカチャン自由詩018/8/4 10:37
シャッフルミナト 螢自由詩218/8/4 9:46
遺書日々野いずる自由詩118/8/4 8:40
八月生まれ自由詩218/8/4 8:34
浮遊ぱーちゃん自由詩118/8/4 6:23
おわりの譜秋葉竹自由詩718/8/4 5:16
Kodo唐草フウ自由詩418/8/4 5:11
遠くの星夏川ゆう自由詩218/8/4 5:00
クソまみれの破片陽向.自由詩018/8/4 3:56
熱き夜に響くは坂本瞳子自由詩018/8/3 21:22
消えるメス豚陽向.自由詩018/8/3 18:44
メンヘラ女配信者自由詩218/8/3 18:42
流行りもの仁与自由詩218/8/3 16:18
にがい いたみ田中修子自由詩418/8/3 15:01
映画ミナト 螢自由詩118/8/3 13:18
さんねんかん青花みち自由詩218/8/3 12:57
独り言65集     ホカチャン自由詩018/8/3 9:59
ユウダチ邦秋自由詩0*18/8/3 7:47
理由HAL自由詩3*18/8/3 7:34
乱 心信天翁自由詩118/8/3 6:25
八月のたわごと。ラムネ自由詩018/8/3 1:28
他人のこたきひろし自由詩318/8/2 23:37
旅にでも行こうか坂本瞳子自由詩018/8/2 23:21

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