世界はすべて抒情詩。どこかで爆発音が聞こえる。ど
こかで常に人が死んでいる。赤黒い血が流れ、権力が
弱い者たちを掌握し、鴉がその黒さとともに不気味に
鳴いている。世界はすべて抒情詩。こんな時に不 ...
グッと入った
ツボに指
自然と涙が滲む
痛いのに嫌じゃない

この金属のようなカラダを
神のような手でほぐして
どうしようもなくなるまで
耐えてきた

グッと入った
ツボに指
...
青空に緑葉
なだれ込む人のそばに寄って
離れて歩く 昼下がり
都会のやすらかな日陰の中に
奇声が響く
神秘はいつでも
人の手により
生まれては死んでいく
獏とした 秋の
あわい天幕から
剥がれ落ちたか
光はつもるほど
景色から重さを奪い
ふっと 舞い降りた
枯葉の小舟
蜘蛛の仔を乗せ
銀の糸かそけく
固くほどけぬ結び目に
娘の頬は上 ...
悲しみの沁みた世界に射す冬陽 魔女は砂漠へ追いやられるのだ
どんなに優しいひとでも
どんなに誠実なひとでも
どんなに良いひとでも
どんなに正しいひとでも
魔女は砂漠へ追いやられるのだ

そのひとたちは
《魔 ...
 

実はその歌のタイトルさえ知らないんだが
TV版エヴァンゲリオンの
エンディングの曲がカッコいいと想ってた

今たまたまその曲が流れて来ていて
やっぱり想い出すのな
エヴァを初めて ...
15年続いた結婚は
ロマンチックじゃない
愛してるもなければ、きゅんともしない

15年続いた結婚は
穴の空いた靴下と電線したストッキングだ
みっともないところもだらしないところも容赦なく ...
夢は記憶の足跡とも聞く

舟に揺られ、震えて叫んでいた

夕暮れよ 
あなたは気まぐれで
私を弄んだまま、夜ヘ送った

夜よ 
あなたは私をその底に沈め
耳を塞ぎ、目を覆わせた ...
澄みわたる秋夜に冬の接近想いつつ
今に至り失われたもの又得たもの
遠い夏の日の森から立ち上がる
浮き世の波頭の幾つも幾つも押し寄せ

何れ容赦なく降り始める雪の死の門出 
愛娘残したまま時 ...
 ぼくは今日、致命的なあやまちに気づいたのです。

 命がどこにあるのかわからないときに誰かについて考えることの険しさからの言い逃れ、そのために精神的な偏りへの主張が必要なのではないのかと。

...
上滑りしている
おまえの言葉には
魂の欠片もない
薄っぺらいペラペラの
スーパーの広告みたいに
何のことはない風に
吹き飛ばされてしまう

遺書を書いてみろ

贈って貰った食べ物の ...
ようこそ!

この地球へ

その大きなひとみは

水晶のように透明

ダイヤモンドように輝き

太陽と同じエネルギーを放射

眩しく、輝き、きらめく宇宙から

ここ地球 ...
さみだれ
つゆいり、あけ
ことことぽとり
ふれたかおり
くつくつはらり
わからない
いろづき、あせた
かさねがさね
ちよりもこく
神宮前
割とお洒落な洋風喫茶店で、何故かラーメンが出てきて
店員さんニッコリ微笑んで 澄ました顔で、お客も食べる
異議を、ください どうか、異議を述べてください
おかしいと思うことがあったら遠慮せずに、 ...
戦い終えた獣のたてがみが北の空へとなびいていく
闇間に散る渡り鳥の影
海王星からの光の定期便を携えた郵便機のパイロットは
震える右手でジャイロスコープを暖め
左手は薄汚れた記憶のガラス窓を擦り ...
寝不足だから
寝ぼけたことを言うのか
相手をブチ切れさせて
戦前に突入していく

嗚呼頭が痛いよ
最低最悪
選んでもいないのに
その面が国を汚していく

ずっと前からわかっていたの ...
十月だというのに夏のなごりの暑さは
公園に夕暮れが訪れても続いていた
娘とふたり
野外フェスティバルに来ている
紙に書かれた手書きの進行プログラム通りに
何人かの歌手が次々と登場しては演奏し ...
ああ
タバコが美味い

もはや
この為に生きてた

もう
美味くてしょーがない

青春だ
希望だ

タバコがこんなに美味かったなんて
いや 知ってはいた
若い時を思い出した ...
キミはお店の外れくじに
ホッとしたと言った
いつもの日常に戻れると
当たりくじはそこで運を使ったから
差し引きゼロが待っているようでイヤだと

キミはボクに宝くじをくれた
このままじゃい ...

四苦八苦の世の中だが
楽しいこともたくさんある
善いこともたくさんある
美しいこともたくさんある
せっかく命をいただいているんだから
もっともっと楽しもうじゃないか


欲を出 ...
知に、
意味はそんなに認めないなぁ。

感受性、というか、感性には
大いに憧れている。
『正しい』感性
なんかじゃなくてもいいんだよ
『奇矯』な感性でも
ぜんぜん構わない。

...
誰かからの救いなんてない。世界は孤独100%ではできてない。共存という方法で建前100%の世界?本音だけだと壊れちゃうのかな。もしもが続く世界には自分自身で決めてゆくしか無くない?誰にも責任なんて追わ ... 『小林よしのり『コロナ論』シリーズを巡って、AIと対談してみた』

私:自作品
『錯乱市民ゲームLOCK DOWN』



先導者:狼が来たぞ 
民衆:うわー、逃げろ
先導者 取り敢 ...
手垢がついて
ボロボロに千切れた言葉たちを
螢火の瞬きで拾い集め
溜息の渦で洗濯し
風力3の西風にさらし
9度傾いたアイロンをあて
一針一針 丁寧にかがり
ひとつの僅かな理を編む
 今朝、神霊界からの霊感を感じ、五次元の正しい考え方を広めるという新しいお役目を授かりました。これは私が皮膚感覚で感じたことであり何の裏付けもありません。
 この感得を受け、先ず、表宗主の運営する神 ...
目に映るのは地面とつま先だけだが、
歩みのそれとは別に、
不規則に左右へと揺らされる。

そんな頭に浮かぶのは、根本原理を問う声だ。
なぜ地面がここにあって、
つま先はそこへ接地するんだ? ...
わずかずつそっと注ぎ続ける
砂時計の秒速に合わせ心情を
自分から外へ流れ出ていければ
世界の想いと自分の想いと
重なりあい響きあい、透過しあう


  ☆


光と色の織りなす海
...
叔父が
よくわからないものを置いていった
キッチンテーブルの上にある黒いそれ
「お母さん、これなあに?」
「さあ、いったい何でしょう」
知らないうちにミサイルが
説明もなく
市街地に配備される
守るのか的になるのか
紙一重

ミサイルめがけて
ミサイルが飛んでくる
そういう日は
ある日突然に



{引用=
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
抒情詩 Ⅰ岡部淳太郎自由詩3*25/11/16 13:59
ツボに指自由詩6+*25/11/16 13:28
午後の一幕馬後の竹の子自由詩025/11/16 12:29
風邪ただのみきや自由詩725/11/16 11:37
冬陽喫茶大島俳句225/11/16 10:30
魔女たちへの予言秋葉竹自由詩325/11/16 9:18
その月をみられるのはそのときだけ自由詩225/11/16 9:10
結婚は、りつ自由詩4*25/11/15 22:12
夢の足跡花野誉自由詩1225/11/15 20:34
小春日和の昆虫採集(改訂)ひだかたけし自由詩725/11/15 20:08
健全という幻想と病いとしての夢物語百(ももと読...散文(批評...4*25/11/15 20:00
円谷幸吉花形新次自由詩225/11/15 19:44
つぶらなひとみ多賀良ヒカル自由詩325/11/15 16:17
銀杏迷路wc自由詩9*25/11/15 15:40
意味を、ください鏡ミラー文志自由詩6*25/11/15 15:36
海王星からの光の定期便歌留多カタリ自由詩6*25/11/15 13:46
The worst自由詩625/11/15 12:47
豆花そらの珊瑚自由詩10*25/11/15 12:13
東京日記弥生 陽自由詩6*25/11/15 10:56
神様は宝くじを買えないイオン自由詩525/11/15 10:07
今日の独り言zenyam...自由詩3*25/11/15 6:10
ほんとうの憧憬秋葉竹自由詩125/11/15 4:55
錠剤≪タブレット≫(譲渡済み)武下愛自由詩2*25/11/15 3:13
小林よしのり『コロナ論』シリーズを巡って鏡ミラー文志散文(批評...3*25/11/14 22:12
詩、りつ自由詩3*25/11/14 22:02
クレクレ星人の独り言「新しいお役目」29ジム・プリマ...散文(批評...025/11/14 21:36
揺らぎ、混沌へ泡沫の僕自由詩125/11/14 20:42
五行歌、遡行・美しき朝のことひだかたけし自由詩625/11/14 19:25
暗黒物質やまうちあつ...自由詩125/11/14 14:28
物騒自由詩4*25/11/14 12:45

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加筆訂正:
結婚は、/りつ[25/11/16 10:37]
加筆
豆花/そらの珊瑚[25/11/15 18:01]
少し修正しました
豆花/そらの珊瑚[25/11/15 13:08]
少し加筆しました
詩、/りつ[25/11/14 22:12]
改題
0.3sec.